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辻村 塊 陶展|日本橋髙島屋 本館6階 美術画廊で壺・花器・茶碗・食器の新作展(7/15-20)

辻村 塊 陶展

開催期間:7月15日〜7月20日

辻村 塊 陶展
(出典: 日本橋髙島屋公式サイト)
会期はいつまで?平日と週末どちらが落ち着いて見られそうですか?
会期は2026年7月15日(水)〜20日(月・祝)の6日間です。土・日・祝日を挟むため、ゆっくり見たい場合は平日(15日水・16日木・17日金)の来場が落ち着きやすい傾向にあります。最新の混雑状況は美術画廊(03-3211-4111)にご確認ください。
辻村塊さんはどんな陶芸家ですか?
1976年奈良県生まれ。1994年に父である陶芸家・辻村史朗氏に師事し、2000年に独立。奈良県桜井市に窯を築き、伊賀・粉引・唐津・井戸・志野など桃山時代の茶陶を源流とする多彩な技法で、壺・花入・茶碗・食器を制作されています。土味を活かした作風は料理や花を引き立てるとして料理人や愛好家から長く支持されています。

日本橋髙島屋S.C.本館6階の美術画廊で、2026年7月15日(水)から20日(月・祝)までの6日間、「辻村 塊 陶展」が開催されます。奈良県桜井市に拠点を構える陶芸家・辻村塊(つじむら かい)氏が、伊賀・粉引・唐津など多彩な作風で生み出した壺、花器、茶碗、食器の新作を一堂に展観する個展です。

父であり同じく陶芸家の辻村史朗氏のもとで土に親しみ、独立して四半世紀。土味を活かした力強い造形は、料理や花を引き立てる器として料理人や愛好家から長く支持されてきました。本展は梅雨明けから盛夏へと向かう週に重なる6日間限定の会期で、土と炎が生んだ景色を間近に味わえる機会です。

辻村塊氏のプロフィールと作陶の歩み

辻村塊氏は1976年奈良県生まれ。1994年に父である陶芸家・辻村史朗氏に師事し、2000年に独立、自ら窯を築いて奈良県桜井市を拠点に制作を続けています。父・史朗氏は奈良の山中に居を構え、自らの手で家を建て、窯を築いた独学の陶芸家として知られ、その背中を間近で見ながら塊氏は若くして土に向き合うことになりました。

独立から四半世紀を超える歩みのなかで、塊氏の手は伊賀、信楽、粉引、唐津、井戸、志野など、桃山時代の茶陶を源流とする多様な技法を横断してきました。一つの様式に閉じこもらず、土と炎が生む偶発的な景色を活かしながら、自身の器の言葉として再構成していく姿勢が、作風の核にあります。

多彩な技法を横断する作風

伊賀焼は三重県・伊賀地方を産地とし、桃山時代には「ゆがみ」や「へこみ」を意識的に造形し、薪窯の灰が降りかかってできるビードロや焦げを景色として愛でる文化を育てました。塊氏の伊賀の壺や花入も、こうした古伊賀の系譜を受け継ぎながら、現代の暮らしや茶席に置いてなお凛とした存在感を放ちます。

一方、粉引は朝鮮半島由来の白化粧土を掛けて素地の鉄分を白くまろやかに見せる技法で、唐津は鉄絵や斑唐津など九州の陶芸の系譜です。同じ作家の手から出たとは思えないほど質感の異なるこれらの器が、辻村塊氏の場合は同じ土俵に並んで、互いに引き立て合う関係をつくっています。

本展の見どころ — 壺・花器・茶碗・食器の新作

辻村塊氏の作品(出典: 日本橋髙島屋公式サイト)
会期中に展観される辻村塊氏の作品の一例(出典: 日本橋髙島屋公式サイト)

本展では、壺・花器・茶碗・食器という日常から茶席まで幅広い領域の新作が一堂に並びます。メインビジュアルに使われている「伊賀花入」は径13×高さ35cmと、床の間や玄関に置いても十分な存在感のある縦長の姿です。古伊賀に通じる粗い土肌と、薪窯の炎が描く緋色や灰被りの景色をたっぷりと味わえる一点と見られます。

茶碗や食器は、辻村塊氏の器がプロの料理人から重用されてきたことを思い出させるラインナップになりそうです。土の質感が前面に出た器は、青菜や根菜、出汁の利いた汁物、季節の果物といった日本の家庭料理を素直に引き立てます。花器は伊賀のほか粉引や唐津の器が出る可能性もあり、夏花から秋の枝物まで季節を通して使い回せる懐の深さが期待できます。

会場と開催概要

催事名辻村 塊 陶展
会期2026年7月15日(水)〜20日(月・祝)
会場日本橋髙島屋S.C.本館6階 美術画廊
住所東京都中央区日本橋2-4-1
出品作家辻村 塊(つじむら かい、1976年奈良県生まれ)
出品予定壺、花器、茶碗、食器などの新作
問い合わせ本館6階 美術画廊(代表)03-3211-4111

日本橋髙島屋S.C.本館6階には、本展が開かれる「美術画廊」のほか、「美術画廊X」「美術工芸サロン」の3つのスペースがあり、絵画・工芸の個展や企画展が常時並行して開催されています。会期中の同時期には、中北紘子個展や古谷宣幸展なども告知されており、本館6階フロア全体を回遊しながら現代の美術・工芸に触れることができます。

器を見るときの楽しみ方 — 伊賀・粉引・唐津の見分け

同じ作家の手による作品でも、技法の系譜を知って眺めると景色の見え方は大きく変わります。伊賀の器は素地そのものを高温で焼き締め、松の薪の灰が溶けて緑色のビードロや焦げをつくる「景色」が見どころです。古伊賀の水指や花入には「耳」と呼ばれる左右一対の小さな装飾が付くことが多く、これが伊賀ならではのリズムを生みます。

粉引は素地に白化粧土を掛けてから釉薬を施す技法で、釉の貫入や使ううちに染み込む「雨漏り」と呼ばれる景色が育っていきます。唐津は鉄絵や斑唐津、絵唐津など装飾の幅が広く、土の柔らかな質感に絵付けの余韻が重なります。それぞれの背景を踏まえて壺や茶碗を眺めると、辻村塊氏の手仕事のなかで桃山以来の茶陶の系譜が現代に蘇っているのが見えてきます。

まとめ

項目内容
催事名辻村 塊 陶展
会期2026年7月15日(水)〜20日(月・祝)
会場日本橋髙島屋S.C.本館6階 美術画廊
作家辻村 塊(1976年奈良県生まれ、奈良県桜井市で制作)
出品壺・花器・茶碗・食器などの新作
問い合わせ本館6階 美術画廊 03-3211-4111

会期は7月15日(水)から20日(月・祝)までの6日間と短く、土曜・日曜・祝日を挟むため、平日と週末で会場の雰囲気が変わる可能性があります。気になる壺や花入があれば、会期前半のうちに足を運ぶ予定を立てておくと安心です。

この記事は日本橋髙島屋公式サイトの情報をもとに編集部が再構成したものです。掲載写真の出典: 日本橋髙島屋公式サイト。作家の経歴・作風についてはかみ屋(辻村史朗 略歴)伊賀焼振興協同組合などを参照しました。最新の開催状況・価格は公式サイトでご確認ください。