横浜高島屋 TSUNAGU ACTION(ツナグアクション) ― 館内常設の衣料品・コスメ・羽毛ふとん回収
ベストカレンダー編集部
2026年6月30日
横浜高島屋では、不要になった衣料品・コスメ・羽毛ふとんを店頭で常時受け付ける常設の回収拠点を館内に設けている。買い替えのついでに館内で手放し、循環の入口に乗せるという発想で、買い物動線のなかにサステナブルな選択肢を組み込んでいるのが特徴だ。本記事は、各フロアの回収窓口と対象品、注意点、コスメ/羽毛ふとんの回収で発行されるクーポン券の使い方までを編集部視点で整理した。
横浜高島屋「TSUNAGU ACTION」とは ― 館内に置かれた常設の回収窓口
「TSUNAGU ACTION」は、横浜高島屋が掲げる「この地球を、次の世代へ。」というテーマのもとに展開している常設のサステナブル活動である。中心となるのは、髙島屋グループが企業横断で進める循環型ブランドプロジェクト「Depart de Loop(デパート デ ループ)」で、リサイクル技術を持つ提携先と協働して回収・再資源化・再販まで一気通貫の循環を目指している。
横浜高島屋が独特なのは、「サステナブル週間」のような期間限定の催事ではなく、館内の複数フロアに常設の回収拠点を置いている点だ。衣料品は5階、コスメは4階、羽毛ふとんは7階と、扱う売場のすぐそばに置かれており、買い物のついでに立ち寄れる動線設計になっている。
| カテゴリ | 回収場所 | 対象 | クーポン |
|---|---|---|---|
| 衣料品 | 5階 シーズンスタイルラボ | 衣料品全般(一部除外あり) | 対象外 |
| コスメ | 4階 ベルサンパティック | 使わなくなったメイク用品、化粧品の空容器 | 1点につき100円券1枚 |
| 羽毛ふとん | 7階 寝具[nishikawa] | 羽毛ふとん(ダウン率50%以上) | 1点につき100円券1枚 |
持ち込めるのは、横浜高島屋で買ったものに限らない。他店・他ブランドで購入したものも対象で、新品・中古の別も問わないという、間口の広さも常設らしい設計といえる。
衣料品の回収(5階)― Depart de Loopで「服から服へ」
5階シーズンスタイルラボに置かれた回収ボックスでは、衣料品全般を受け付けている。集まった服は提携先で繊維原料などに再資源化され、新しい衣料品や製品に生まれ変わる。横浜高島屋は、回収にあたって「お洗濯をした状態で持ち込むこと」「ポケットの中身を必ず確認すること」を案内している。一度預けた品物は返却されないため、思い出のある服や貴重品の取り扱いには注意したい。
対象になるもの/ならないもの
- 受け付ける
- 洋服全般(メンズ・レディース・キッズ問わず)。穴あき・破れ・軽いシミがあるものも回収可能。
- 受け付けない
- 制服類、肌着・下着類、着物・帯、鞄や靴などの雑貨類、シーツ・布団などの寝具類。
循環の仕組みについては、髙島屋が国内のリサイクル企業と組んで運用しているプロジェクト「BRING™」が下支えしており、JEPLAN社が企画運営している。ポリエステル100%の衣料品はケミカルリサイクルで再生ポリエステルに戻され、髙島屋オリジナル商品やブランドとの協働商品に再生される流れだ(髙島屋公式「衣料品再生プロジェクト」の説明より)。
コスメと羽毛ふとんの回収 ― クーポン券が発行される2窓口
4階ベルサンパティックでは、使い切れずに残ったメイク用品と化粧品の空容器を受け付けている。対象は口紅・パウダータイプのアイシャドウやファンデーション・粉おしろい・ペンシルタイプのアイライナー・パウダー/練りタイプのチークやハイライトなどで、クリームやリキッド(液体)タイプのメイク用品、ブラシなどの雑貨類は対象外となっている。容器は「プラマーク」の記載がある中身を洗浄したプラスチック素材のみで、ガラス瓶やスプレー缶、チューブタイプは持ち込みできない。
7階の寝具[nishikawa]ショップでは、羽毛ふとんの回収ボックスを設置している。集めた羽毛は分別・洗浄を経てリサイクルダウンとして再生される。中わたが羽毛以外のもの、ダウン率50%未満のフェザーふとん、肌掛けふとんは対象外となる点に注意したい。羽毛ふとんは配送による持ち込みも受け付けているが、送料は利用者負担となる。
クーポン券の使い方
コスメと羽毛ふとんの2カテゴリにかぎり、1点引き渡すごとに館内で使える100円分のクーポン券が1枚発行される。1回あたり1人9点までの引き渡しが上限なので、最大で900円分の券を受け取れる計算になる。
- クーポン券は買上税込2,000円ごとに1枚利用可能(レシート合算は不可)
- 1回の買い物につき9枚までが上限
- 有効期限は券面記載のとおり
- 商品券・金券類、特選・インターナショナルブティックス、宝飾品・時計・眼鏡サロン、食料品、喫茶・レストラン、各SCの専門店など、使えない売場やブランドが定められている
- 髙島屋のデビットカード・クレジットカードと併用する場合、券利用分(100円)はポイント・歩引対象外
有効期限と利用対象外の売場は変更されることがあるため、使う前に券面と売場の案内を確認しておきたい。
まとめ ― 髙島屋の循環型ビジネスのなかでの位置づけ
髙島屋グループは、ESGレポートや「サステナビリティ」「環境」のページで、循環型ビジネスを軸の1つに据えている。プラスチック製レジ袋・紙製の食料品用手提袋を有料化し、オンラインストアでは「エコ包装」を選べる仕組みを公式に整えてきた経緯がある。「Depart de Loop」の常設回収は、こうした包装の見直しや循環型商品の販売とセットで運用されている取り組みだ。
横浜高島屋の館内回収は、リサイクル系列ごとに窓口・引き換え条件を分けながら、買い物導線のなかに自然に組み込まれている点が特徴的である。買い替えのタイミングで古いものを手放せば、館内の買い物や催事の合間に持ち込みを済ませやすい。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | TSUNAGU ACTION(Depart de Loop 常設回収) |
| 場所 | 横浜高島屋 5階/4階/7階の各窓口 |
| 主な対象 | 衣料品・コスメ(使いかけ+空容器)・羽毛ふとん |
| 持ち込み条件 | 他店購入品もOK、新品・中古問わず、洗浄してから持参 |
| クーポン | コスメ・羽毛ふとんは1点100円券(1人9点まで) |
| 注意 | 一度預けた品物は返却不可、対象外の素材・タイプあり |
常設の取り組みなので急ぐ必要はないが、対象品目や持ち込み条件、クーポン券の利用対象外売場は更新されることがある。買い替えで古いものを整理するタイミングに合わせて、訪れる前にいちど公式サイトで最新の案内を確認しておきたい。
この記事は横浜高島屋公式サイトの情報をもとに編集部が再構成したものです。掲載写真の出典: 横浜高島屋公式サイト。最新の取り扱い・価格は公式サイトでご確認ください。プロジェクト全体の仕組みについては、髙島屋公式「サステナブル活動TSUNAGU ACTIONの推進」、髙島屋公式「衣料品再生プロジェクト」、髙島屋公式「循環型ビジネス」を参照しました。