不快指数の計算(気温と湿度から)
不快指数の段階の目安と、気温・湿度の早見表
不快指数は、気温と湿度から蒸し暑さを表す指数です。次の段階表は一般に使われる目安で、国の機関が定めた区分ではありません。気象庁は、不快指数85で93%の人が蒸し暑さのため不快感を感じると説明しています。
| 不快指数 | 体感の目安 |
|---|---|
| 55未満 | 寒い |
| 55以上60未満 | 肌寒い |
| 60以上65未満 | 何も感じない |
| 65以上70未満 | 快い |
| 70以上75未満 | 暑くない |
| 75以上80未満 | やや暑い |
| 80以上85未満 | 暑くて汗が出る |
| 85以上 | 暑くてたまらない |
気温と湿度の早見表(不快指数)
| 気温\湿度 | 40% | 50% | 60% | 70% | 80% | 90% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 20℃ | 64.7 | 65.3 | 65.8 | 66.4 | 66.9 | 67.5 |
| 22℃ | 67.1 | 67.9 | 68.6 | 69.4 | 70.1 | 70.9 |
| 24℃ | 69.5 | 70.5 | 71.4 | 72.4 | 73.3 | 74.3 |
| 26℃ | 71.9 | 73.1 | 74.2 | 75.4 | 76.5 | 77.7 |
| 28℃ | 74.3 | 75.7 | 77.0 | 78.4 | 79.7 | 81.1 |
| 30℃ | 76.8 | 78.3 | 79.8 | 81.4 | 82.9 | 84.5 |
| 32℃ | 79.2 | 80.9 | 82.6 | 84.4 | 86.1 | 87.9 |
| 34℃ | 81.6 | 83.5 | 85.5 | 87.4 | 89.3 | 91.3 |
| 36℃ | 84.0 | 86.1 | 88.3 | 90.4 | 92.5 | 94.7 |
不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3。風・日射・服装・個人差は入らないので、体感と必ずしも一致しません(気象庁)。 熱中症の危険の判断には使わず、暑さ指数(WBGT)を環境省の熱中症予防情報サイトで確認してください。
使い方・計算のしかた
- 使い方: 気温(℃)と相対湿度(%)を入れると、不快指数と体感の目安の段階を出します。ボタンはありません。
- 式: 不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×気温−14.3)+46.3。内訳の表に3つの項を出します。
- 段階: 小数第1位に四捨五入した不快指数で、55・60・65・70・75・80・85の境で段階を分けます(以上〜未満)。
- 熱中症: 熱中症の判断には使えません。暑さ指数(WBGT)を環境省の熱中症予防情報サイトで確認してください。
よくある質問
不快指数の計算式は?
不快指数=0.81×気温(℃)+0.01×相対湿度(%)×(0.99×気温−14.3)+46.3 です。例えば気温30℃・湿度80%なら、0.81×30+0.01×80×(0.99×30−14.3)+46.3 = 82.9 です。気温と湿度だけで決まり、風や日射は入りません。式は Thom (1959) による、日本で一般に使われる形です。
不快指数はいくつから不快ですか?
気象庁は「不快指数85で93%の人が蒸し暑さのため不快感を感じる」と説明しています(気象庁「湿度・気圧・日照時間について」)。段階の目安は、55未満が寒い、55以上60未満が肌寒い、60以上65未満が何も感じない、65以上70未満が快い、70以上75未満が暑くない、75以上80未満がやや暑い、80以上85未満が暑くて汗が出る、85以上が暑くてたまらない、という形で一般に使われています。この段階表は一般に使われる目安で、国の機関が定めた区分ではありません。
不快指数で熱中症の危険はわかりますか?
わかりません。不快指数は気温と湿度から蒸し暑さを表す目安で、熱中症の危険度を判定する指標ではありません。熱中症の予防には、湿度・日射や地面からの照り返し(輻射)・気温の3つを取り入れた暑さ指数(WBGT)を使います。環境省の熱中症予防情報サイトで、地点ごとの暑さ指数の予測と実況を確認してください。
不快指数と暑さ指数(WBGT)はどう違いますか?
不快指数は気温と湿度の2つだけから計算します。暑さ指数(WBGT)は、湿度・日射や輻射・気温の3つを組み入れた、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、熱中症の予防に使われます(環境省)。同じ気温・湿度でも、日なたと日かげでは暑さ指数が大きく違います。不快指数にはその違いが入りません。
気温30℃のとき、湿度が何%で不快指数85になりますか?
気温30℃では、湿度がおよそ93.5%のとき不快指数が85に届きます(式を湿度について解いた値)。気温が低いほど、85に届くには高い湿度が要ります。下の早見表で、気温と湿度の組み合わせごとの値を確認できます。
小数の扱いは?段階はどの値で決めますか?
不快指数は小数第1位に四捨五入して表示し、段階もその表示した値で決めます。例えば計算の途中の値が74.96なら、表示は75.0で、段階は「やや暑い」(75以上)になります。気温は−30〜50℃、湿度は0〜100%(どちらも小数は1桁まで)の範囲で計算します。範囲の外はエラーにして、四捨五入はしません。
気象庁の天気予報に不快指数は出ますか?
気象庁は、不快指数を統計の種目に含めていません。気象庁の説明では、体感の蒸し暑さは気温と湿度だけでなく風速などにも左右されるため、不快指数だけでは必ずしも体感と一致しないとされています。目安の一つとしてお使いください。
2026年10月6日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月4日)。出典: 気象庁「湿度・気圧・日照時間について」(「不快指数85で93%の人が蒸し暑さのため不快感を感じる」。気温と湿度だけでは体感と必ずしも一致しない。取得日 2026-10-04) / 環境省 熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)」(熱中症予防には暑さ指数を使う。取得日 2026-10-04) / (参考)Industrial Health 49(1) の総説(労働安全衛生総合研究所 公開 PDF)。参考文献に Thom EC, Bosen JF (1959) The discomfort index, Weatherwise 12 が挙がっています。式そのものの出典ではなく、不快指数の背景を知るための参考です(取得日 2026-10-04)