原価率と粗利の計算(売価・原価から)

原価率

40%

粗利 6,000円・粗利率 60%

原価 4,000円 ÷ 売価 10,000円 = 40%

税抜同士で計算します(税率は国税庁・2026年10月4日確認)。原価率=原価÷売価、粗利率(売価値入率)=粗利÷売価、原価値入率(マークアップ率)=粗利÷原価。

目安です。実際の売価は競合・手数料・値引きなどで決まります。決算・税務の判断は税理士へ。

売価10,000円
原価4,000円
粗利(売価−原価)6,000円
原価率(原価÷売価)40%
粗利率(粗利÷売価)60%
売価値入率(粗利÷売価。粗利率と同じ値)60%
原価値入率(マークアップ率。粗利÷原価)150%

原価率・粗利率・値入率(売価値入率・原価値入率)の違い

原価率と粗利率(売価値入率)はどちらも売価が分母で、足すと100%になります。一般に単に「値入率」といえば売価値入率で、粗利率と同じ値です。粗利÷原価は原価値入率(マークアップ率)で、分母が原価なので大きな数字になります(粗利率が50%なら原価値入率は100%)。税込・税抜が混ざると率がずれるので、売価・原価とも税抜に揃えて入れてください。

粗利率(売価値入率)と原価値入率の対応(粗利率→原価値入率→原価率)

粗利率(売価値入率)原価値入率(マークアップ率)原価率
10%11.11%90%
20%25%80%
25%33.33%75%
30%42.86%70%
40%66.67%60%
50%100%50%
60%150%40%
70%233.33%30%
75%300%25%
80%400%20%

粗利(売上総利益)は、売価から原価を引いた額です。ここから人件費・家賃などの経費を引いたものが営業利益で、固定費・変動費から損益分岐点を求めるときは損益分岐点の計算をお使いください。

仕入れ数と売れ残りから粗利を出す

仕入れ数・仕入れ単価・売価・売れた数から、粗利と売れ残りの原価を出します。売れ残りは原価のまま在庫として残るので、売れた分の粗利とは分けて見ます。

粗利 16,000円

売れ残り 20個の原価 6,000円 は在庫として残ります(損失ではありません)。売上から仕入れ総額を引いた回収差額は 10,000円 です。

売上(売れた数×売価)40,000円
売れた分の原価24,000円
粗利(売上−売れた分の原価)16,000円
粗利率(粗利÷売上)40.0%
売れ残り20個
売れ残りの原価6,000円
仕入れ総額30,000円
仕入れ額に対する回収差額(売上−仕入れ総額)10,000円

粗利=売れた数×(売価−仕入れ単価)、売れ残りの原価=売れ残り数×仕入れ単価。粗利率は小数第2位を四捨五入した小数第1位までです。値引き・廃棄・消費税・手数料は入っていません。

計算のしかた

  • 売価と原価から: 売価と原価を税抜で入れると、原価率・粗利・粗利率(売価値入率)・原価値入率(マークアップ率)を出します。
  • 原価と目標原価率から: 売価=原価÷原価率。円未満は切り上げ、実際の原価率も表示します。
  • 売価と原価率から: 原価=売価×原価率。銭(1/100円)未満は四捨五入し、粗利は売価−その原価で出します(足すと売価に合います)。
  • 丸め: 式は整数のまま計算し、率は小数第3位を四捨五入(小数2桁)、金額は小数2桁までで末尾の0を落として表示します。

よくある質問

原価率・粗利・粗利率の計算式は?

原価率=原価÷売価、粗利=売価−原価、粗利率=粗利÷売価です。売価10,000円・原価4,000円なら、原価率40%、粗利6,000円、粗利率60%です。原価率+粗利率=100%になります。

値入率とは?粗利率・マークアップ率との違いは?

一般に単に「値入率」といえば、売価値入率(値入額÷売価)を指します。値入額が粗利と同じなら、売価値入率は粗利率(粗利÷売価)と同じ値です。一方、粗利÷原価は原価値入率(マークアップ率)で、分母が原価なので大きな数字になります。売価10,000円・原価4,000円なら、粗利6,000円で、売価値入率(粗利率)は60%、原価値入率(マークアップ率)は150%です。値入は売る前に決める予定の利益、粗利は売った結果の利益、という違いもあります(値引き・ロスがあれば粗利は値入より小さくなります)。このページは両方を並べて表示します。

原価と目標原価率から売価を出すには?

売価=原価÷原価率です。原価4,000円・原価率30%なら、4,000÷0.3=13,333.33円です。このページは円未満を切り上げ(13,334円)、目標の原価率を超えないようにして、そのときの実際の原価率を表示します。

消費税は入れて計算しますか?

税抜同士で計算してください。税込の売価と税抜の原価を混ぜると、率がずれます。例えば、税抜10,000円(税率10%で税込11,000円)・原価4,000円の原価率は40%ですが、税込11,000円で割ると約36.36%になります。税率は標準10%・軽減8%です(国税庁)。

原価率が100%、または売価が原価より低いときは?

原価率100%は粗利0円・粗利率(売価値入率)0%・原価値入率0%です。原価が売価を上回ると粗利はマイナス(赤字)で、率もマイナスで表示します。原価が0円のときは、原価値入率は計算できません。

原価率の目安はどのくらいですか?

業種・商品で大きく違うので、このページでは目安の数字は示しません。自社の過去の実績や、業界団体・取引先の資料と比べてください。

この結果は価格・会計の判断に使えますか?

計算の目安です。実際の売価は競合・需要・手数料・値引き・在庫の評価方法などで決まります。決算・税務の判断は税理士にご相談ください。

2026年10月6日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月4日)。出典: 国税庁「消費税の軽減税率制度について」(標準税率10%・軽減税率8%。取得日 2026-10-04)

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