時候の挨拶 月別の例文一覧
手紙やビジネス文書の書き出しに使う時候の挨拶を、1月から12月まで例文つきでまとめました。「立春の候」のように二十四節気の名を使う語は、その年に使える期間を日付で載せています。
今日は 2026年9月24日(木)
いまの節気の挨拶は 秋分の候 9月23日(水)〜10月7日(水)
次の寒露(10月8日(木))からは「寒露の候」。9月の例: 初秋の候・新秋の候・爽秋の候。10月の例: 秋冷の候・錦秋の候・紅葉の候。
月別の時候の挨拶(例文)
漢語調は改まった手紙・ビジネス向け、口語調は親しい相手向けです。結びの挨拶は手紙の終わりに使います。
1月の時候の挨拶睦月
- 漢語調(◯◯の候)
- 初春の候新春の候厳寒の候寒冷の候酷寒の候
- 口語調
- 新春とはいえ、厳しい寒さが続いております。
寒さがひとしお身にしみるころとなりました。 - 結びの挨拶
- 寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。
本年も変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
「初春」「新春」は松の内(1月7日、地域により15日)までに使うのが一般的です。
2月の時候の挨拶如月
- 漢語調(◯◯の候)
- 余寒の候残寒の候春寒の候梅花の候向春の候
- 口語調
- 立春を過ぎても、なお寒い日が続いております。
梅のつぼみもふくらみ、春の訪れが待たれるころとなりました。 - 結びの挨拶
- 余寒なお厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
春の訪れも間近です。お元気でお過ごしください。
「余寒」「残寒」は立春のあとの寒さを指すので、立春(2月4日ごろ)より前には使いません。
3月の時候の挨拶弥生
- 漢語調(◯◯の候)
- 早春の候浅春の候春暖の候軽暖の候萌芽の候
- 口語調
- 日ごとに暖かくなってまいりました。
春の陽ざしが心地よいころとなりました。 - 結びの挨拶
- 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
春風に誘われて、ますますのご活躍をお祈りいたします。
上旬は「早春」「浅春」、下旬は「春暖」のように、月の中でも寒暖に合わせて選びます。
4月の時候の挨拶卯月
- 漢語調(◯◯の候)
- 陽春の候春暖の候桜花の候春風の候仲春の候
- 口語調
- 桜の花が咲きそろい、春たけなわとなりました。
やわらかな春の陽ざしが心地よい季節となりました。 - 結びの挨拶
- 新年度のご多忙の折、くれぐれもご自愛ください。
花冷えの折、お体を大切になさってください。
「桜花の候」は桜の時期に合わせます。北日本では5月にずれることもあります。
5月の時候の挨拶皐月
- 漢語調(◯◯の候)
- 新緑の候若葉の候薫風の候惜春の候向暑の候
- 口語調
- 若葉の緑がまぶしい季節となりました。
風薫るさわやかな季節を迎えました。 - 結びの挨拶
- さわやかな季節、ますますのご健勝をお祈りいたします。
季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
「惜春」は過ぎゆく春を惜しむ語で、上旬に向きます。
6月の時候の挨拶水無月
- 漢語調(◯◯の候)
- 梅雨の候入梅の候向暑の候初夏の候麦秋の候
- 口語調
- 梅雨入りし、うっとうしい日が続いております。
紫陽花が雨に映える季節となりました。 - 結びの挨拶
- 梅雨冷えの折、お体を大切になさってください。
暑さに向かう折、どうぞご自愛ください。
「入梅の候」は入梅(6月11日ごろ)から使います。梅雨入りが遅い地域では「向暑の候」が無難です。
7月の時候の挨拶文月
- 漢語調(◯◯の候)
- 盛夏の候猛暑の候炎暑の候酷暑の候仲夏の候
- 口語調
- 梅雨明けとともに、本格的な暑さがやってまいりました。
暑さが日ごとに増してまいりました。 - 結びの挨拶
- 暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。
夏風邪など召されませぬよう、お気をつけください。
暑中見舞いは梅雨明けから立秋(8月7日ごろ)の前日までに出します。
8月の時候の挨拶葉月
- 漢語調(◯◯の候)
- 残暑の候晩夏の候残炎の候納涼の候秋暑の候
- 口語調
- 立秋を過ぎても、厳しい暑さが続いております。
朝夕はいくらかしのぎやすくなってまいりました。 - 結びの挨拶
- 残暑厳しき折、どうぞご自愛ください。
夏の疲れが出るころです。お体を大切になさってください。
「残暑」は立秋のあとの暑さです。立秋(8月7日ごろ)からは暑中見舞いではなく残暑見舞いになります。
9月の時候の挨拶長月・今月
- 漢語調(◯◯の候)
- 初秋の候新秋の候爽秋の候秋涼の候清涼の候
- 口語調
- 朝夕はめっきり涼しくなってまいりました。
秋風が心地よい季節となりました。 - 結びの挨拶
- 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
実りの秋、ますますのご活躍をお祈りいたします。
残暑が続く上旬は「初秋」「新秋」、涼しくなる下旬は「爽秋」「秋涼」が合います。
10月の時候の挨拶神無月・来月
- 漢語調(◯◯の候)
- 秋冷の候錦秋の候紅葉の候秋晴の候仲秋の候
- 口語調
- 秋も深まり、木々も色づいてまいりました。
さわやかな秋晴れが続いております。 - 結びの挨拶
- 朝夕冷え込んでまいりました。どうぞご自愛ください。
実り多き秋となりますよう、お祈り申し上げます。
「紅葉の候」「錦秋の候」は紅葉の時期に合わせ、下旬に向きます。
11月の時候の挨拶霜月
- 漢語調(◯◯の候)
- 晩秋の候深秋の候向寒の候霜寒の候落葉の候
- 口語調
- 木枯らしが吹き、冬の訪れを感じるころとなりました。
落ち葉が舞い、秋の深まりを感じます。 - 結びの挨拶
- 寒さに向かう折、くれぐれもご自愛ください。
日増しに寒くなってまいります。お風邪など召されませぬよう。
立冬(11月7日ごろ)を過ぎると暦の上では冬で、「向寒」「初冬」の語が合います。
12月の時候の挨拶師走
- 漢語調(◯◯の候)
- 師走の候初冬の候寒冷の候歳晩の候季冬の候
- 口語調
- 今年も残りわずかとなりました。
寒さもひとしお身にしみる季節となりました。 - 結びの挨拶
- ご多忙の折、どうぞご自愛のうえ、よいお年をお迎えください。
来る年もよろしくお願い申し上げます。
「歳晩」は年の暮れを指し、下旬に向きます。
二十四節気の時候の挨拶と使える期間(2026年)
「◯◯の候」は、その節気の日から次の節気の前日までに使います。日付は国立天文台の暦計算に基づく2026年の値です。
2026年の二十四節気と、節気の名を使う時候の挨拶の期間 | 時候の挨拶 | 使える期間 |
| 小寒の候 | 1月5日(月)〜1月19日(月) |
| 大寒の候 | 1月20日(火)〜2月3日(火) |
| 立春の候 | 2月4日(水)〜2月18日(水) |
| 雨水の候 | 2月19日(木)〜3月4日(水) |
| 啓蟄の候 | 3月5日(木)〜3月19日(木) |
| 春分の候 | 3月20日(金)〜4月4日(土) |
| 清明の候 | 4月5日(日)〜4月19日(日) |
| 穀雨の候 | 4月20日(月)〜5月4日(月) |
| 立夏の候 | 5月5日(火)〜5月20日(水) |
| 小満の候 | 5月21日(木)〜6月5日(金) |
| 芒種の候 | 6月6日(土)〜6月20日(土) |
| 夏至の候 | 6月21日(日)〜7月6日(月) |
| 小暑の候 | 7月7日(火)〜7月22日(水) |
| 大暑の候 | 7月23日(木)〜8月6日(木) |
| 立秋の候 | 8月7日(金)〜8月22日(土) |
| 処暑の候 | 8月23日(日)〜9月6日(日) |
| 白露の候 | 9月7日(月)〜9月22日(火) |
| 秋分の候 | 9月23日(水)〜10月7日(水) |
| 寒露の候 | 10月8日(木)〜10月22日(木) |
| 霜降の候 | 10月23日(金)〜11月6日(金) |
| 立冬の候 | 11月7日(土)〜11月21日(土) |
| 小雪の候 | 11月22日(日)〜12月6日(日) |
| 大雪の候 | 12月7日(月)〜12月21日(月) |
| 冬至の候 | 12月22日(火)〜翌年1月4日(月) |
二十四節気の日付は国立天文台の公表値と照合しています。 → 出典と精度
時候の挨拶の書き方
手紙は頭語・時候の挨拶・安否の挨拶・本文・結びの挨拶・結語の順に書きます。
頭語と結語「拝啓」で始めたら「敬具」、より改まった「謹啓」なら「謹白」で結びます。
時候の挨拶頭語のあと一字空けて続けます。漢語調は「秋冷の候、」のように読点でつなぎます。
安否の挨拶「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」(ビジネス)、「皆様お元気でお過ごしのことと存じます」(個人)。
結びの挨拶相手の健康や繁栄を願うことばで締め、結語で終えます。
時候の挨拶のよくある質問
時候の挨拶とは何ですか?
手紙の頭語(拝啓など)のすぐあとに書く、季節を表すあいさつです。改まった手紙では「秋冷の候」のような漢語調、親しい相手には「朝夕涼しくなってまいりました」のような口語調を使います。
「◯◯の候」の「候」はどう読みますか?
「こう」と読みます。「時節」「ころ」という意味で、「秋冷の候」は「秋の冷ややかさを感じるころ」となります。あとに「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」のような安否のあいさつを続けます。
時候の挨拶は新暦と旧暦のどちらの季節で選びますか?
月の語は新暦(いまのカレンダー)の月に合わせて選ぶのが一般的です。ただし「立春」「立秋」など二十四節気の名を使う語は、その節気の期間に使います。2026年の期間はこのページの節気の表にあります。
今(2026年9月24日)使える節気の時候の挨拶は?
いまは秋分の期間(9月23日(水)〜10月7日(水))なので「秋分の候」が使えます。次の寒露は10月8日(木)からで、そこからは「寒露の候」になります。
暑中見舞いと残暑見舞いの境目はいつですか?
立秋です。梅雨明けから立秋の前日までが暑中見舞い、立秋から8月末ごろまでが残暑見舞いです。2026年の立秋は8月7日(金)です。
2026年9月24日現在の情報です(データ最終更新: 2026年9月23日)。出典: 国立天文台 暦計算室