11月の時候の挨拶
月・旬・相手を選ぶと、手紙の書き出しと結びの1文を写せます。節気の語を使える日付も出します。
選んだ月の例文(上旬・中旬・下旬)
上で月を替えると、この表も替わります。漢語調は改まった手紙・ビジネス向け、口語調は親しい相手向けです。
「初春」「新春」は松の内(1月7日、地域により15日)までに使うのが一般的です。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 初春の候しょしゅんのこう/はつはるのこう新春の候しんしゅんのこう | 新春とはいえ、厳しい寒さが続いております。 | 寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
| 中旬 | 厳寒の候げんかんのこう寒冷の候かんれいのこう | 新春とはいえ、厳しい寒さが続いております。 | 寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
| 下旬 | 厳寒の候げんかんのこう酷寒の候こっかんのこう | 寒さがひとしお身にしみるころとなりました。 | 寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
「余寒」「残寒」は立春のあとの寒さを指すので、立春(2月4日ごろ)より前には使いません。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 向春の候こうしゅんのこう余寒の候(立春のあとに)よかんのこう残寒の候(立春のあとに)ざんかんのこう | 梅のつぼみもふくらみ、春の訪れが待たれるころとなりました。 | 春の訪れも間近です。お元気でお過ごしください。 |
| 中旬 | 春寒の候しゅんかんのこう梅花の候ばいかのこう | 立春を過ぎても、なお寒い日が続いております。 | 余寒なお厳しき折、くれぐれもご自愛ください。 |
| 下旬 | 向春の候こうしゅんのこう梅花の候ばいかのこう | 立春を過ぎても、なお寒い日が続いております。 | 余寒なお厳しき折、くれぐれもご自愛ください。 |
上旬は「早春」「浅春」、下旬は「春暖」のように、月の中でも寒暖に合わせて選びます。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 早春の候そうしゅんのこう浅春の候せんしゅんのこう | 日ごとに暖かくなってまいりました。 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
| 中旬 | 春暖の候しゅんだんのこう萌芽の候ほうがのこう軽暖の候けいだんのこう | 日ごとに暖かくなってまいりました。 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
| 下旬 | 春暖の候しゅんだんのこう軽暖の候けいだんのこう | 日ごとに暖かくなってまいりました。 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
「桜花の候」は桜の時期に合わせます。北日本では5月にずれることもあります。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 陽春の候ようしゅんのこう仲春の候ちゅうしゅんのこう桜花の候おうかのこう | 桜の花が咲きそろい、春たけなわとなりました。 | 新年度のご多忙の折、くれぐれもご自愛ください。 |
| 中旬 | 陽春の候ようしゅんのこう春暖の候しゅんだんのこう | 桜の花が咲きそろい、春たけなわとなりました。 | 新年度のご多忙の折、くれぐれもご自愛ください。 |
| 下旬 | 春風の候しゅんぷうのこう/はるかぜのこう陽春の候ようしゅんのこう | やわらかな春の陽ざしが心地よい季節となりました。 | 時節柄、どうぞご自愛ください。 |
「惜春」は過ぎゆく春を惜しむ語で、上旬に向きます。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 惜春の候せきしゅんのこう新緑の候しんりょくのこう | 若葉の緑がまぶしい季節となりました。 | さわやかな季節、ますますのご健勝をお祈りいたします。 |
| 中旬 | 若葉の候わかばのこう薫風の候くんぷうのこう | 若葉の緑がまぶしい季節となりました。 | さわやかな季節、ますますのご健勝をお祈りいたします。 |
| 下旬 | 薫風の候くんぷうのこう向暑の候こうしょのこう | 若葉の緑がまぶしい季節となりました。 | さわやかな季節、ますますのご健勝をお祈りいたします。 |
「入梅の候」は入梅(6月11日ごろ)から使います。梅雨入りが遅い地域では「向暑の候」が無難です。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 初夏の候しょかのこう/はつなつのこう麦秋の候ばくしゅうのこう/むぎあきのこう | 紫陽花が雨に映える季節となりました。 | 暑さに向かう折、どうぞご自愛ください。 |
| 中旬 | 入梅の候にゅうばいのこう梅雨の候ばいうのこう/つゆのこう | 梅雨入りし、うっとうしい日が続いております。 | 梅雨冷えの折、お体を大切になさってください。 |
| 下旬 | 梅雨の候ばいうのこう/つゆのこう向暑の候こうしょのこう | 梅雨入りし、うっとうしい日が続いております。 | 梅雨冷えの折、お体を大切になさってください。 |
暑中見舞いは梅雨明けから立秋(8月7日ごろ)の前日までに出します。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 盛夏の候せいかのこう仲夏の候ちゅうかのこう | 暑さが日ごとに増してまいりました。 | 夏風邪など召されませぬよう、お気をつけください。 |
| 中旬 | 盛夏の候せいかのこう猛暑の候もうしょのこう | 暑さが日ごとに増してまいりました。 | 暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。 |
| 下旬 | 炎暑の候えんしょのこう酷暑の候こくしょのこう | 梅雨明けとともに、本格的な暑さがやってまいりました。 | 暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛ください。 |
「残暑」は立秋のあとの暑さです。立秋(8月7日ごろ)からは暑中見舞いではなく残暑見舞いになります。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 納涼の候のうりょうのこう残暑の候ざんしょのこう | 暑さの厳しい日が続いております。 | 時節柄、どうぞご自愛ください。 |
| 中旬 | 残暑の候ざんしょのこう残炎の候ざんえんのこう | 立秋を過ぎても、厳しい暑さが続いております。 | 残暑厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
| 下旬 | 晩夏の候ばんかのこう秋暑の候しゅうしょのこう | 立秋を過ぎても、厳しい暑さが続いております。 | 残暑厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
残暑が続く上旬は「初秋」「新秋」、涼しくなる下旬は「爽秋」「秋涼」が合います。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 初秋の候しょしゅうのこう新秋の候しんしゅうのこう | 暦の上では秋ですが、まだ暑い日が続いております。 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
| 中旬 | 清涼の候せいりょうのこう新秋の候しんしゅうのこう | 朝夕はめっきり涼しくなってまいりました。 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
| 下旬 | 爽秋の候そうしゅうのこう秋涼の候しゅうりょうのこう | 朝夕はめっきり涼しくなってまいりました。 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
「紅葉の候」「錦秋の候」は紅葉の時期に合わせ、下旬に向きます。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 秋冷の候しゅうれいのこう仲秋の候ちゅうしゅうのこう秋晴の候しゅうせいのこう/あきばれのこう | さわやかな秋晴れが続いております。 | 実り多き秋となりますよう、お祈り申し上げます。 |
| 中旬 | 秋冷の候しゅうれいのこう秋晴の候しゅうせいのこう/あきばれのこう | 秋も深まり、木々も色づいてまいりました。 | 朝夕冷え込んでまいりました。どうぞご自愛ください。 |
| 下旬 | 錦秋の候きんしゅうのこう紅葉の候こうようのこう/もみじのこう | 秋も深まり、木々も色づいてまいりました。 | 朝夕冷え込んでまいりました。どうぞご自愛ください。 |
立冬(11月7日ごろ)を過ぎると暦の上では冬で、「向寒」「初冬」の語が合います。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 晩秋の候ばんしゅうのこう深秋の候しんしゅうのこう | 落ち葉が舞い、秋の深まりを感じます。 | 寒さに向かう折、くれぐれもご自愛ください。 |
| 中旬 | 落葉の候らくようのこう/おちばのこう向寒の候こうかんのこう | 木枯らしが吹き、冬の訪れを感じるころとなりました。 | 寒さに向かう折、くれぐれもご自愛ください。 |
| 下旬 | 向寒の候こうかんのこう霜寒の候そうかんのこう | 木枯らしが吹き、冬の訪れを感じるころとなりました。 | 寒さに向かう折、くれぐれもご自愛ください。 |
「歳晩」は年の暮れを指し、下旬に向きます。
漢語調は「の候」まで書き、あとに安否のあいさつを続けます。結びは会社宛・個人宛のときの文です(親しい相手は上の道具で選べます)。
| 旬 | 漢語調(読み方つき) | 口語調 | 結び |
|---|---|---|---|
| 上旬 | 初冬の候しょとうのこう/はつふゆのこう師走の候しわすのこう/しはすのこう | 寒さもひとしお身にしみる季節となりました。 | 時節柄、どうぞご自愛ください。 |
| 中旬 | 師走の候しわすのこう/しはすのこう寒冷の候かんれいのこう | 今年も残りわずかとなりました。 | 来る年もよろしくお願い申し上げます。 |
| 下旬 | 歳晩の候さいばんのこう季冬の候きとうのこう | 今年も残りわずかとなりました。 | ご多忙の折、どうぞご自愛のうえ、よいお年をお迎えください。 |
節気の語を使える日(2026年)
「寒露の候」のような節気の語は、その節気の日から次の節気の前日まで使います。月の語と違い、旬の途中で替わることがあります。日付は国立天文台の暦計算に基づく2026年の値です。
「◯◯の候」は、その節気の日から次の節気の前日までに使います。
| 節気の語 | 読み方 | 使える期間 |
|---|---|---|
| 小寒の候 | しょうかんのこう | 1月5日(月)〜1月19日(月) |
| 大寒の候 | だいかんのこう | 1月20日(火)〜2月3日(火) |
| 立春の候 | りっしゅんのこう | 2月4日(水)〜2月18日(水) |
| 雨水の候 | うすいのこう | 2月19日(木)〜3月4日(水) |
| 啓蟄の候 | けいちつのこう | 3月5日(木)〜3月19日(木) |
| 春分の候 | しゅんぶんのこう | 3月20日(金)〜4月4日(土) |
| 清明の候 | せいめいのこう | 4月5日(日)〜4月19日(日) |
| 穀雨の候 | こくうのこう | 4月20日(月)〜5月4日(月) |
| 立夏の候 | りっかのこう | 5月5日(火)〜5月20日(水) |
| 小満の候 | しょうまんのこう | 5月21日(木)〜6月5日(金) |
| 芒種の候 | ぼうしゅのこう | 6月6日(土)〜6月20日(土) |
| 夏至の候 | げしのこう | 6月21日(日)〜7月6日(月) |
| 小暑の候 | しょうしょのこう | 7月7日(火)〜7月22日(水) |
| 大暑の候 | たいしょのこう | 7月23日(木)〜8月6日(木) |
| 立秋の候 | りっしゅうのこう | 8月7日(金)〜8月22日(土) |
| 処暑の候 | しょしょのこう | 8月23日(日)〜9月6日(日) |
| 白露の候 | はくろのこう | 9月7日(月)〜9月22日(火) |
| 秋分の候 | しゅうぶんのこう | 9月23日(水)〜10月7日(水) |
| 寒露の候 | かんろのこう | 10月8日(木)〜10月22日(木) |
| 霜降の候 | そうこうのこう | 10月23日(金)〜11月6日(金) |
| 立冬の候いま | りっとうのこう | 11月7日(土)〜11月21日(土) |
| 小雪の候 | しょうせつのこう | 11月22日(日)〜12月6日(日) |
| 大雪の候 | たいせつのこう | 12月7日(月)〜12月21日(月) |
| 冬至の候 | とうじのこう | 12月22日(火)〜翌年1月4日(月) |
「◯◯の候」は、その節気の日から次の節気の前日までに使います。
| 節気の語 | 読み方 | 使える期間 |
|---|---|---|
| 小寒の候 | しょうかんのこう | 1月5日(火)〜1月19日(火) |
| 大寒の候 | だいかんのこう | 1月20日(水)〜2月3日(水) |
| 立春の候 | りっしゅんのこう | 2月4日(木)〜2月18日(木) |
| 雨水の候 | うすいのこう | 2月19日(金)〜3月5日(金) |
| 啓蟄の候 | けいちつのこう | 3月6日(土)〜3月20日(土) |
| 春分の候 | しゅんぶんのこう | 3月21日(日)〜4月4日(日) |
| 清明の候 | せいめいのこう | 4月5日(月)〜4月19日(月) |
| 穀雨の候 | こくうのこう | 4月20日(火)〜5月5日(水) |
| 立夏の候 | りっかのこう | 5月6日(木)〜5月20日(木) |
| 小満の候 | しょうまんのこう | 5月21日(金)〜6月5日(土) |
| 芒種の候 | ぼうしゅのこう | 6月6日(日)〜6月20日(日) |
| 夏至の候 | げしのこう | 6月21日(月)〜7月6日(火) |
| 小暑の候 | しょうしょのこう | 7月7日(水)〜7月22日(木) |
| 大暑の候 | たいしょのこう | 7月23日(金)〜8月7日(土) |
| 立秋の候 | りっしゅうのこう | 8月8日(日)〜8月22日(日) |
| 処暑の候 | しょしょのこう | 8月23日(月)〜9月7日(火) |
| 白露の候 | はくろのこう | 9月8日(水)〜9月22日(水) |
| 秋分の候 | しゅうぶんのこう | 9月23日(木)〜10月7日(木) |
| 寒露の候 | かんろのこう | 10月8日(金)〜10月23日(土) |
| 霜降の候 | そうこうのこう | 10月24日(日)〜11月7日(日) |
| 立冬の候 | りっとうのこう | 11月8日(月)〜11月21日(日) |
| 小雪の候 | しょうせつのこう | 11月22日(月)〜12月6日(月) |
| 大雪の候 | たいせつのこう | 12月7日(火)〜12月21日(火) |
| 冬至の候 | とうじのこう | 12月22日(水)〜翌年1月5日(水) |
選んだ月の祝日・行事(おたよりに書くこと)
手紙の本文に書ける、その月の祝日・節気・雑節・行事の日付です。日付は暦の計算から出しています。
| 日付 | 名前 | 種類 |
|---|---|---|
| 3月3日(水) | ひな祭り(桃の節句) | 行事 |
| 3月6日(土) | 啓蟄 | 二十四節気 |
| 3月18日(木) | 春の彼岸入り | 雑節 |
| 3月20日(土) | 春の社日 | 雑節 |
| 3月21日(日) | 春分の日 | 祝日 |
| 3月21日(日) | 春分 | 二十四節気 |
| 3月22日(月) | 振替休日 | 祝日 |
| 日付 | 名前 | 種類 |
|---|---|---|
| 9月1日(水) | 二百十日 | 雑節 |
| 9月8日(水) | 白露 | 二十四節気 |
| 9月11日(土) | 二百二十日 | 雑節 |
| 9月15日(水) | 十五夜(中秋の名月) | 行事 |
| 9月20日(月) | 敬老の日 | 祝日 |
| 9月20日(月) | 秋の彼岸入り | 雑節 |
| 9月23日(木) | 秋分の日 | 祝日 |
| 9月23日(木) | 秋分 | 二十四節気 |
| 9月26日(日) | 秋の社日 | 雑節 |
1〜12月の時候の挨拶の一覧
月の名を押すと、上の道具の月が替わります。旬ごとの漢語調の例と、どの旬にも使える結びです。
| 月 | 漢語調 | 結び |
|---|---|---|
| 1月睦月 | 上旬 初春の候・新春の候 中旬 厳寒の候・寒冷の候 下旬 厳寒の候・酷寒の候 | 寒さ厳しき折、どうぞご自愛ください。 |
| 2月如月 | 上旬 余寒の候・残寒の候(立春のあとに) 中旬 春寒の候・梅花の候 下旬 向春の候・梅花の候 | 春の訪れも間近です。お元気でお過ごしください。 |
| 3月弥生 | 上旬 早春の候・浅春の候 中旬 萌芽の候・軽暖の候 下旬 春暖の候・軽暖の候 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
| 4月卯月 | 上旬 仲春の候・桜花の候 中旬 陽春の候・春暖の候 下旬 春風の候・陽春の候 | 時節柄、どうぞご自愛ください。 |
| 5月皐月 | 上旬 惜春の候・新緑の候 中旬 若葉の候・薫風の候 下旬 薫風の候・向暑の候 | さわやかな季節、ますますのご健勝をお祈りいたします。 |
| 6月水無月 | 上旬 初夏の候・麦秋の候 中旬 入梅の候・梅雨の候 下旬 梅雨の候・向暑の候 | 暑さに向かう折、どうぞご自愛ください。 |
| 7月文月 | 上旬 仲夏の候・盛夏の候 中旬 盛夏の候・猛暑の候 下旬 炎暑の候・酷暑の候 | 夏風邪など召されませぬよう、お気をつけください。 |
| 8月葉月 | 上旬 納涼の候・残暑の候 中旬 残暑の候・残炎の候 下旬 晩夏の候・秋暑の候 | 時節柄、どうぞご自愛ください。 |
| 9月長月 | 上旬 初秋の候・新秋の候 中旬 清涼の候・新秋の候 下旬 爽秋の候・秋涼の候 | 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。 |
| 10月神無月 | 上旬 仲秋の候・秋晴の候 中旬 秋冷の候・秋晴の候 下旬 錦秋の候・紅葉の候 | 実り多き秋となりますよう、お祈り申し上げます。 |
| 11月霜月 | 上旬 晩秋の候・深秋の候 中旬 落葉の候・向寒の候 下旬 向寒の候・霜寒の候 | 寒さに向かう折、くれぐれもご自愛ください。 |
| 12月師走 | 上旬 初冬の候・師走の候 中旬 師走の候・寒冷の候 下旬 歳晩の候・季冬の候 | 時節柄、どうぞご自愛ください。 |
手紙の書き出しと結びの書き方
時候の挨拶は、手紙の頭語(拝啓など)のすぐあとに書く、季節を表すあいさつです。改まった手紙やビジネス文書では、「秋冷の候」のような漢語調を使い、あとに安否のあいさつを続けます。
頭語 → 時候の挨拶 → 安否のあいさつ → 本文 → 結び → 結語
- 頭語:「拝啓」(改まった手紙)。親しい相手には付けないこともあります。
- 時候の挨拶:「秋冷の候」のような漢語調。親しい相手には「朝夕涼しくなってまいりました」のような口語調。
- 安否のあいさつ:会社宛は「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」、個人宛は「ますますご清祥のこととお慶び申し上げます」。
- 本文:用件を書きます。
- 結び:「どうぞご自愛ください」など、相手の健康を気づかう一文。
- 結語:「敬具」(頭語が「拝啓」のとき)。
漢語調と口語調の使い分け
親しい相手には、「朝夕はめっきり涼しくなってまいりました」のような口語調で書きます。頭語と結語は付けなくてかまいません。
「候」の読み方
「候」は「こう」と読みます。「時節」「ころ」という意味で、「秋冷の候」は「秋の冷ややかさを感じるころ」となります。声に出して読むときは「しゅうれいのこう」です。
仕事始めのあいさつの文例
仕事始めのあいさつは、新年のおめでとうと、前の年のお礼、変わらぬお付き合いのお願いを短く重ねます。手紙やメールの頭には、1月の時候の挨拶(初春の候・新春の候)を置くとそろいます。
- 社内(朝の一言):新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
- 取引先へのメール:新春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。本年も変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。
- 取引先への電話:新年あけましておめでとうございます。旧年中はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
「初春の候」「新春の候」は松の内(1月7日、地域により15日)までに使うのが一般的です。それを過ぎたら「厳寒の候」に替えます。
節気の語が替わる日と、旬ごとの通し方(選んだ月)
「寒露の候」のような節気の語は、節気の日に替わります。上で月を替えると、この節も替わります。
2027年1月に使える節気の語の期間です。
- 冬至の候は1月4日(月)まで
- 小寒の候は1月5日(火)から1月19日(火)まで
- 大寒の候は1月20日(水)から
相手に読まれる日が1月4日(月)までなら「冬至の候」、1月5日(火)からなら「小寒の候」です。
相手に読まれる日が1月19日(火)までなら「小寒の候」、1月20日(水)からなら「大寒の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年2月に使える節気の語の期間です。
- 大寒の候は2月3日(水)まで
- 立春の候は2月4日(木)から2月18日(木)まで
- 雨水の候は2月19日(金)から
相手に読まれる日が2月3日(水)までなら「大寒の候」、2月4日(木)からなら「立春の候」です。
相手に読まれる日が2月18日(木)までなら「立春の候」、2月19日(金)からなら「雨水の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年3月に使える節気の語の期間です。
- 雨水の候は3月5日(金)まで
- 啓蟄の候は3月6日(土)から3月20日(土)まで
- 春分の候は3月21日(日)から
相手に読まれる日が3月5日(金)までなら「雨水の候」、3月6日(土)からなら「啓蟄の候」です。
相手に読まれる日が3月20日(土)までなら「啓蟄の候」、3月21日(日)からなら「春分の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年4月に使える節気の語の期間です。
- 春分の候は4月4日(日)まで
- 清明の候は4月5日(月)から4月19日(月)まで
- 穀雨の候は4月20日(火)から
相手に読まれる日が4月4日(日)までなら「春分の候」、4月5日(月)からなら「清明の候」です。
相手に読まれる日が4月19日(月)までなら「清明の候」、4月20日(火)からなら「穀雨の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年5月に使える節気の語の期間です。
- 穀雨の候は5月5日(水)まで
- 立夏の候は5月6日(木)から5月20日(木)まで
- 小満の候は5月21日(金)から
相手に読まれる日が5月5日(水)までなら「穀雨の候」、5月6日(木)からなら「立夏の候」です。
相手に読まれる日が5月20日(木)までなら「立夏の候」、5月21日(金)からなら「小満の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年6月に使える節気の語の期間です。
- 小満の候は6月5日(土)まで
- 芒種の候は6月6日(日)から6月20日(日)まで
- 夏至の候は6月21日(月)から
相手に読まれる日が6月5日(土)までなら「小満の候」、6月6日(日)からなら「芒種の候」です。
相手に読まれる日が6月20日(日)までなら「芒種の候」、6月21日(月)からなら「夏至の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年7月に使える節気の語の期間です。
- 夏至の候は7月6日(火)まで
- 小暑の候は7月7日(水)から7月22日(木)まで
- 大暑の候は7月23日(金)から
相手に読まれる日が7月6日(火)までなら「夏至の候」、7月7日(水)からなら「小暑の候」です。
相手に読まれる日が7月22日(木)までなら「小暑の候」、7月23日(金)からなら「大暑の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年8月に使える節気の語の期間です。
- 大暑の候は8月7日(土)まで
- 立秋の候は8月8日(日)から8月22日(日)まで
- 処暑の候は8月23日(月)から
相手に読まれる日が8月7日(土)までなら「大暑の候」、8月8日(日)からなら「立秋の候」です。
相手に読まれる日が8月22日(日)までなら「立秋の候」、8月23日(月)からなら「処暑の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年9月に使える節気の語の期間です。
- 処暑の候は9月7日(火)まで
- 白露の候は9月8日(水)から9月22日(水)まで
- 秋分の候は9月23日(木)から
相手に読まれる日が9月7日(火)までなら「処暑の候」、9月8日(水)からなら「白露の候」です。
相手に読まれる日が9月22日(水)までなら「白露の候」、9月23日(木)からなら「秋分の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2027年10月に使える節気の語の期間です。
- 秋分の候は10月7日(木)まで
- 寒露の候は10月8日(金)から10月23日(土)まで
- 霜降の候は10月24日(日)から
相手に読まれる日が10月7日(木)までなら「秋分の候」、10月8日(金)からなら「寒露の候」です。
相手に読まれる日が10月23日(土)までなら「寒露の候」、10月24日(日)からなら「霜降の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2026年11月に使える節気の語の期間です。
- 霜降の候は11月6日(金)まで
- 立冬の候は11月7日(土)から11月21日(土)まで
- 小雪の候は11月22日(日)から
相手に読まれる日が11月6日(金)までなら「霜降の候」、11月7日(土)からなら「立冬の候」です。
相手に読まれる日が11月21日(土)までなら「立冬の候」、11月22日(日)からなら「小雪の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
2026年12月に使える節気の語の期間です。
- 小雪の候は12月6日(日)まで
- 大雪の候は12月7日(月)から12月21日(月)まで
- 冬至の候は12月22日(火)から
相手に読まれる日が12月6日(日)までなら「小雪の候」、12月7日(月)からなら「大雪の候」です。
相手に読まれる日が12月21日(月)までなら「大雪の候」、12月22日(火)からなら「冬至の候」です。
投函してから届くまでに日がかかるので、替わり目の前後に出す手紙は、書いた日でなく届く日で選びます。
旬の途中で節気が替わるのは、どの旬か
旬を1つの節気の語で通せるかを、旬ごとに並べました。通せない旬は、月の語を選ぶと替わり目を気にせず書けます。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。冬至の候(1日〜4日)のあと、小寒の候(5日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、途中で替わります。小寒の候(11日〜19日)のあと、大寒の候(20日だけ)に替わります。
- 下旬(21日〜31日)は、大寒の候の1つで通せます。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。大寒の候(1日〜3日)のあと、立春の候(4日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、途中で替わります。立春の候(11日〜18日)のあと、雨水の候(19日〜20日)に替わります。
- 下旬(21日〜28日)は、雨水の候の1つで通せます。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。雨水の候(1日〜5日)のあと、啓蟄の候(6日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、啓蟄の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜31日)は、春分の候の1つで通せます。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。春分の候(1日〜4日)のあと、清明の候(5日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、途中で替わります。清明の候(11日〜19日)のあと、穀雨の候(20日だけ)に替わります。
- 下旬(21日〜30日)は、穀雨の候の1つで通せます。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。穀雨の候(1日〜5日)のあと、立夏の候(6日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、立夏の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜31日)は、小満の候の1つで通せます。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。小満の候(1日〜5日)のあと、芒種の候(6日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、芒種の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜30日)は、夏至の候の1つで通せます。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。夏至の候(1日〜6日)のあと、小暑の候(7日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、小暑の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜31日)は、途中で替わります。小暑の候(21日〜22日)のあと、大暑の候(23日〜31日)に替わります。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。大暑の候(1日〜7日)のあと、立秋の候(8日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、立秋の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜31日)は、途中で替わります。立秋の候(21日〜22日)のあと、処暑の候(23日〜31日)に替わります。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。処暑の候(1日〜7日)のあと、白露の候(8日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、白露の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜30日)は、途中で替わります。白露の候(21日〜22日)のあと、秋分の候(23日〜30日)に替わります。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。秋分の候(1日〜7日)のあと、寒露の候(8日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、寒露の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜31日)は、途中で替わります。寒露の候(21日〜23日)のあと、霜降の候(24日〜31日)に替わります。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。霜降の候(1日〜6日)のあと、立冬の候(7日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、立冬の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜30日)は、途中で替わります。立冬の候(21日だけ)のあと、小雪の候(22日〜30日)に替わります。
- 上旬(1日〜10日)は、途中で替わります。小雪の候(1日〜6日)のあと、大雪の候(7日〜10日)に替わります。
- 中旬(11日〜20日)は、大雪の候の1つで通せます。
- 下旬(21日〜31日)は、途中で替わります。大雪の候(21日だけ)のあと、冬至の候(22日〜31日)に替わります。
時候の挨拶のよくある質問
時候の挨拶は新暦と旧暦のどちらの季節で選びますか?
月の語は新暦(いまのカレンダー)の月に合わせて選ぶのが一般的です。ただし「立春」「立秋」など二十四節気の名を使う語は、その節気の期間に使います。2026年の期間はこのページの節気の表にあります。
暑中見舞いと残暑見舞いの境目はいつですか?
立秋です。梅雨明けから立秋の前日までが暑中見舞い、立秋から8月末ごろまでが残暑見舞いです。2026年の立秋は8月7日(金)です。
旬と節気の境目がずれるときは、どちらを使えばよいですか?
どちらでもかまいません。月の語は旬の全日に使えます。節気の語(「寒露の候」など)は期間があるので、手紙を書く日がその期間に入っているかを見ます。たとえば2026年11月は、立冬の候が11月7日(土)から始まります。上旬(1〜10日)の途中で替わるので、上旬のうちに書き終えるなら月の語が無難です。
2026年11月8日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月11日)。