香典はいくら包む?関係と年代で見る相場
この相場の元になっている調査
香典の額に法令や公的な基準はありません。このページの値は、全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)の「香典に関するアンケート調査」令和3年度(第6回)で、通夜・告別式の会葬者に包んだ額を尋ねた集計です。
- 調査期間・方法: 令和3年10月1日〜令和4年3月31日。通夜または告別式で、喪家の承諾を得て会葬者にアンケート票を配布
- 回答: 配布90,000部、有効回答5,177件(回収率5.75%)。全互協に加盟する互助会が受注した個人葬の参列者で、回答の約6割は祖父母の葬儀
- 見方: 最多回答額は最も多くの人が包んだ額、平均額は一部の高額に引っ張られて大きく出ることがあります(集計結果)
- 年代別の注意: 年代ごとの回答数は報告書にあるのが年代全体の分だけで、関係×年代の件数は載っていません。親・兄弟姉妹は回答が少なく(全年代でそれぞれ121人・84人)、年代別は参考程度に見てください
関係×年代の相場の表(最多回答額)
| 関係 | 全年代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 祖父母 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
| 親(実親・義理の親) | 100,000円 | 調査なし | 5,000円 | 50,000円 | 調査なし | 100,000円 |
| 兄弟・姉妹 | 50,000円 | 調査なし | 調査なし | 5,000円 | 調査なし | 50,000円 |
| おじ・おば | 10,000円 | 調査なし | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| そのほかの親戚 | 10,000円 | 3,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| 職場の上司・同僚・部下 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
| 職場の人の家族 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
| 取引先の人 | 10,000円 | 5,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 10,000円 |
| 友人・その家族 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
| 隣人・近所の人 | 5,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 | 5,000円 | 5,000円 |
| そのほか(恩師・教え子を含む) | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 10,000円 |
関係×年代の平均額
| 関係 | 全年代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代以上 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 祖父母 | 14,942円 | 9,076円 | 11,201円 | 11,523円 | 17,522円 | 20,596円 |
| 親(実親・義理の親) | 59,711円 | 12,667円 | 25,833円 | 97,762円 | 45,190円 | 62,878円 |
| 兄弟・姉妹 | 45,452円 | 調査なし | 19,333円 | 29,167円 | 54,000円 | 47,357円 |
| おじ・おば | 18,285円 | 28,500円 | 9,364円 | 14,839円 | 16,013円 | 24,000円 |
| そのほかの親戚 | 17,000円 | 7,300円 | 11,000円 | 12,561円 | 17,729円 | 20,850円 |
| 職場の上司・同僚・部下 | 6,204円 | 4,261円 | 5,941円 | 5,321円 | 6,970円 | 7,289円 |
| 職場の人の家族 | 5,336円 | 3,467円 | 4,120円 | 5,176円 | 6,022円 | 5,700円 |
| 取引先の人 | 7,915円 | 5,000円 | 7,100円 | 8,813円 | 7,567円 | 8,200円 |
| 友人・その家族 | 6,649円 | 3,611円 | 5,750円 | 5,744円 | 6,500円 | 7,692円 |
| 隣人・近所の人 | 6,285円 | 3,667円 | 3,800円 | 5,900円 | 6,648円 | 6,340円 |
| そのほか(恩師・教え子を含む) | 7,814円 | 4,067円 | 4,500円 | 11,636円 | 6,857円 | 8,974円 |
「調査なし」は、集計表でサンプルが得られない・僅少、または最多回答を特定できないとされた区分です(値を補っていません)。20代は調査では「10代〜20代」。職場の上司・同僚・部下は集計で「職場関係」にまとめられ(所属団体の関係者を含む)、別々の額は調査なしです。出典: 全互協 香典アンケート 令和3年度 集計結果。
親戚以外では5,000円が個人で包む額の目安とされ(取引先は10,000円)、2,000円・3,000円は同じ関係の何人かで一緒に包んだ額と推察されています(全互協の報告書)。
包み方・表書き・連名・香典辞退
- 新札は避ける: 全互協は「香典には新札は使いません」とします(全互協)。全葬連は、その理由を、新札だと事前に用意していたように捉えられるためとしています(全葬連)。
- 4・9を避ける: 金額の「4」「9」や偶数はタブーで、2千円・2万円は差し支えないとされています(全互協)。4は「死」、9は「苦」を連想させるためです(全葬連)。
- 表書き(宗教別): 仏式では、一般的には通夜から三十五日の法要までは「御霊前」、四十九日の法要からは「御仏前」を使います(全互協)。全葬連は四十九日を境に切り替えるのが一般的としつつ、宗派・地域の慣習で違うとしています。不安なら葬儀社や寺院に確認してください。神式は「御玉串料」「御榊料」、キリスト教式は「御花料」(カトリックは「御ミサ料」、プロテスタントは「献花料」)です(全葬連)。
- 浄土真宗と「御霊前」: 全互協は「御霊前」は宗教・宗派を問わず使えるとし、全葬連は浄土真宗では葬儀のときから「御仏前」を使い、「御霊前」は使わないとします(全葬連)。宗派が分かるときはそれに合わせ、不安なら葬儀社や寺院に確認してください。
- 夫婦連名: 夫の姓名を中央右側に、妻は名だけをその左側に書きます(全葬連)。
- 会社・複数名の連名: 会社として包むときは、中央に氏名、右側に会社名。部署で包むときは「○○部 一同」。複数名では、右側に代表者名、左へ年下の順に書き、3名以上は「外一同」とします(全葬連)。
- 香典辞退: 遺族の側は、辞退するときは葬儀の案内状や死亡通知に明記するよう案内されています(全葬連)。参列者の側の対応について、調査や公的な決まりは確認できていません(調査なし)。遺族の意向に沿うのが基本と考えられます。
四十九日などの日付は法要・年忌の早見で出せます。出典: 全葬連 香典袋の書き方(表書き・連名)・香典返し。
この表に入れていないもの
- 地域の違い: 報告書には地域別(10地域)の表もありますが、区分が細かく回答が少ないので、ここでは全国の値だけを使っています。地域・家の慣習で変わります。
- 法事・法要の香典(御仏前): この調査は葬儀の香典で、年忌法要の額は含みません。
- 連名・会社の額、故人との付き合いの深さ: 個人が1人で包む額の調査で、付き合いの深さによる差は入っていません(報告書も、同じ関係でも付き合いの深さで額が分かれるとしています)。
値は全互協の調査の集計結果で確かめています(2026年10月4日)。まとめサイトの数字は使っていません。
香典の相場のよくある質問
この相場は決まりですか?
決まりではありません。香典の額に法令や公的な基準はなく、このページの値は全日本冠婚葬祭互助協会が通夜・告別式の会葬者に配ったアンケート(令和3年度・回答5,177件)で、参列者が実際に包んだ額を集計した「調査の値」です。地域や家・故人との付き合いの深さで変わるので、目安として使い、迷うときは同じ立場の親族や周りの人に聞くのが確実です。
最多回答額と平均額はどちらを見ればいい?
最も多くの人が包んだ額が最多回答額で、「いくらが多いか」の目安になります。平均額は一部の高額に引っ張られるので、最多回答額より大きく出ることがあります(例: 祖父母は最多回答額5,000円に対し平均額14,942円)。このページは最多回答額を答えにして、平均額を並べています。
2,000円や3,000円の人もいるのはなぜ?
調査では、親戚以外の関係では5,000円が個人で包む額の目安とされ、2,000円・3,000円などは、同じ関係の何人かで一緒に包んだ額と推察されています(全互協の報告書)。連名で包むときは、1人あたりでなく袋に入れる額の合計で考えます。
職場の上司・同僚・部下で額は変わる?
調査の集計では「職場関係」にまとめられていて、上司・同僚・部下の別の額は公表されていません(調査なし)。職場関係の最多回答額は5,000円、平均額は6,204円です。部署や会社の連名にするかなどは、職場の慣習に合わせます。
新札は使ってもいい?4や9は?
全互協は「香典には新札は使いません」とします。全葬連は、その理由を、新札だと事前に用意していたように捉えられるためとしています。また全葬連は、4は「死」、9は「苦」を連想させるので、4・9のつく額は避けるとし、全互協は偶数もタブーとしたうえで、2千円・2万円は差し支えないとしています。
香典辞退と案内にあったら?
遺族の側は、香典を辞退するときは葬儀の案内状や死亡通知に明記するよう案内されています(全葬連)。参列者の側の対応について、調査や公的な決まりは確認できていません(調査なし)。遺族の意向に沿うのが基本と考えられます。
2026年10月6日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月4日)。出典: 全日本冠婚葬祭互助協会 香典に関するアンケート調査(令和3年度)調査概要・回答者 / 全日本冠婚葬祭互助協会 香典に関するアンケート調査(令和3年度)集計結果(最多回答額・平均額) / 全日本冠婚葬祭互助協会 お葬式のマナー(Q&A 香典・新札・4と9・御霊前と御仏前) / 全日本葬祭業協同組合連合会 御仏前と御霊前(浄土真宗は御仏前・新札・4と9) / 全日本葬祭業協同組合連合会 香典袋の書き方(宗教別の表書き・夫婦連名・会社・複数名の連名・中袋) / 全日本葬祭業協同組合連合会 香典返し(香典辞退は案内状・死亡通知に明記)