繰り上げ返済でいくら得する?期間短縮型と返済額軽減型を比べる

利息の減額(期間短縮型)

439,253円

期間短縮型は残り期間が1年5か月短くなり利息が439,253円減ります。返済額軽減型は毎月3,999円減り利息が199,834円減ります。

根拠: 住宅金融支援機構「繰上返済」の2つの方法(期間短縮型・返済額軽減型)を、元利均等返済で計算(2026年10月4日確認)

目安です。金融機関・契約によって、端数の処理や手数料が違い、実際の額と数円〜数千円ずれることがあります。手数料は含みません。実際の繰り上げ返済は、ご利用の金融機関の窓口や返済シミュレーションでご確認ください。

この表の見方: 左が項目、右の3列が繰り上げ前・期間短縮型・返済額軽減型の値です。いちばん下の太字の行が、繰り上げ前との差にあたる利息の減額で、入力を変えるとこの表も変わります。
項目繰り上げなし期間短縮型返済額軽減型
残り期間25年23年7か月(1年5か月短縮)25年(同じ)
毎月の返済額79,987円79,987円(最終回 433円)75,988円(3,999円減)
繰り上げ後の元金の残高20,000,000円19,000,000円19,000,000円
これからの利息の合計3,996,020円3,556,767円3,796,186円
利息の減額—439,253円199,834円

残高(100万〜5億円の整数)・年利(0〜10%・小数は2桁まで)・残り期間(年0〜35・か月0〜11、合計1か月〜35年)・繰り上げ返済する額(1万円以上で残高まで。多くの金融機関のネットでの最低額にあわせています)を数字で入れてください。小数点以下を四捨五入はしません。

計算の仕方

毎月の返済額 = 元金×月利×(1+月利)^n ÷ ((1+月利)^n − 1)(月利=年利÷12・nは月数。円に四捨五入) / 毎月の利息 = 月初の元金の残高×年利÷12(円未満切り捨て) / 利息の減額 = 繰り上げ前の利息の合計 − 繰り上げ後の利息の合計

  • 1. 入れるのは、残高・年利・残り期間・繰り上げる額です。残高は100万〜5億円の整数、年利は0〜10%で小数は2桁まで、残り期間は年0〜35・か月0〜11で合計1か月〜35年、繰り上げる額は1万円以上で残高までです。範囲の外や数字以外、小数点のついた整数欄は、結果の表示を消して入力の案内を出します(四捨五入はしません)。
  • 2. 繰り上げ前は、毎月の返済額を上の式で出して円に四捨五入します(年利0%なら、残高を月数で割って四捨五入)。毎月の利息は、月初の残高に年利をかけて12で割り、円未満を切り捨てます。返済額から利息を引いた分が元金の返済で、最終回に残高を使い切ります。これからの利息の合計は、毎月の利息を足した値です。
  • 3. 繰り上げ後の元金の残高は、残高から繰り上げる額を引いた値です。期間短縮型も返済額軽減型も、同じ値から計算します。
  • 4. 期間短縮型は、毎月の返済額を繰り上げ前と同じにして、繰り上げ後の残高を返し続けます。その月の利息を足した残高が返済額以下になった月(または元の残り期間の月)に、残りを払って終わります。その月数が新しい残り期間で、元の残り期間との差が短くなる期間です。最終回の返済額が毎月の返済額と違うときは、「最終回 433円」のように添えて出します。
  • 5. 返済額軽減型は、残り期間を変えずに、繰り上げ後の残高を2と同じ式で返す新しい毎月の返済額を出します。繰り上げ前との差が、たとえば「3,999円減」と出ます。利息の合計は、繰り上げ後の残高で2と同じ決まりの返済の表を作り、毎月の利息を足した値です。
  • 6. 利息の減額は、繰り上げ前の利息の合計から、それぞれの利息の合計を引いた値です。繰り上げる額を残高と同じにすると完済で、これからの利息の全額が減る額になり、期間短縮型・返済額軽減型の毎月の返済額の欄は「—」と出ます。

結果の読み方

結果の読み方
結果意味
残り期間の行繰り上げ前は25年です。期間短縮型は23年7か月で終わり、1年5か月短くなります。返済額軽減型は期間を変えないので、25年のままです。
毎月の返済額の行期間短縮型は繰り上げ前と同じ79,987円を払い続け、最終回が違うときは「最終回 433円」のように添えます。返済額軽減型は新しい75,988円で、繰り上げ前より3,999円減ります。
利息の行これからの利息の合計は、繰り上げ前が3,996,020円、期間短縮型が3,556,767円、返済額軽減型が3,796,186円です。いちばん下の「利息の減額」は繰り上げ前との差で、期間短縮型が439,253円、返済額軽減型が199,834円です。大きな見出しの数は、期間短縮型の利息の減額です。
よくある間違い: 手数料を引き忘れる表の利息の減額に、手数料は入っていません。手数料を払うときは、その額を利息の減額から引いて見ます。
よくある間違い: 元利と元金を取り違える残高には元金の残高を、繰り上げる額には元金に充てる額を入れます。毎月の返済額(初期値なら79,987円)は元金と利息を合わせた額なので、繰り上げる額に入れると別の計算になります。
よくある間違い: 利息の減額を返済額全体の減りと読む利息の減額439,253円は、これからの利息が減る額です。繰り上げる額1,000,000円は元金を前倒しで返す額で、減った利息とは別です。毎月の返済額が減るのは返済額軽減型で、減る額は「毎月の返済額」の行の差3,999円です。

計算例

計算例
入力計算結果
残高2,000万円・年利1.5%・残り期間25年・繰り上げる額100万円(期間短縮型)左の入力で、繰り上げ後の残高1,900万円を同じ79,987円ずつ返すと、283か月(23年7か月)で終わり、最終回は433円です。利息は3,996,020円から3,556,767円になり、439,253円減ります1年5か月短縮・利息439,253円減
残高2,000万円・年利1.5%・残り期間25年・繰り上げる額100万円(返済額軽減型)繰り上げ後の残高1,900万円を元の残り期間25年で返すと、毎月の返済額は75,988円で、繰り上げ前より3,999円減ります。利息は3,996,020円から3,796,186円になり、199,834円減ります毎月3,999円減・利息199,834円減

2つの繰り上げ返済の方法

繰り上げ返済は、毎月の返済とは別に、元金の一部をまとめて返す方法です。期間短縮型は、毎月の返済額を変えず、完済までの期間を短くします。返済額軽減型は、返済期間を変えず、毎月の返済額を減らします。どちらも、繰り上げた元金にかかる利息がなくなります。

このページは、元利均等返済で、繰り上げる前の「残り」の元金・年利・期間から計算します。ローン全体の返済額や総返済額は、住宅ローンの返済額で、利息の日割りは利息の計算で確かめられます。

計算のしかた

毎月の返済額は、元利均等の式(元金×月利×(1+月利)^n÷((1+月利)^n−1))を円に四捨五入した額です。毎月の利息は、月初の元金残高×年利÷12の円未満切り捨てで、返済額との差が元金の返済にあたります。期間短縮型は、繰り上げた後の残高を、同じ返済額で返し続けて何か月で終わるかを数えます(最終回は残りの額)。返済額軽減型は、繰り上げ後の残高を、同じ残り期間で返す新しい返済額を出します。

繰り上げ返済のよくある質問

期間短縮型と返済額軽減型の違いは?

期間短縮型は、毎月の返済額を今までどおりにして、返済が終わるまでの期間を短くします。返済額軽減型は、返済期間を今までどおりにして、毎月の返済額を少なくします(住宅金融支援機構)。どちらも、繰り上げた元金にかかる利息がなくなるので、総返済額は減ります。

どちらのほうが利息は減りますか?

同じ額を繰り上げるなら、一般に期間短縮型のほうが、減る利息は大きくなります。毎月の返済額を変えないので、元金が早く減り、利息がつく期間が短くなるためです。返済額軽減型は、毎月の負担が軽くなるのが利点です。このページに入れた数字で、2つの減額を並べて比べられます。

計算の前提(丸め・端数)は?

住宅ローンの返済額のページ(loan-hensai)と同じ規約です。毎月の返済額は元利均等の式で出して円に四捨五入、利息は「月初の元金残高×年利÷12」の円未満切り捨て、最終回で残高を使い切ります。「残高」は、繰り上げ返済を行う直前の元金の残高、「残り期間」は、その時点からの残りの返済期間です。

入れられる範囲が住宅ローンの範囲なのはなぜ?

このページは住宅ローンの繰り上げ返済を想定し、残高100万円以上・年利10%まで・残り35年(住宅ローンの最長)まで、繰り上げ額は1万円以上(多くの金融機関のネットでの最低額)にしています。毎月の返済額は円に四捨五入するため、残高が小さい・金利が高い・期間が長い組み合わせでは、1円の繰り上げでも期間が縮んで見えるなど、丸めによる見かけの差が出るからです。この範囲の外は計算せず、金融機関の返済シミュレーションでご確認ください。

手数料や、金融機関ごとの違いは?

繰り上げ返済の手数料、最低額、受け付ける日、利息の日割りの計算、端数の処理は、金融機関によって違います。このページは手数料を含めず、毎月の返済日に繰り上げた場合の目安です。実際の額は、ご利用の金融機関の返済シミュレーションや窓口でご確認ください。

残高の全額を入れると?

繰り上げ返済額を残高と同じにすると、完済します。これからの利息の全額が減る額として出ます。

変動金利や、ボーナス払いにも使えますか?

使えません。このページは、金利が変わらない元利均等返済(ボーナス払いなし)を前提にしています。金利が変わるローンは、金利が変わるたびに計算し直してください。

2026年10月18日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月14日)。出典: 住宅金融支援機構「繰上返済」(期間短縮型・返済額軽減型の説明)

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