定年はいつ?

対象: 会社などに勤める人(民間の定年)。公務員は定年を定める法律が別です

定年退職日は2041年3月31日(日)

満60歳に達する日は2040年4月14日(土)(誕生日の前日)

生まれた年月日を、実在する日付で入れてください(1900年〜2100年)。

年齢計算ニ関スル法律・高年齢者雇用安定法で計算(2026年10月4日確認)

目安。退職日は会社の就業規則で決まります。

生年月日1980年4月15日
60歳の誕生日2040年4月15日(日)
満60歳に達する日(誕生日の前日・法律上)2040年4月14日(土)
退職日(満60歳に達した日の属する年度の末日(3月31日))2041年3月31日(日)
満65歳に達する日(会社に65歳までの雇用確保措置の義務)2045年4月14日(金)(誕生日 2045年4月15日)
満70歳に達する日(会社に70歳までの就業確保の努力義務)2050年4月14日(木)(誕生日 2050年4月15日)

退職日の決まり方は、自分の会社の就業規則で確かめて選びます。月末・年度末を「誕生日」で数える会社と、「定年の年齢に達した日(誕生日の前日)」で数える会社があり、1日生まれ・4月1日生まれは日付が変わります。この面は、月末を誕生日の月、年度末を達した日の年度で数えます。

定年に達する日と退職日の決まり方

定年に達する日と、実際に退職する日は別のものです。達する日は法律で決まり、退職日は会社の就業規則で決まります。

  1. 達する日は誕生日の前日: 年齢は出生の日から数え、期間は応当日の前日に満了します(年齢計算ニ関スル法律・民法第143条)。満60歳に達するのは、60回目の誕生日の前日です。閏日(2月29日)生まれは、平年も閏年も2月28日に達します。
  2. 定年は60歳以上: 定年を定めるなら60歳を下回れません(高年齢者雇用安定法第8条)。例外は、鉱業法の事業の坑内作業だけです(施行規則第4条の2)。
  3. 65歳までは義務: 定年が65歳未満の会社は、定年の引上げ・継続雇用制度・定年の廃止のどれかを講じなければなりません(第9条)。65歳に達する日も、誕生日の前日です。
  4. 70歳までは努力義務: 70歳までの就業確保措置を講ずるよう努めます(第10条の2。令和3年4月1日施行。厚生労働省)。定年を70歳に引き上げる義務ではありません。
  5. 退職日は就業規則: 「退職に関する事項」は就業規則に書くことになっています(労働基準法第89条第3号)。誕生日・誕生日の属する月の末日・年度末などの決め方があります。

退職日の決まり方ごとの日付と、境目の誕生日

退職日の決まり方1980年4月15日生まれ・定年60歳の退職日
誕生日当日2040年4月15日(日)
誕生日の属する月の末日2040年4月30日(月)
年度末(3月31日)2041年3月31日(日)
誕生日の前日(法律上の到達日)2040年4月14日(土)

日付が変わりやすい誕生日(1980年生まれ・定年60歳)

生年月日満60歳に達する日月末で退職年度末で退職
1980年1月1日2039年12月31日(土)
1日生まれは前月末に達する
2040年1月31日(火)2040年3月31日(土)
1980年2月29日2040年2月28日(火)
閏日生まれは2月28日に達する
2040年2月29日(水)2040年3月31日(土)
1980年3月31日2040年3月30日(金)2040年3月31日(土)2040年3月31日(土)
1980年4月1日2040年3月31日(土)
4月1日生まれは前年度に達する
2040年4月30日(月)2040年3月31日(土)
1980年4月2日2040年4月1日(日)2040年4月30日(月)2041年3月31日(日)
1980年12月31日2040年12月30日(日)2040年12月31日(月)2041年3月31日(日)

「月末で退職」は誕生日の属する月の末日、「年度末で退職」は満60歳に達した日(誕生日の前日)の属する年度の3月31日です。1日生まれの月末は、到達日(前日)の月で数える会社なら前月末になります。

この計算に入れていないもの

  • 会社ごとの決め方: 就業規則に「誕生日」「月末」「年度末」のどれを書いているか、また「達した日」と「誕生日」のどちらで数えるかは会社で違います。選択肢にない決め方(賃金の締め日など)は入れていません。
  • 定年後の働き方: 継続雇用の賃金・契約期間・条件は会社の制度で決まります。
  • 公務員: 国家公務員・地方公務員の定年は、別の法律で決まります。
  • 2月29日生まれの「誕生日当日」: 平年は3月1日として出しています(達する日の2月28日の翌日。会社により2月28日とする規定もあります)。

値は e-Gov の年齢計算ニ関スル法律・高年齢者雇用安定法・労働基準法と、厚生労働省の公表資料で確かめています。

定年のよくある質問

定年に達する日はいつ?

満60歳などの定年の年齢に達する日は、その年齢の誕生日の前日です。年齢は出生の日から数え、期間は応当日(誕生日)の前日に満了するためです(年齢計算ニ関スル法律・民法第143条)。たとえば4月15日生まれなら、60歳に達する日は4月14日です。会社が「誕生日」を定年の日と決めていれば、退職日は誕生日当日になります。

1日生まれ・2月29日生まれ・4月1日生まれはどうなる?

1日生まれは、誕生日の前日が前の月の末日になるため、達する日も前の月の末日です。4月1日生まれは、達する日が3月31日になり、前の年度に入ります。2月29日生まれは、平年も閏年も2月28日に達します(民法第143条第2項ただし書)。ただし、就業規則が「誕生日の属する月の末日」「誕生日の属する年度の末日」と書いていれば、誕生日の月・年度で数えます。1日生まれ・4月1日生まれは、会社の書き方で退職日が変わります。

定年は何歳から決められる?

定年を定めるなら、60歳を下回ることはできません(高年齢者雇用安定法第8条)。例外は、鉱業法に規定する事業の坑内作業をする労働者だけです(同法施行規則第4条の2)。

65歳まで働けるのは義務?

定年を65歳未満に定めている会社は、①定年を65歳以上に引き上げる、②継続雇用制度(希望する人を定年後も雇う制度)を入れる、③定年をなくす、のどれかを講じなければなりません(同法第9条)。継続雇用の働き方・賃金は会社の制度で変わります。

70歳まで働けるのは義務?

努力義務です。定年が65歳以上70歳未満の会社などは、70歳までの就業確保措置(定年の引上げ・継続雇用制度・定年の廃止・創業支援等措置など)を講ずるよう努めます(同法第10条の2。令和3年4月1日施行)。70歳までの定年引上げを義務づけるものではありません(厚生労働省)。

退職日は何で決まる?

会社の就業規則で決まります。労働基準法第89条は、常時10人以上の労働者を使う会社に、「退職に関する事項」を就業規則に書くことを求めています。誕生日・誕生日の属する月の末日・年度末(3月31日)などが多く、ここでは4つの決め方から選んで日付を出しています。自分の会社の規定で確かめてください。

定年退職したあとの年金はいつから?

老齢基礎年金の受給開始は原則65歳です。定年(退職日)と年金の開始は別の制度で決まります。年金の額と開始は、老齢基礎年金の面で確かめられます。

2026年10月6日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月4日)。出典: e-Gov 法令検索 年齢計算ニ関スル法律 / e-Gov 法令検索 民法(第143条 暦による期間の計算) / e-Gov 法令検索 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律(第8条 定年・第9条 65歳までの雇用確保・第10条の2 70歳までの就業確保) / e-Gov 法令検索 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律施行規則(第4条の2 法第8条の業務) / e-Gov 法令検索 労働基準法(第89条 就業規則の作成・退職に関する事項) / 厚生労働省 高年齢者雇用安定法の改正~70歳までの就業機会確保~