売上原価の計算(期首棚卸高・仕入高・期末棚卸高から)

売上原価(期首棚卸高+当期仕入高−期末棚卸高)

売上原価 8,200,000円

粗利(売上総利益) 3,800,000円・原価率 68.3%

1,200,000 + 8,500,000 − 1,500,000 = 8,200,000

出典: 算式は国税庁「青色申告の決算の手引き(一般用)」のⅠ 棚卸表の作成(2026年10月4日確認)。目安です。棚卸資産の評価の方法・値引き・返品・消費税の経理で実際の金額は変わります。申告は税務署か税理士に確認してください。

目安です。棚卸資産の評価の方法・値引き・返品・消費税の経理の方法で、実際の金額は変わります。申告は税務署か税理士に確認してください。

期首棚卸高1,200,000円
+ 当期仕入高8,500,000円
− 期末棚卸高1,500,000円
売上原価8,200,000円
売上高12,000,000円
粗利(売上総利益)= 売上高 − 売上原価3,800,000円
原価率 = 売上原価 ÷ 売上高68.3%
粗利率 = 粗利 ÷ 売上高31.7%

売上原価の考え方と計算例

売上原価は、売れた分の仕入にかかった費用です。仕入高そのものではなく、期首に在庫として持っていた分を足し、期末に売れ残った分を引いて求めます。算式は国税庁の決算の手引きにあるとおり、売上原価=期首棚卸高+当期仕入高−期末棚卸高 です。

項目金額計算
期首棚卸高1,200,000円年初の在庫
当期仕入高8,500,000円年間に仕入れた分
期末棚卸高1,500,000円年末に売れ残った在庫
売上原価8,200,000円1,200,000+8,500,000−1,500,000
粗利(売上高 12,000,000円のとき)3,800,000円12,000,000−8,200,000
原価率68.3%8,200,000÷12,000,000

原価率だけを、原価と売価から求めたいときは原価率の計算を、固定資産の費用の計算は減価償却費の計算をお使いください。棚卸高には、商品・製品・半製品・仕掛品・原材料・副産物・仕損じ品・作業くずなどを含めます。棚卸しは12月31日に行います(国税庁)。

使い方・計算のしかた

  • 使い方: 期首棚卸高・当期仕入高・期末棚卸高を円で入れると、売上原価を出します。ボタンはありません。
  • 売上高: 売上高も入れると、粗利(売上総利益)・原価率・粗利率を小数第1位まで出します。空のままなら売上原価だけです。
  • 入力の決まり: 整数(円)で 0〜1兆円。小数・マイナスはエラーです。桁区切りのカンマは3桁ごとなら入れても構いません。

よくある質問

売上原価の計算式は?

売上原価=期首(年初)の棚卸高+当期(年間)の仕入高−期末(年末)の棚卸高 です。国税庁の「青色申告の決算の手引き」に、この算式が書かれています。本年中に売れた分の仕入の費用だけが売上原価で、期末に売れ残っている分(期末棚卸高)は、次の年に回します。

計算例を教えてください。

期首棚卸高120万円・当期仕入高850万円・期末棚卸高150万円なら、売上原価は 120万+850万−150万=8,200,000円です。売上高が1,200万円なら、粗利(売上総利益)は 1,200万−820万=3,800,000円、原価率は 68.3% です。

仕入高をそのまま売上原価にしてはいけませんか?

いけません。国税庁の手引きでは、本年分の必要経費となる売上原価は、本年中の仕入高そのままではなく、棚卸高を足し引きした算式で計算した金額になると説明されています。期末に在庫が残っていれば、その分は必要経費になりません。

粗利(売上総利益)と原価率はどう計算しますか?

粗利(売上総利益)=売上高−売上原価、原価率=売上原価÷売上高×100(%)です。このページは売上高を入れると、粗利と原価率、粗利率(粗利÷売上高)を小数第1位まで出します。売上原価だけを知りたいときは、売上高の欄を空にしてください。原価率の別の求め方は、原価率の計算のページにあります。

棚卸高には何を含めますか?

国税庁の手引きでは、棚卸しをしなければならない資産として、商品、製品、半製品、仕掛品、原材料、副産物、仕損じ品、作業くずなどを挙げています。棚卸しの時期は12月31日です(年末にできないときは、前後した日に行って12月31日の分を計算します)。

製造業の場合も同じ式ですか?

製造業で原価計算を行っている場合、原材料・半製品・仕掛品の棚卸高と原材料の仕入高は、青色申告決算書の「製造原価の計算」の表に書くことになっています(国税庁「青色申告決算書(一般用)の書き方」)。このページは、商品の仕入と棚卸高だけの、一般的な売上原価の計算です。

期末棚卸高が大きすぎるとどうなりますか?

期首棚卸高+当期仕入高(その年に売れる状態だった在庫の合計)より期末棚卸高が大きいと、売上原価がマイナスになります。計算できないので、入力のまちがいを確かめてください。金額は0〜1兆円の整数(円)で入れます。小数・マイナスはエラーにして、四捨五入はしません。

税金の計算にそのまま使えますか?

目安として使ってください。実際の申告には、棚卸資産の評価の方法(原価法など)や、値引き・返品・消費税の経理の方法が関わります。判断に迷うときは、税務署か税理士に確認してください。

2026年10月6日現在の情報です(データ最終更新: 2026年10月4日)。出典: 国税庁「令和7年分 青色申告の決算の手引き(一般用)」Ⅰ 棚卸表の作成(売上原価=年初(期首)の棚卸高+年間の仕入高−年末(期末)の棚卸高。取得日 2026-10-04) / 国税庁「令和7年分 青色申告決算書(一般用)の書き方」(損益計算書の売上原価の欄。取得日 2026-10-04)

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