大栄環境、4月15日に肥前環境の株式70%取得し連結子会社化へ
ベストカレンダー編集部
2025年4月11日 18:45
肥前環境株式取得
開催日:4月15日

肥前環境株式会社の株式取得について
2025年4月15日、大栄環境株式会社は肥前環境株式会社の発行済株式総数の70%を取得し、同社を連結子会社化することを決定しました。この決定は、廃棄物処理業界におけるさらなるシェア拡大と、持続可能な循環型社会の形成に向けた重要なステップと位置付けられています。
大栄環境グループは、廃棄物の収集運搬から中間処理、再資源化、最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供し、土壌浄化や施設建設・運営管理など、幅広い環境創造に係るバリューチェーンを展開しています。このような取り組みを通じて、脱炭素社会や循環経済への転換に向けた社会課題解決に寄与する施策を推進しています。
肥前環境株式会社の事業概要
肥前環境株式会社は、佐賀県伊万里市に設立された企業で、主に最終処分事業を行っています。2025年2月14日には産業廃棄物管理型最終処分場としての施設設置許可を取得し、続いて2025年3月27日には一般廃棄物最終処分場としての施設設置許可を取得しました。
このように、肥前環境株式会社は地域に根差した事業を展開しており、九州エリアにおいても共同出資会社が公民連携事業(PPP)によるエネルギー回収施設等の整備計画を進めています。連結子会社化により、九州エリア内で完結する廃棄物処理・資源循環システムの構築が期待されており、シェア拡大につながるシナジー効果が見込まれています。
許可概要
肥前環境株式会社が取得した許可の詳細は以下の通りです。
項目 | 詳細 |
---|---|
施設の種類 | 最終処分場(管理型) |
設置場所 | 佐賀県伊万里市黒川町黒塩字飛石2109-5 外42筆 |
許可容量 | 1,104,632㎥(新設) |
許可品目 | 産業廃棄物:廃プラスチック類、金属くず、ガラスくず・コンクリートくず・陶磁器くず(自動車等破砕物を含む)、燃え殻、汚泥、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ、動物系固形不要物、ゴムくず、鉱さい、がれき類、動物のふん尿、動物の死体、ばいじん、政令第2条第13号廃棄物、廃石綿等(石綿含有産業廃棄物、水銀使用製品産業廃棄物及び水銀含有ばいじん等を含む) |
一般廃棄物:焼却残さ(燃え殻、ばいじん(水銀含有ばいじんを含む))、不燃物(石綿含有廃棄物を含む) |
大栄環境グループの今後の展望
大栄環境グループは、肥前環境株式会社の連結子会社化を通じて、地域に根差した事業の拡大を目指します。自社による計画的な管理型最終処分場の新増設に加え、新たなエリアでの管理型最終処分事業も展開し、持続可能な循環型社会の形成に貢献することを目指しています。
また、地域の環境問題に対する取り組みを強化し、廃棄物処理業界におけるリーダーシップを発揮することで、さらなる事業成長を図る方針です。このような取り組みを通じて、社会インフラの提供企業としての役割を果たし、持続可能な未来の実現に向けて努力してまいります。
関連リンク
大栄環境グループに関する詳細情報は、以下のリンクをご覧ください。
まとめ
肥前環境株式会社の連結子会社化は、大栄環境グループにとって重要な一歩であり、九州エリアでの廃棄物処理・資源循環システムの構築に寄与するものと考えられます。以下に、今回の株式取得に関する情報をまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
株式取得日 | 2025年4月15日 |
取得株式割合 | 70% |
設立場所 | 佐賀県伊万里市 |
許可取得日 | 産業廃棄物:2025年2月14日、一般廃棄物:2025年3月27日 |
許可容量 | 1,104,632㎥ |
このように、肥前環境株式会社の連結子会社化は、廃棄物処理業界における大栄環境グループのさらなる成長と、持続可能な社会の実現に向けた重要な取り組みとなります。
参考リンク: