モスの日 (記念日 3月12日)

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皆さんは「モスの日」と聞いて、どんなイメージを持たれますか?私たちの日常に溶け込んでいるハンバーガーチェーンの一つ、「モスバーガー」に関する記念日ですが、実はこの日には深い意味が込められています。

モスの日の由来

モスバーガーの誕生

1972年、東京都品川区大崎に本社を置く株式会社モスフードサービスにより、「モスの日」が制定されました。これは、モスバーガーの最初の実験店が開店した記念すべき日にちなんでいます。当時、その店舗はわずか2.8坪の小さな空間でしたが、そこから日本全国、さらには海外へとその名を広げていくことになります。

創業当初からの理念、「感謝される仕事をしよう」という思いは、今日に至るまで変わることなく、毎年この日を通じて、お客様や地域の方々への感謝の気持ちを表しています。

特に、1997年からは感謝の意を込めて、植物の栽培セットや種のプレゼントを実施しており、これはモスバーガーの環境への配慮や、生命を育む喜びを共有する試みとしても捉えられます。

モスバーガーの名前に込められた意味、Mountain、Ocean、Sunは、創業者の櫻田慧氏が人間や自然への深い愛情を持ち、理想の人間集団を目指した願いから来ています。実は、この名前には別の由来もあるとされ、モスフードサービス設立前の会社名「Merchandising Organizing System」の頭文字を取ったという説もあります。

モスバーガーの特徴と展開

日本人の好みに合わせたハンバーガー

日本人の好みに合わせ、厳選された素材を使用し、注文を受けてから作る「アフターオーダー方式」を採用している点が、モスバーガーの大きな特徴です。この方式は、スローフードの要素を取り入れており、食材本来の味を大切にする姿勢が感じられます。

国内では日本マクドナルドに次ぐ第2位のシェアを誇り、2018年時点で国内外に合わせて1706店舗を展開しています。国内全47都道府県に店舗があり、海外ではアジアを中心に多くの国々に進出しています。

モスの日を通じて感じること

感謝の気持ちを形にする

モスの日に実施される植物の栽培セットや種のプレゼントは、ただのサービスではありません。これは、地球環境への配慮と、命の大切さを伝えるモスバーガー独自の試みと言えるでしょう。私たちもこのような取り組みを通じて、日々の生活の中で環境への感謝と配慮を忘れずにいたいものです。

また、モスバーガーの展開する店舗や、そのメニューには、日本の四季や地域性を反映したものが多く、これもまた日本の文化や伝統を大切にする姿勢の表れでしょう。モスバーガーの試みは、ただのハンバーガーチェーンにとどまらず、日本文化の発信基地ともなっています。

私たちがモスの日に思いを馳せるとき、それは単に美味しいハンバーガーを食べることだけではなく、感謝の心を育み、地球環境や社会に対する配慮を深める良い機会となるのです。モスバーガーのこれからの展開と、私たちの生活にもたらすプラスの影響に期待したいですね。