九十九島せんぺいの日 (記念日 9月19日)
さて、皆さんは「九十九島せんぺいの日」をご存じでしょうか?この記念日は、長崎県佐世保市に本社を置く株式会社九十九島グループが制定し、新しい食文化の創造として地元の銘菓を広めるために設けられました。
九十九島せんぺいの日の起源と意義
記念日の由来とその語呂合わせ
「九十九島せんぺいの日」の日付は、その名の通り「く(9)じゅうく(19)」と読む語呂合わせから選ばれました。この記念日は、地元佐世保市の名物として次世代にも愛されるよう願いを込めて定められています。
創業者の「世の中にない、新しい郷土の名物をつくりたい」という強い想いから生まれた「九十九島せんぺい」。亀甲型の形とピーナッツの散りばめは、西海国立公園の九十九島を象徴しています。
2023年(令和5年)には、一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されたことで、その存在がより一層広く認知されることとなりました。
私自身も、この風味豊かなせんぺいを口にするたびに、佐世保市の自然の美しさや、創業者の情熱を感じずにはいられません。
九十九島せんぺいの歴史
戦後間もない1948年(昭和23年)、佐世保市で始まった小さなお菓子屋さんが「九十九島せんぺい」の始まりです。甘いものが貴重だった時代に、お客様が持参した粗糖を使ってせんべいを作り始めたのです。
そして1951年(昭和26年)、小麦粉を主原料とした「九十九島せんぺい」が誕生。多くの人々に愛され、「九十九島せんぺい本舗」が設立されるに至りました。
現在でも、その変わらぬ味わいを守りつつ、新しいお菓子の創作に励んでいる姿は、地域に根ざした企業の姿勢として非常に感銘を受けます。
九十九島せんぺいの現代における価値
「九十九島せんぺい」は、2010年から2023年にかけて14年連続でモンドセレクション最高金賞を受賞。その品質の高さが国際的にも認められています。
また、オーダーメイドせんぺいを通じて、内祝いや法要、企業PRなど、さまざまなシーンで利用されているのも特筆すべき点です。お客様一人ひとりのニーズに合わせた商品提供は、まさに時代のニーズに応える企業のあり方と言えるでしょう。
九十九島グループの多角的な事業展開
九十九島せんぺい以外のブランド展開
九十九島グループは、「九十九島せんぺい本舗」だけでなく、オーダーメイドせんぺいに特化した「ROKUMUSUBI」や、オランダのチーズケーキを楽しめる「タンテ・アニー」など、多様なブランドを展開しています。
フレンチトースト専門店「Ivorish(アイボリッシュ)」や、長崎の美味しいお菓子を届ける「長崎銘菓」、洋菓子店「赤い風船」といった店舗も人気です。
これらのブランドは、それぞれが独自の魅力を持ち、長崎の食文化をさらに豊かにしています。私たちの生活に潤いと喜びをもたらす九十九島グループの事業展開は、まさに創業者の夢を実現していると言えるでしょう。
九十九島せんぺいの日を楽しむ方法
地元の銘菓としての楽しみ方
「九十九島せんぺいの日」を迎えた際には、この地元の銘菓を味わいながら、九十九島の自然の美しさや、地域の歴史を感じ取るのはいかがでしょうか?
また、オーダーメイドせんぺいを通じて、自分だけのオリジナルせんぺいを作るのも、特別な記念日の過ごし方となるでしょう。個人的には、そんなオリジナリティ溢れる商品に、人々の創造性や想いが反映されることに大きな魅力を感じます。
せんぺいを囲みながら、家族や友人と会話を楽しむひとときは、日常に彩りを加える素晴らしい機会です。このような小さな幸せが、私たちの文化や伝統を次世代に繋げていくのですね。