初心者でも簡単!ジャガイモの植え付け方と育成ガイド
ベストカレンダー編集部
2025年03月8日 22時14分

ジャガイモの植え付けってどうやるの?
ジャガイモは、芽出しをしてから、幅60〜70cm、深さ10cmの植え溝に30cm間隔で植えます。土が5cmかかるようにします。
ジャガイモはいつ植えるのがいいの?
ジャガイモの植え付け時期は春作が3月から4月中旬、秋作が8月下旬から9月が適期です。初心者には春作がおすすめです。
ジャガイモを育てるための基本知識
ジャガイモ(学名:Solanum tuberosum)は、南アメリカのアンデス山脈が原産のナス科の植物です。日本では、家庭菜園でも人気の作物で、栽培が比較的容易であるため、初心者にもおすすめです。ジャガイモは、様々な料理に使われるため、家庭で育てると非常に実用的です。
ジャガイモの栽培には、春作と秋作の2回の植え付け時期があります。春作は3月から4月中旬、秋作は8月下旬から9月が適期です。特に春作が初心者にはおすすめです。
ジャガイモの栽培カレンダー
作業 | 春作 | 秋作 |
---|---|---|
種イモの購入 | 12月下旬〜4月中旬 | 8月中旬〜9月 |
植え付け | 3月〜4月中旬 | 8月下旬〜9月 |
収穫 | 6月中旬 | 11月〜12月 |
植え付け前の準備とポイント
ジャガイモを育てるためには、まず土作りが重要です。以下のポイントに注意して準備を進めましょう。
- 土壌の準備: ジャガイモは酸性土壌を好むため、石灰を使用しないようにします。酸度は5.5〜6.0が理想です。1㎡あたり完熟堆肥2〜3kgと成分8-8-8程度の化成肥料を施し、よく耕しておきます。
- プランターや袋での栽培: プランターは深さ30cm以上のものを使用し、土は市販の野菜用培養土を使います。培養土の袋で育てる場合は、底に排水用の穴を開けることを忘れずに。
- 種イモの選び方: 農林水産省の検査機関に合格した種イモを選びます。サイズは1kgあたり20個程度の小さなものが理想です。
種イモの準備と植え付け方法
ジャガイモの栽培は、以下のステップで進めます。
- 芽出し: 植え付けの2〜3週間前に、日なたに種イモを並べて芽出しを行います。これにより、発芽が揃い、その後の生育が良くなります。
- 種イモの切断: 50g以上の大きな種イモは、芽が出ている部分を残して切ります。切り口には草木灰を付けて、直射日光で1日天日干しします。
- 植え付け: 幅60〜70cm、深さ10cmの植え溝を掘り、30cm間隔で種イモを植えます。土が5cm上にかかるくらいが目安です。
育成管理とポイント
ジャガイモの生育には、以下の管理が必要です。
- 芽かき: 芽が5cm程度に成長したら、硬くて良い芽を残し、他を引き抜きます。通常は2〜3本残すのが良いとされています。
- 土寄せ: 1回目の土寄せは芽かき後に行います。土に追肥を混ぜた後、軽く土寄せを行います。
- 病害虫対策: 害虫や病気に気を付け、見つけたら捕殺や天然成分の殺虫剤を使用します。
収穫とその後の管理
ジャガイモの収穫時期は、葉の7〜8割が黄色くなった頃が目安です。収穫は晴天が続いて土が乾いている時に行い、掘ったジャガイモは風通しの良い日陰で乾かします。
収穫後は、腐らないように風通しの良い日陰で保管し、湿気を避けるために新聞紙などで包んで保存します。
まとめ
作業 | ポイント |
---|---|
土作り | 酸性土壌を好む。石灰は使用しない。 |
種イモの選定 | 検査合格の種イモを選ぶ。 |
芽出し | 日なたで芽を出させる。 |
植え付け | 30cm間隔で植え、土が5cm上にかかるように。 |
芽かき・土寄せ | 芽かき後に土寄せを行う。 |
収穫 | 葉が黄色くなった頃に晴天の日に行う。 |
ジャガイモの栽培は、初心者でも比較的簡単に行えるため、家庭菜園にぴったりの作物です。手間をかけずに育てられるジャガイモをぜひ育ててみてください。