隠し縫いの基本と手法を学ぶ:美しい仕上がりを実現する技法
ベストカレンダー編集部
2025年03月30日 17時47分

手縫いの技法としての隠し縫いの魅力
手縫いの技法の中でも、隠し縫いは特に人気が高い方法です。隠し縫いは、表から縫い目が見えないため、仕上がりが非常に美しく、さまざまな用途に応じて使うことができます。特に、ズボンやスカートの裾上げ、ワッペンの取り付け、返し口の閉じなどに適しています。この技法をマスターすることで、手作りのアイテムがさらに引き立つことでしょう。
今回は、隠し縫いの基本的な手法やその種類、コツについて詳しく解説します。手縫い初心者の方でも簡単に実践できる内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
隠し縫いの基本と種類
隠し縫いにはいくつかの種類があり、それぞれ用途や仕上がりに違いがあります。以下に代表的な隠し縫いの種類を紹介します。
- ななめまつり:スカートやパンツの裾に使われる基本的な隠し縫いです。
- 奥まつり:ズボンやスカートの裾上げに適しており、裏側からも縫い目が目立たない方法です。
- コの字まつり:布のオモテにもウラにも縫い目が出ないため、返し口を閉じる際に使います。
- たてまつり:アップリケやゼッケンをつける際に使われる縫い方です。
- 奥たてまつり:ハワイアンキルトなどで、縫い目を目立たせたくない時に使用します。
これらの手法を使い分けることで、様々な場面で活用できます。例えば、スカートの裾上げには「奥まつり」を使うと、裏側も美しく仕上がります。
隠し縫いの手順とコツ
それぞれの隠し縫いの手法について、具体的な手順を見ていきましょう。
1. ななめまつりのやり方
ななめまつりは、スカートやパンツの裾上げによく使われる技法です。以下の手順で行います。
- まず、布を三つ折りにし、しつけをかけます。
- 折り山の際から針を出し、布の裏側を小さくすくいます。すくう部分は1mm程度が目安です。
- 次に、少し進んだ折り山に針を出し、これを繰り返します。
- 最後に、表布をすくったところで玉どめをし、糸をカットします。
表から見ると、小さな縫い目がぷつぷつと見えますが、目立たない糸を使えばほとんど見えません。
2. 奥まつりのやり方
奥まつりは、特に丁寧に仕上げたい時に使います。手順は以下の通りです。
- 布端を端ミシンで始末し、二つ折りにしたところにしつけをかけます。
- 布端を手前に折り返し、小さくすくいます。
- 表布も同様に小さくすくい、これを繰り返します。
- 表布をすくったところで玉どめをし、糸を切ります。
仕上がりは、表から見ると非常に美しく、裏側も目立たない縫い目ができます。
3. コの字まつりのやり方
コの字まつりは、返し口を閉じる際に最適な方法です。手順は次の通りです。
- 玉結びをして、布の内側から針を刺し、折り山のてっぺんに通します。
- 糸が出ている真下の、手前側の折り山を3~4mmすくいます。
- 同様に奥側の折り山も3~4mmすくいます。
- これを繰り返し、糸をきゅっと引けば縫い目が目立たなくなります。
この方法は、布のオモテにもウラにも縫い目が出ないため、非常に使いやすいです。
4. たてまつりのやり方
たてまつりは、アップリケやバイアステープを裏側で縫い止めるときに使います。手順は以下の通りです。
- 折り山から針を出し、真上の裏布に針を刺します。
- そのまま手前の生地まで斜めに通し、これを繰り返します。
- 表側で玉どめをし、糸を切ります。
裏側には、ななめに縫い目ができ、アクセントになります。
5. 奥たてまつりのやり方
奥たてまつりは、たてまつりの縫い目を目立たせたくないときに使います。手順は以下の通りです。
- 折り山から針を出し、真上の裏布に針を刺します。
- 手前の生地まで斜めに通し、これを繰り返します。
- 表に糸が出たところで玉どめをし、糸を切ります。
奥たてまつりは、表から見るとほとんど縫い目が見えず、非常に美しい仕上がりになります。
まとめ:隠し縫いの技法をマスターしよう
隠し縫いは、手縫いの中でも特に美しい仕上がりを実現できる技法です。用途に応じたさまざまな方法を使い分けることで、手作りのアイテムがより魅力的になります。以下に、今回紹介した隠し縫いの技法をまとめます。
縫い方 | 用途 | 特徴 |
---|---|---|
ななめまつり | 裾上げ | 基本的な隠し縫い |
奥まつり | 丁寧な裾上げ | 裏側も目立たない |
コの字まつり | 返し口を閉じる | オモテにもウラにも縫い目が出ない |
たてまつり | アップリケ | 縦の縫い目がアクセントになる |
奥たてまつり | 目立たせたくない場合 | ほとんど見えない仕上がり |
これらの技法を習得し、実際に手作りのアイテムに活用することで、より一層お裁縫を楽しむことができるでしょう。手縫いの魅力を存分に味わいながら、素敵な作品を作り上げてください。