11月9日公開!研修効果を高めるTSUISEEレポート後編の内容とは

HRダダレポート公開

開催日:11月9日

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研修が無駄とされる理由って何?
研修が無駄とされるのは、現場から「必要ない」との声が上がることや、効果測定が不十分で成果が見えにくいからです。
研修の効果を高める方法ってあるの?
効果を高めるには、PDCAサイクルを活用して効果測定を行い、上司や先輩のサポートを強化することが重要です。
「研修は無駄なのか?」「私たちが研修を無駄にしてしまっているのか?」効果の分からない教育研修にPDCAサイクルを。研修効果測定サーベイ「TSUISEE」の解析データをもとにした、調査レポート後編が公開 画像 2

研修の必要性とその効果

株式会社Maxell’s HOIKOROは、研修の効果を測定し、人材育成を実現するためのサーベイアプリケーション「TSUISEE」を提供しています。この度、コンサルティングファームの株式会社Consulente HYAKUNENと共同で行ったオンラインイベント「HRダダ」にて、研修効果に関する調査レポートの後編を公開しました。このレポートでは、研修が無駄とされる背景やその改善策について詳しく述べられています。

研修が無駄だとされる理由の一つは、現場から「この研修は必要ない」といった声が上がることです。しかし、経営や人事部の観点からは、必要な内容であれば廃止するわけにはいきません。そこで求められるのは、研修の効果を明確に示し、現場にとって有益なものにすることです。これを実現するためには、研修効果の測定と、さらにその効果を高めるためのPDCAサイクルの活用が不可欠です。

PDCAサイクルの重要性

PDCAサイクルは、1950年代にアメリカの統計学者W・エドワーズ・デミングによって提唱されたフレームワークで、品質管理や業務改善に広く活用されています。しかし、教育研修の分野では、このPDCAサイクルが十分に機能していない現状があります。多くの企業が実施する研修は、研修後の効果測定が不十分であり、結果として「やりっ放し」の状態になっていることが多いのです。

例えば、研修後に参加者に対してアンケートを実施することは一般的ですが、その内容が「満足度」に偏りがちです。満足度が低いという結果が出ても、具体的な改善策を導き出すことは難しく、結果的に研修が続けられることになります。このような状況では、PDCAサイクルの「Check(評価)」が無意味になってしまいます。

研修効果を高めるためのアプローチ

研修の効果を高めるためには、まず研修内容の見直しが重要です。研修は、現場では学べない知識やスキルを提供することが求められます。特に、中長期的な視点で重要なコンピテンシーやモノの見方を教えることが、研修の目的となります。しかし、研修が現場で評価されるためには、学んだことを実際に応用できる自信や動機を高める必要があります。

調査によると、外発的な動機とエフィカシー(自己効力感)の2つの要素が研修効果を高める上で重要です。しかし、多くの研修ではこれらの要素が低い水準にあることが示されています。したがって、研修デザインや教え方を工夫することが求められます。

研修外部の要素の影響

研修効果を高めるためには、研修外の要素も重要です。特に、上司や先輩のサポートが研修効果に大きな影響を与えることが研究で明らかになっています。研修参加者を取り巻く環境が、研修の成果に直結するため、組織全体での取り組みが必要です。

具体的には、上司や先輩が研修内容を理解し、参加者をサポートすることで、研修の効果を最大限に引き出すことが可能です。このような環境を整えることが、研修の効果を向上させる鍵となります。

まとめ

今回のHRダダレポート第六号では、研修の効果を高めるための様々なアプローチが紹介されています。研修が無駄にされないためには、効果測定を行い、PDCAサイクルを適切に活用することが重要です。また、研修外の要素が研修効果に与える影響を考慮し、組織全体でのサポートを強化することも必要です。

以下に、今回のレポートで取り上げた内容をまとめた表を示します。

要素 内容
研修の必要性 現場からの声を反映しつつ、必要な研修は継続する。
PDCAサイクル 効果測定を行い、改善策を導き出す。
研修内容の見直し 中長期的な視点で重要な知識やスキルを教える。
研修外の要素 上司や先輩のサポートを強化する。

このように、研修の効果を高めるためには、様々な要素を考慮し、組織全体での取り組みが求められます。詳細な内容は、HRダダレポート第六号を参照してください。

参考リンク: