小田原漁港で魚の魅力を体験!あじ・地魚まつりで寿司作りも楽しめる

小田原あじ・地魚まつり

開催日:11月12日

小田原あじ・地魚まつり
小田原あじ・地魚まつりってどんなイベントなの?
小田原あじ・地魚まつりは、地元の魚介類を使って食べたり触ったり捌いたりする体験を通じて魚の魅力を伝えるイベントだよ。
寿司職人の体験内容はどんなことをするの?
寿司職人の体験では、アジを捌いて寿司を作る過程を学ぶことができるよ。新鮮な魚を使って自分だけの寿司を握る体験ができるんだ。
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小田原市の漁港と体験イベントの魅力

2024年11月12日、神奈川県小田原市で開催された「あじ・地魚まつり」は、地元の魚介類の魅力を体験を通じて伝えるイベントです。このイベントには、株式会社Carry Onの水産販売部の従業員が寿司職人として参加し、魚の魅力を直接体感してもらう機会を提供しました。

近年、日本人の魚介摂取量が減少している中で、魚を食べたり、触ったり、捌いたりすることで、魚介類の魅力を再発見し、摂取量を増加させることを目的としています。

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小田原漁港の概要

小田原漁港は、神奈川県西部に位置し、相模湾に面した日本の三大深湾の一つとされています。この漁港では、年間3,000トンの漁獲高があり、その97%は定置網漁によるもので、相模湾で捕れる魚は約1,300種に及びます。

小田原漁港の特徴は、沖に出て数分で水深1,000m以上の海域に到達できる点です。この海域には、以下の二つの海水層があります:

  • 表層の黒潮系海水:温かい海水が流れ、多様な魚が相模湾に運ばれてきます。
  • 親潮系海水:北からの冷たい海水が水深約250mから1,000m付近に流れ込み、豊富な栄養をもたらします。

これらの海水層が相まって、小田原漁港では多くの種類の魚が獲れるのです。

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あじ・地魚まつりの内容

毎年開催される「小田原あじ・地魚まつり」は、今年のテーマを「体験」「体感」とし、参加者が実際に魚を食べたり、触ったり、捌いたりすることで、魚の魅力を深く知ることを目的としています。

イベントの内容は多岐にわたり、以下のようなプログラムが用意されていました:

  1. 早朝に水揚げされた新鮮な地魚の販売
  2. 地魚グルメ店の出店
  3. 模擬セリへの参加体験
  4. 泳ぐ魚を直接触れることができるイベント
  5. 当日のサプライズイベント

これらの体験は、大人から子どもまで楽しむことができる内容となっており、特に注目されたのが寿司職人として参加した青木さんによる寿司・刺身づくり体験です。

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寿司・刺身づくり体験の詳細

青木さんは、前職が寿司職人であり、今回のイベントではお客様の体験教室の講師として参加しました。体験は30分のセッションを5部制に分けて行われ、200人を超える参加者が楽しむことができました。

体験内容は以下の通りです:

  • アジを捌く:骨を取り、皮を剥ぐ作業を体験します。
  • お寿司を作る:捌いたアジを使ってシャリと組み合わせ、自分だけの寿司を完成させます。

参加者は新鮮な魚を使用したお寿司を握ることができ、その美味しさに感動していました。青木さんは、参加者の笑顔を見て、非常に充実した体験であったと語っています。

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青木さんのメッセージと今後の展望

青木さんは、今回のイベントに対する感謝の気持ちを表し、他の講師たちとも協力しながらスムーズに進行できたことを嬉しく思っています。また、来場者数が例年より少なかったものの、来年はより多くのお客様を呼べるように努力する意向を示しました。

イベントを通じて、魚介摂取量の減少を防ぎ、特に若い世代に魚を身近に感じてもらうことができたと考えています。魚の捌き方を学び、新しいネタを体験することで、参加者の視野が広がることを期待しています。

さらに、株式会社小田原魚市場の社長である米山典行さんは、健康的な食生活の重要性を強調し、魚を好む人が増えることを願っています。このような未来を描く中で、今回のイベントが実現しました。

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まとめ

イベント名 内容 参加者の体験
小田原あじ・地魚まつり 魚を食べ、触り、捌く体験 新鮮な魚を使った寿司作り体験

体験を通じて得る魚の魅力は計り知れず、今後もこのような機会を提供し、一次産業の活性化へと繋げていくことが期待されています。

参考リンク: