CTCのSELMIDがデジタル庁の認証アプリ対応で12月4日よりサービス開始

SELMIDサービス開始

開催日:12月4日

SELMIDサービス開始
SELMIDって何ができるの?
SELMIDは、マイナンバーカードを使った安全な本人確認を可能にするID統合管理プラットフォームです。
どんな企業がSELMIDを使うのに向いてるの?
主にB2C向けのWebサービスを展開する企業が、複雑な認証機能を短期間で構築するのに向いています。

デジタル庁のデジタル認証アプリに対応したCTCのID基盤「SELMID」

2024年12月4日、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)は、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」に対応したCTCのID統合管理プラットフォーム「SELMID(セルミッド)」のサービスを開始しました。この新サービスにより、マイナンバーカードを用いた安全な本人確認や認証が、各種アプリやWebサービスで可能になります。

CTCは、初期費用を150万円(税抜き)から、月額50万円(税抜き)で提供し、主にB2C向けのWebサービスを展開する企業を対象にしています。SELMID全体としては、1年間で3億円の売上を目指しているとのことです。

安全な本人確認を実現するための技術的背景

オンライン認証の重要性が高まる中で、なりすましを含む不正アクセスを防ぐためには、高度な認証技術が必要です。しかし、安全な認証を実現するために、本人確認のプロセスが複雑になることもあります。

今回のサービスは、デジタル庁が提供する「デジタル認証アプリ」を通じて、マイナンバーカードを用いた簡単かつ安全な認証を実現します。このアプリは、公的個人認証サービス(JPKI)を活用し、本人確認を公的な第三者機関によって行います。

SELMIDの特長と利点

SELMIDは、B2C向けのID基盤クラウドサービスとして、アプリやWebサービスを提供する企業にとって、複雑な認証機能やID接続機能を一から開発する必要がなくなります。SELMIDに用意されたテンプレートに従って設定するだけで、短期間での構築が可能です。

さらに、既存のIDやパスワードでログインするサービスも、SELMIDを活用することで、よりセキュアなマイナンバーカードを用いた本人確認が実現できます。これにより、利用者に負担をかけることなく、正確な属性情報をアプリやWebサービスで利用することが可能になります。

CTCのSELMIDに関する実績と今後の展望

CTCは、2018年からSELMIDを提供しており、教育機関や民間企業において、学生や会員のアカウント管理および認証機能を持つIDaaS(Identity as a Service)として、多くの活用実績があります。

今後も、デジタルIDやデジタル認証に関連する機能をSELMIDに拡充し、データ流通の信頼性向上に向けた仕組みを提供することで、安心できるデジタル社会の実現に貢献していく方針です。

デジタル認証アプリのサービス事業者一覧

デジタル庁が提供するデジタル認証アプリのサービス事業者については、以下のリンクから確認できます。

まとめ

CTCのID基盤「SELMID」は、デジタル庁のデジタル認証アプリに対応し、マイナンバーカードを使用した安全な本人確認や認証を実現します。これにより、企業は複雑な認証機能を一から開発することなく、短期間でのサービス提供が可能となります。

以下に、この記事で紹介した内容を表にまとめました。

項目 内容
サービス名 SELMID
提供開始日 2024年12月4日
初期費用 150万円(税抜き)から
月額費用 50万円(税抜き)から
目指す売上 1年間で3億円
利用可能な情報 氏名・住所・生年月日・性別

このように、SELMIDはデジタル認証の分野において、企業にとって非常に有益なサービスです。今後の展開にも注目が集まります。

参考リンク: