2024年12月25日公開「医師たちの奮闘」映像アーカイブで震災医療の教訓を学ぶ

映像アーカイブ公開

開催日:12月25日

映像アーカイブ公開
この映像アーカイブって何が見られるの?
能登半島地震や豪雨での医療対応の様子を記録した映像で、医師たちの体験談や教訓が含まれています。
このプロジェクトは何のために行われているの?
被災地の医療支援経験を全国の医療関係者に伝え、次の災害対応に役立てるための資料を提供することが目的です。

能登半島地震1周年を迎えた映像アーカイブの公開

2024年12月25日、公益社団法人石川県医師会と株式会社Mutubiが共同で、能登半島地震から1年を迎えるにあたり、映像アーカイブ「医師たちの奮闘 -令和6年能登半島地震/能登豪雨–」を公開しました。このプロジェクトは、被災地の医療支援を担ってきた医師たちの経験や教訓を全国の医療関係者に伝えることを目的としています。

映像アーカイブは、能登半島地震が発生した2024年元日に始まった一連の災害に対する医療対応の様子を記録したもので、特に被災地の医療機関の院長や医師のインタビューを通じて、実際の状況を映像や記事としてまとめています。これにより、災害時における医療体制の課題や反省点を次の災害対応に活かすための重要な資料となることが期待されています。

《能登半島地震1周年》被災医師から未来への教訓と提言。映像アーカイブ30コンテンツを公開 画像 2

プロジェクトの背景と目的

このプロジェクトは、能登半島地震の発生から3日後に石川県医師会災害対策本部およびJMAT調整本部が設置・運営され、被災地の医療支援が行われたことに端を発します。特に、能登半島地域は高齢化率が48%と高く、医師の偏在が問題視されている地域でもあります。このような背景から、医療体制の強化や地域の復興を目指すことが急務となっています。

具体的には、以下のような活動が行われています。

  • 災害対応における医療機関のヒアリング
  • 医療機関の運営状況の記録
  • 映像や記事を通じた情報発信

これにより、全国の医療従事者が災害時の医療対応についての理解を深め、今後の災害に備えるための貴重な教訓を得ることが可能となります。

《能登半島地震1周年》被災医師から未来への教訓と提言。映像アーカイブ30コンテンツを公開 画像 3

映像アーカイブの内容と構成

映像アーカイブ「医師たちの奮闘」では、能登半島地震およびその後の能登豪雨における医療の現場が詳細に紹介されています。アーカイブページでは、マップ上の病院名をクリックすることで、各医療機関の映像や記事にアクセスできます。

映像には、以下のような内容が含まれています。

  1. 災害医療の指揮現場の様子
  2. 医師たちの体験談や教訓
  3. 地域の医療機関の復旧・復興に向けた取り組み

これらの情報は、医療従事者だけでなく、一般の方々にも災害時の医療の重要性を伝える役割を果たしています。

《能登半島地震1周年》被災医師から未来への教訓と提言。映像アーカイブ30コンテンツを公開 画像 4

代表者からのコメント

公益社団法人石川県医師会の会長である安田健二氏は、能登半島地震と奥能登豪雨の被害を受けた後、全国の医療関係者に伝えたい教訓をまとめることの重要性を強調しています。特に、地域の高齢化や医療過疎の問題に対処するため、災害時の医療体制の強化が求められています。

また、株式会社Mutubiの代表取締役社長である加藤愛梨氏は、被災地での取材を通じて明らかになった新たな健康問題や人口減少の影響について触れ、医師たちが自らの意思で地域の復興に向き合っている姿勢を称賛しています。

《能登半島地震1周年》被災医師から未来への教訓と提言。映像アーカイブ30コンテンツを公開 画像 5

団体概要と連絡先

以下は、今回のプロジェクトに関与した団体の概要です。

法人名 所在地 代表 設立 HP
公益社団法人石川県医師会 石川県金沢市鞍月東2丁目48番地 安田健二 1907年7月 https://www.ishikawa.med.or.jp
株式会社Mutubi 石川県金沢市此花町5番6号 加藤愛梨 2024年5月 https://mutubi.com

これらの団体は、今後も災害時の医療体制の強化や地域の復興に向けた取り組みを続けていく予定です。

能登半島地震から得られた教訓をもとに、災害時における医療体制の改善や地域の復興に向けた活動が進められることが期待されます。映像アーカイブを通じて、全国の医療関係者や一般の方々がこの貴重な経験を学び、今後の災害に備える一助となることを願っています。

参考リンク: