ドキュメンタリー映画「ぼくは風船爆弾」海外版製作へクラウドファンディング開始
ベストカレンダー編集部
2025年1月5日 18:07
映画海外版資金募集
開催期間:12月28日〜2月14日
実写&アニメーションによるドキュメンタリー映画「ぼくは風船爆弾(仮)」の海外版製作クラウドファンディング開始
2025年1月5日、株式会社ファミリーアーツは、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝える実写とアニメーションを融合したドキュメンタリー映画「ぼくは風船爆弾(仮)」の海外版製作に向けたクラウドファンディングを開始しました。このプロジェクトは、若者に平和のメッセージを届けることを目的としています。
映画「ぼくは風船爆弾(仮)」は2025年6月に国内公開を予定しており、現在はその海外版製作に向けての資金をクラウドファンディングサイト「For Good」にて募集しています。募集期間は2025年2月14日までで、目標金額は400万円です。詳細は以下のURLから確認できます。
映画「ぼくは風船爆弾(仮)」の背景と製作の目的
株式会社ファミリーアーツは、これまでに『サクラ花-桜花最期の特攻-』や『祈り-幻に長崎を想う刻-』など、戦争と平和をテーマにした映画やドキュメンタリーをプロデュースしてきました。これらの作品を通じて、戦争の悲惨さと平和の重要性を強く感じました。
戦後80年を迎えるにあたり、次の作品として「ぼくは風船爆弾」に出会い、老若男女が理解しやすい形で再現ドラマとアニメを組み合わせたドキュメンタリー映画の制作を決定しました。国内版の制作費は潮出版社が多くを負担しており、著名な出演者やスタッフが参加することで、期待以上の作品に仕上がりつつあります。
映画の製作は終わりではなく、その後の配給や宣伝が非常に重要です。国内での配信だけでなく、海外への翻訳や字幕制作、吹き替え、映画祭への出品など、多くの費用がかかります。平和は一国だけでは実現できず、次世代を担う若者たちにこの映画を通じて「戦争ほど悲惨で愚かなものはない」というメッセージを伝えたいと考えています。
クラウドファンディングの概要とリターン
「ぼくは風船爆弾(仮)」の海外版製作のためのクラウドファンディングは、以下の概要で実施されています。
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト名 | 実写&アニメ映画「ぼくは風船爆弾(仮)」を世界に届けて平和の大切さを伝えたい |
実施期間 | 2024年12月28日(土)~2025年2月14日(金) |
目標金額 | 4,000,000円 |
返礼品 | グッズ、サイン入り台本、試写会ご招待、エンドロールクレジット記載など |
その他 | 各返礼品は数量限定で、購入数が上限に達した時点で募集終了。All-in方式で、目標金額に満たない場合も計画を実行し、リターンをお届け。 |
支援金は翻訳・字幕制作費用や国際映画祭への出品費用に使用される予定です。具体的には、英語、スペイン語、中国語、韓国語の字幕制作にかかる費用や、編集費用が含まれます。
映画「ぼくは風船爆弾」の内容と出演者
原作は高橋光子著の「ぼくは風船爆弾」で、太平洋戦争末期を舞台にした物語です。風船爆弾は、敗戦が濃厚となり資源が不足した日本が秘密裏に開発した兵器であり、女学生たちが動員されて製造されました。映画では、擬人化した風船爆弾の視点から、当時の女学生たちがどのように戦争の道具として兵器を作り出していったのかを描いています。
主な出演者には、以下の方々が名を連ねています。
- 山口勝平(風船爆弾の声)
- パックン(パトリック・ハーラン)
- 塙宣之(ナイツ)
- 柴田理恵(ワハハ本舗)
- 松藤百香(ヒロイン)
監督は松村克弥、脚本は松村克弥と亀和夫が担当しています。また、主題歌は「ババちゃまたちは伝えます」で、作詞は海老名香葉子、作曲は田中和音が手がけています。
支援金の使い道と出演者のメッセージ
集まった支援金は、以下の用途に使用される予定です。
用途 | 金額 |
---|---|
翻訳費(各言語) | ¥250,000 |
字幕作成費(各言語) | ¥200,000 |
編集費(各言語) | ¥400,000 |
国際映画祭への出品費用 | ¥600,000 |
出演者からは、以下のようなコメントが寄せられています。
- 塙宣之(ナイツ):「このような作品に出演するのは初めてでしたが、とても考えさせられました。こういった事実があった事を忘れてはいけないと思いました。」
- 柴田理恵(ワハハ本舗):「戦争は愚かです。未来ある人の命を奪い、絆を断ち切り、心を歪めしかも悲惨な結末を迎えるまで、取り憑かれたように続けてしまう。戦争は絶対に起こしてはならない愚かな行為です。」
映画「ぼくは風船爆弾」海外版製作委員会の概要
映画「ぼくは風船爆弾」海外版製作委員会は、委員長の城之内景子を中心に構成されています。城之内景子は映画プロデューサーとして活動しており、女性の地位向上と平和を目指して国際的な活動を行っています。彼女は、過去に茨城県取手市議会議長を務めた経験もあります。
ファミリーアーツは、俳優・タレントマネジメントや映画製作を行う企業で、設立は2012年6月です。東京都豊島区に本社を構え、演劇・映画製作、映像制作など多岐にわたる事業を展開しています。
まとめ
映画「ぼくは風船爆弾(仮)」の海外版製作に向けたクラウドファンディングは、戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるための重要なプロジェクトです。目標金額は400万円で、リターンには様々な特典が用意されています。支援金は翻訳や字幕制作、国際映画祭への出品費用に使用される予定です。
この映画を通じて、次世代を担う若者たちに平和のメッセージが届くことを期待しています。詳しい情報は、クラウドファンディングサイト「For Good」にて確認できます。
項目 | 詳細 |
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プロジェクト名 | 実写&アニメ映画「ぼくは風船爆弾(仮)」を世界に届けて平和の大切さを伝えたい |
実施期間 | 2024年12月28日(土)~2025年2月14日(金) |
目標金額 | 4,000,000円 |
返礼品 | グッズ、サイン入り台本、試写会ご招待、エンドロールクレジット記載など |
参考リンク: