戦後80年を迎える2025年、日本青年会議所が平和意識を高めるプロジェクトを開始
ベストカレンダー編集部
2025年2月20日 13:15
戦後80年プロジェクト
開催期間:2月1日〜8月31日
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日本青年会議所が戦後80年プロジェクトを始動
公益社団法人日本青年会議所(以下「日本JC」)は、2025年に戦後80年を迎えるにあたり、戦争の歴史と現状を再認識し、平和に対する意識を高めるための事業を展開することを発表しました。このプロジェクトは、私たちが享受している平穏な環境が当たり前ではないことを理解し、個々が世界の平和に対して主体的な意識を持つことを目的としています。
このプロジェクトの第1弾として、株式会社秋田書店と漫画家・魚乃目三太氏とのコラボレーションにより、「日本各地の80年前の物語発掘プロジェクト」が実施されます。この取り組みは、戦時体験者が減少し、歴史を伝える博物館が閉館する中で、埋もれた80年前の歴史を未来に残すために漫画としてアーカイブ化するものです。
「日本各地の80年前の物語発掘プロジェクト」について
このプロジェクトでは、日本各地から80年前の戦争時の体験談やエピソードを募集し、当時の状況を理解できるストーリーを漫画として描きます。選ばれたエピソードは、魚乃目三太氏の漫画『戦争めし』の一部として『ヤンチャンWeb』に掲載される予定です。
ストーリーの募集期間は2025年2月1日(土)から8月31日(日)までで、応募者は以下のテーマに基づいて体験談を提出することが求められます。
- テーマ①:戦時中の食事に関するエピソード
- テーマ②:戦時中の生活や人々の支え合いに関するエピソード
応募者は、5W1H(いつ、どこで、だれが、なにをしたか、なぜ、どのように、どんなことがあったか)を考慮し、詳細な情報を記載することが求められます。
応募方法と募集要項
応募方法は、以下のGoogleフォームに必要事項を記入して提出する形になります。具体的には、氏名、年齢、住所、電話番号、ペンネーム、そして各テーマに対するエピソードを記載します。
応募フォームのリンクは以下の通りです:
また、当選者には日本JC平和共育推進委員会から連絡が行われます。
『戦争めし』とは
漫画家・魚乃目三太氏による『戦争めし』は、戦時中の食事をテーマにした漫画で、戦中の激動の時代における食事や戦場でのエピソードを描いています。この作品は、ほんわかとした温かみのあるオムニバス形式の短編物語として、多くの読者に愛されています。
『戦争めし』は、2015年から『ヤングチャンピオン』と『ヤングチャンピオン烈』で同時連載され、2016年以降は『ヤングチャンピオン烈』で連載が続いています。2018年には、NHK BSプレミアムでテレビドラマ化され、大きな話題を呼びました。
プロジェクトの意義と今後の展開
日本JCが取り組むこのプロジェクトは、戦争の歴史を学び、平和の重要性を理解するための重要な活動です。第1弾の「日本各地の80年前の物語発掘プロジェクト」に続き、第2弾では小学生から大学生を対象にした教育プログラム「対話で繋ごう平和のピース」が2025年5月から7月にかけて全国10か所で開催されます。
さらに、第3弾では2025年7月に広島で「グローバルピースサミット」が実施される予定であり、第4弾としてパラオでのフィールドワークも計画されています。これらの活動はすべて、日本JCの公式ホームページで随時発信される予定です。
プロジェクトの要点まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト名 | 戦後80年プロジェクト第1弾 |
実施団体 | 公益社団法人日本青年会議所 |
募集期間 | 2025年2月1日(土)から8月31日(日)まで |
テーマ | 戦時中の食事、戦時中の生活 |
応募方法 | Googleフォームによる応募 |
掲載媒体 | ヤンチャンWeb |
今後の展開 | 対話で繋ごう平和のピース、グローバルピースサミット、フィールドワーク |
このプロジェクトを通じて、戦争の歴史を知り、次世代に平和の大切さを伝えていくことが期待されています。日本JCの活動は、未来の平和を築くための重要な一歩となるでしょう。
参考リンク: