映画『事実無根』5月10日から東京で上映開始!京都の日常を映し出す話題作

映画『事実無根』東京上映

開催日:5月10日

映画『事実無根』ってどんな内容なの?
『事実無根』は、「事実無根の罪」と「家族の問題」をテーマに、京都の喫茶店を舞台にした父娘の物語です。
映画『事実無根』はどこで観られるの?
『事実無根』は2025年3月20日まで京都シネマで、2025年5月10日からは新宿K’s cinemaで上映されます。

京都の日常を映し出す映画『事実無根』が東京進出

京都府は2025年3月11日、映画『事実無根』が京都シネマでの続映と東京進出が決定したと発表しました。この映画は、京都府の「KYOTO CMEX」の一環として行われる「京都映画企画市」において、令和3年度ファイナリストとなった柳裕章監督による作品です。

『事実無根』は、いつ誰に降りかかるかもしれない「事実無根の罪」と、どこの家にも潜んでいる「家族の問題」をテーマにしています。物語は、京都に実在する一軒のユニークな喫茶店を舞台に、複雑に絡み合う父娘の姿を描いています。

この映画は、9つの国際映画祭で13の賞を獲得し、さらに8つの映画祭でオフィシャルセレクションに選出されるなど、その評価は高まっています。

映画『事実無根』の上映情報

『事実無根』は、令和7年2月21日(金)から京都シネマで上映が開始され、当初は3月6日(木)までの予定でしたが、盛況により3月20日(木・祝)までの続映が決定しました。また、5月10日(土)からは新宿K’s cinemaでの上映も決まっています。

この映画の成功は、京都の文化や日常を温かく映し出すことにあります。観客は、映画を通じて京都の魅力を再発見することができるでしょう。

京都映画企画市の概要

京都映画企画市は、若手映画・映像制作者を対象とした時代劇・歴史劇ジャンルの映画企画コンテストです。2011年から開始され、これまで495企画が出品され、そのうち15企画のパイロット版(短編)の制作を支援しています。

この企画の主な目的は、京もの・時代ものの映像クリエイターの発掘・育成です。書類審査やプレゼンテーションを通じて優秀な映画企画が選ばれ、次世代の映画製作を支えることを目指しています。

主な応募者の紹介

  • 蔦 哲一朗監督 – 平成28年度ファイナリスト・優秀映画企画受賞(出品企画:「黒の牛」)
  • 安田 淳一監督 – 平成29年度ファイナリスト(出品企画:「侍タイムスリッパ―」)

蔦監督の作品は2026年に全国順次公開予定であり、安田監督の作品は2024年8月17日に劇場公開され、全国300館以上で上映されることが決まっています。

柳裕章監督のコメント

柳裕章監督は、2021年に第13回企画市に参加した際の経験について語っています。残念ながら当時の企画は通りませんでしたが、ファイナリストとしてプレゼンテーションを行う機会を得たことが、映画製作に対する真剣な姿勢を育むきっかけとなりました。

彼は、自身の手で作品を生み出すことの重要性を再認識し、2年後に映画『事実無根』を制作するに至りました。この作品には、現代劇としての要素と、太秦での時代劇経験を活かした企画が盛り込まれています。

監督は、京都での生活が彼に与えた影響を強調し、人との付き合いや丁寧な仕事、関西弁の柔らかさなど、京都の魅力を感じながら映画を撮ることに強い思いを抱いています。

映画『事実無根』の魅力

『事実無根』は、観光都市としての京都だけでなく、監督が愛する京都の姿を映し出しています。映画を通じて、観客は京都の新たな一面を発見し、その魅力を感じることができるでしょう。

監督の願いは、京都の皆様にこの作品をぜひ観ていただくことです。映画が持つ力を通じて、京都の文化や日常がより多くの人々に伝わることを期待しています。

項目 詳細
映画タイトル 事実無根
監督 柳裕章
上映開始日 令和7年2月21日(金)
京都シネマ続映日 3月20日(木・祝)まで
東京上映開始日 5月10日(土)
映画企画市開始年 2011年
出品企画数 495企画

この記事では、映画『事実無根』の上映情報や京都映画企画市の概要、柳裕章監督のコメントなどを紹介しました。映画を通じて京都の魅力がより多くの人々に伝わることを期待しています。