4月1日からスタート!40代を支援する「FROM40育英基金」設立の意義
ベストカレンダー編集部
2025年4月1日 13:23
FROM40育英基金設立
開催日:4月1日

一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会が「FROM40育英基金」を設立
2025年4月1日、一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会(以下、JIGA)は、働く40代のビジネスパーソンを対象にした「FROM40育英基金」を設立することを発表しました。この育英基金は、リカレント教育を通じて、豊かな人生を実現することを目的としています。
このプロジェクトは、April Dream Projectの一環として、夢を発信する日である4月1日に、シニア人材マネジメントの重要性を広く認識してもらうことを目指しています。JIGAの代表理事である崎山みゆき氏は、40代のビジネスパーソンが学びを通じて自己成長し、キャリアを再構築することの重要性を強調しています。
「FROM40育英基金」の概要
「FROM40育英基金」は、以下の三つの原資を基に運営されます:
- 当協会の事業収益
- 企業からの寄付金
- 全省庁からの助成金
この基金の特徴として、借入れに対する利息は、留年や退学をしなければ発生しない点が挙げられます。また、返済は大学または大学院卒業後3年以内に行うことが求められます。この制度により、経済的な負担を軽減しつつ、学びを続けることが可能となります。
育英基金設立の背景
日本では、リカレント教育の取り組みが先進国の中でも低い水準にあります。OECDの調査によると、日本の25歳以上の大学・大学院への入学者割合は、平均26.0%に対し、わずか13.2%に留まっています。このことは、日本人のリカレント教育に対する関心の低さや、経済的なゆとりのなさが原因とされています。
JIGAは、この問題を解決するために、特に40代に焦点を当てた育英基金の設立を決定しました。対象者を40代に絞った理由は以下の通りです:
- 教育や住宅費などの経済的負担が大きい
- 親の介護などで自分の時間が削られる前である
- 記憶力や体力が低下する老化現象が出る前である
これらの理由から、40代のビジネスパーソンがリカレント教育に取り組むことが、豊かな高齢社会を実現するために不可欠であると考えられています。
育英基金の期待される効果
育英基金の設立により、JIGAは以下のような効果を期待しています:
- シニア世代の能力開発を促進すること
- ミドル世代の再教育を通じて豊かな知識経験を育むこと
- 国力の向上につながるリカレント教育の成果を生み出すこと
特に、リカレント教育は、経済的な基盤を強化し、個人のキャリアを再構築するための重要な手段です。JIGAは、全国の企業からの寄付が初月から集まり始めたことを受けて、育英基金の運営がよりスムーズに進むことを期待しています。
今後の展望
JIGAは、育英基金が超高齢社会において持続可能な企業を一社でも増やすことを目指しています。この活動が、シニア世代の能力を最大限に引き出し、社会全体の活性化に寄与することが期待されています。
また、4月1日を夢を発信する日として位置づけることにより、より多くの人々に夢を持つことの重要性を伝えていく方針です。JIGAは、一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会として、この夢の実現に向けて全力を尽くします。
まとめ
今回のプレスリリースを通じて、一般社団法人日本産業ジェロントロジー協会が設立した「FROM40育英基金」についての情報をお伝えしました。以下に、主要な情報を整理した表を示します。
項目 | 詳細 |
---|---|
基金名 | FROM40育英基金 |
対象者 | 40代のビジネスパーソン |
原資 | 事業収益、企業寄付金、助成金 |
返済条件 | 卒業後3年以内、留年・退学時は利息なし |
設立目的 | リカレント教育による能力開発 |
このように、JIGAの取り組みは、40代のビジネスパーソンにとって、学びの機会を提供し、豊かな社会を形成するための重要なステップとなります。今後の活動に注目が集まります。
参考リンク: