京都 蔦屋書店で4月17日から開催!佐藤幸恵と佐瀬梓の二人展「Traces of scenes」
ベストカレンダー編集部
2025年4月4日 10:38
二人展開催
開催期間:4月17日〜6月1日

京都 蔦屋書店で開催される二人展「Traces of scenes」
京都市下京区に位置する京都 蔦屋書店では、2025年4月17日(木)から6月1日(日)までの期間、ガラス作家・佐藤幸恵と金工作家・佐瀬梓による二人展「Traces of scenes」が開催されます。会場は6階のアートスクエアで、入場は無料です。この展覧会では、両作家の独自の視点から生まれた作品が展示され、訪れる人々に新たな感覚を提供します。

アーティスト紹介
本展に参加するアーティスト、佐藤幸恵と佐瀬梓のプロフィールと作品について詳しく見ていきましょう。

佐藤幸恵
佐藤幸恵は福島県出身で、現在は東京都に拠点を置いています。筑波大学で芸術を学び、2011年には富山ガラス造形研究所を卒業しました。彼女の作品は、ガラスを主な素材とし、木、石、針金、化石、木の実など、多様な素材を組み合わせて制作されています。
代表作である《気色(ケシキ)/ Scene》シリーズは、「気配」を抽象化した立体作品であり、近年では土器や化石の欠片を使った《残片》シリーズに取り組んでいます。これらの作品は、他の物に触発されて作り上げられるもので、過去の形との対話を通じて新たな作品世界を展開しています。

佐瀬梓
佐瀬梓は1994年に千葉県で生まれ、東京藝術大学で鍛金を学びました。彼女の作品は、金属を叩いて造形する鍛金技法を用いており、シンプルでありながら日常に寄り添う温かみのある作品が特徴です。
特に《Ichirin》は、一輪の花をテーマにしており、暮らしに彩りを添える存在を目指しています。また、もう一つの作品《もっけのこ》は「まだ何ものでもない、ただただ無垢なもののけの子」というテーマで制作され、穏やかな日々に寄り添う存在としての役割を果たしています。

展示内容と作品の魅力
展示される作品は、素材の異なる二人の作家が共演することで、優しい雰囲気や凛とした佇まいを醸し出しています。佐藤の作品は、触れることで新たな感覚を生み出し、佐瀬の作品は日常に寄り添うことで、観る者に温かさを提供します。
以下は、展示される作品の一部です:
- 佐藤幸恵の作品
・《気色(ケシキ)/ Scene》
素材:ガラス、針金、金属部品、木
サイズ:H280×W270×D60mm
制作年:2025 - 佐瀬梓の作品
・《もっけのこ》
素材:銅、焼付け仕上げ
サイズ:H65×W100×D70mm
制作年:2024
両作家が持つ独自の視点や技法は、観る人々に新たな発見を促し、アートの楽しさを再認識させることでしょう。

販売について
展示作品は、会期初日の2025年4月17日(木)10:00より販売が開始されます。また、一部の作品はアートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でも、4月21日(月)13:00から6月1日(日)18:00の期間に販売される予定です。
なお、プレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了する可能性もあるため、興味のある方は早めの確認が推奨されます。
京都 蔦屋書店の概要
京都 蔦屋書店は、京都髙島屋S.C.内の5階、6階に位置し、アートと文化が融合する空間を提供しています。約6万冊の書籍や、日常のアートピースとなる文具・工芸品を取り扱い、アートスペースでは現代アート作品も展示されています。
また、SHARE LOUNGEではカフェやイベントスペースとしても利用でき、居心地の良い空間を提供しています。営業時間は10:00〜20:00で、最終日のみ18:00閉場となります。
まとめ
今回の二人展「Traces of scenes」では、佐藤幸恵と佐瀬梓の作品を通じて、異なる素材と技法が生み出す新たなアートの世界を体験することができます。両作家の作品は、観る者に多くの感動と発見をもたらし、アートの魅力を再確認させることでしょう。
イベント名 | 開催期間 | 会場 | 入場料 |
---|---|---|---|
Traces of scenes | 2025年4月17日(木)~6月1日(日) | 京都 蔦屋書店 6F アートスクエア | 無料 |
このように、アートの楽しみ方や新たな視点を提供する本展は、アートファンにとって見逃せない機会となるでしょう。