與真司郎の新エッセイ『人生そんなもん』4月16日発売、カミングアウト後の心境を語る
ベストカレンダー編集部
2025年4月5日 16:46
エッセイ発売
開催日:4月16日

與真司郎のカミングアウトとその影響
與真司郎(あたえしんじろう)さんは、AAAのメンバーとして数多くのファンに支持されてきたアーティストです。彼は2017年から2019年にかけて、4大ドームツアーを開催し、ソロアーティストとしてもアリーナツアーを行うなど、精力的に活動してきました。2023年7月26日、彼は約2000人のファンの前で、自身が同性愛者であることをカミングアウトし、世間に大きなインパクトを与えました。この出来事は、国内外で話題となり、米紙「ニューヨーク・タイムズ」の「2023年世界に影響を与えた人々」にも選出されるなど、多くの注目を集めています。

ノンフィクションエッセイ『人生そんなもん』の発売
2025年4月16日には、與真司郎さんの半生を振り返り、カミングアウト後の心情を赤裸々に明かしたノンフィクションエッセイ『人生そんなもん』が発売されます。この書籍では、カミングアウト前夜と当日の心境が時系列で詳細に語られており、彼の思いや葛藤が伝わってきます。特に、スピーチの内容を何度も修正し、完璧な原稿を作りたいという強い思いが感じられます。

カミングアウト前夜の心境
カミングアウト前夜、與真司郎さんは都内の仮住まいで、関係者と共に原稿の最終調整を行っていました。彼は、「自分の言葉と行動が多くの人にとっての助けとなり、少しでも励ましになってほしい」と強く願いながら、何ヵ月も前から準備を進めてきたことを振り返ります。
その夜、彼は緊張感に包まれ、ストレスを感じていました。何度も書いては消してを繰り返し、たった一言のニュアンスの違いが誤解を生むことを恐れていました。彼は「なんとしてでも100点の原稿を作りたい」と心に誓い、深夜遅くまで作業を続けました。

当日の朝と会場入り
本番当日、與真司郎さんは朝8時に目を覚まし、「やるしかない」と決意を固めました。彼はファンがこの日のためにスケジュールを空けてくれていることを思い、感謝の気持ちを抱きながら会場に向かいました。会場のLINE CUBE SHIBUYAに到着すると、緊張感が漂っていることを感じましたが、彼は明るく振る舞うことで場を和ませようとしました。
リハーサルが始まると、彼は照明の確認を行い、台本を一通り読み返しました。事務所から独立して初のイベントということで、不安やストレスも多かったことを思い出しながら、彼は仲間の存在を心強く感じていました。

カミングアウトの瞬間
ついにカミングアウトの瞬間が訪れました。與真司郎さんは、約2000人のファンの前に立ち、緊張を抱えながらスピーチ原稿を開きました。彼は「ここで今から言うんや……」と心の中でつぶやきながら、言葉を発する準備を整えました。
その瞬間、彼は自らがゲイであることをカミングアウトしました。その一言は、彼にとって非常に重いものであり、長い間抱えてきた思いをようやく伝えることができた瞬間でした。
書籍の詳細と今後の活動
ノンフィクションエッセイ『人生そんなもん』は、以下のような詳細で発売されます:
タイトル | 與真司郎フォトエッセイ 人生そんなもん |
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発行 | 講談社 |
発売日 | 2025年4月16日 |
価格 | 1,980円(税込) |
仕様 | 四六判/160ページ |
ISBN13 | 978-4-06-538728-3 |
この書籍は、與真司郎さんの人生や心の葛藤を深く理解するための貴重な資料となることでしょう。また、彼は現在、ハリウッドで自身の人生を題材にしたドキュメンタリーを制作中であり、今後の活動にも注目が集まります。
與真司郎さんは、2005年にデビューし、AAAのメンバーとして活躍してきました。彼のカミングアウトは、多くの人々に勇気を与えるものであり、今後も彼の活動に期待が寄せられています。