ZOZOが4月末にLYSTを完全子会社化、グローバル成長戦略を加速

LYST完全子会社化

開催日:4月30日

LYST完全子会社化
ZOZOがLYSTを完全子会社化する理由は何?
ZOZOはLYSTを完全子会社化することで、ファッションとテクノロジーの融合を通じてグローバル市場での成長を加速させることを目指しています。
LYSTってどんな会社なの?
LYSTは2010年に設立されたファッションショッピングプラットフォームで、年間利用者数が1.6億人を超え、27,000以上のブランドと提携しています。

ZOZO、LYST LTDの全株式を取得し完全子会社化

ファッションEC「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)は、2025年4月9日に欧米を中心に人気を誇るファッションショッピングプラットフォーム「Lyst」を運営するLYST LTD(本社:イギリス・ロンドン、CEO:Emma McFerran)の全株式を取得し、完全子会社化することを決定しました。この株式取得は、当社が掲げる経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」に基づくものであり、ファッションとテクノロジーの融合を通じて、グローバル市場での成長を加速させることを目指しています。

LYST LTDの概要とその影響

LYSTは2010年に設立され、年間利用者数が1.6億人を超えるファッションショッピングプラットフォーム「Lyst」を展開しています。このサービスは、世界中の27,000以上のラグジュアリー・プレミアムブランドや小売業者と提携しており、優れたアセットライトモデルを採用しています。これにより、LYSTはユーザーに対してシンプルで利便性の高い購入体験を提供し、ブランドの価値観を尊重したサービス展開を行っています。

LYSTのAIレコメンデーション機能は、膨大なファッションデータを活用しており、個々のユーザーに寄り添った体験を提供することで、ファッション業界からの高い信頼を獲得し、事業規模を着実に拡大しています。このような背景から、LYSTの完全子会社化はZOZOにとって戦略的に重要な一歩となります。

ZOZOの海外市場展開と成長戦略

ZOZOは、これまで国内事業で培ったノウハウや独自の技術を基に、海外市場への展開を進めてきました。特に「ZOZOFIT」や「ZOZOMETRY」といったサービス展開を行っており、2023年からは「テクノロジーの収益化」を中長期的な収益拡大方針の一つとして掲げています。これにより、海外の有力なプラットフォーマーに向けて技術ライセンスの提供などにも取り組んでいます。

LYSTの株式取得により、ZOZOグループはより大きな挑戦に向けた環境を整え、グローバル市場でのさらなる成長を目指します。特に、LYSTが掲げる成長戦略を支えつつ、AIを活用した同社サービスのユーザー体験の向上に注力する方針です。

株式取得の具体的な内容と今後の展望

LYSTの全株式取得は、2025年4月末を予定しており、取得後もEmma McFerranがCEOを務め、イギリス・ロンドンを拠点に独立した事業運営を行います。これにより、ZOZOはLYSTの成長を支えつつ、ファッションの楽しさや喜びを追求することが期待されています。

今後もZOZOは、M&Aを通じた海外事業の拡張を視野に入れ、グローバルプレゼンスを高める方針です。さまざまな事業展開を通じて、ファッションの楽しみ方を再定義し、企業理念「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」の実現を目指します。

項目 詳細
企業名 株式会社ZOZO
取得対象 LYST LTD
設立年 2010年
年間利用者数 1.6億人
株式取得予定日 2025年4月末
CEO Emma McFerran

この記事では、ZOZOによるLYSTの完全子会社化に関する詳細をお伝えしました。今後の展開に注目が集まります。