2025年4月10日公開!成婚白書2024年度版で見る婚活市場の最新動向
ベストカレンダー編集部
2025年4月10日 21:43
成婚白書公開
開催日:4月10日

『成婚白書 2024年度版』の発表について
結婚相談所を中心に婚活事業を展開する株式会社IBJは、2024年に成婚した15,374名のデータを分析した『成婚白書 2024年度版』を公開しました。この白書は、日本における婚活市場の最新の動向を示すものであり、特に成婚者の特徴や成婚率に関する重要な情報が含まれています。
日本は現在、人口減少という深刻な課題に直面しています。このような状況下で、IBJは国内最多の成婚を達成しており、そのデータを地域支援に役立てることを目指しています。成婚白書では、婚活市場の動向や成婚率を用いた各要素の検証を行い、結婚を望む人々への支援の参考となることを期待しています。

成婚者の特徴とデータ分析
2024年の成婚者に関する代表的なデータは以下の通りです。
成婚者のタイプ | 男女の年齢 | 在籍日数 | 交際日数 |
---|---|---|---|
初婚 | 女性34歳、男性36歳 | 約9ヶ月 | 約4ヶ月 |
再婚 | 男女ともに初婚者より年齢は高い | 約1ヶ月短縮 | 20日程度短縮 |
初婚者の成婚者は、女性が34歳、男性が36歳であり、在籍期間は約9ヶ月、交際期間は約4ヶ月と非常に短いことがわかります。これは、一般的な平均交際期間が約4.3年であることと比較すると、非常に迅速な意思決定が行われていることを示しています。
再婚者においては、活動日数が約1ヶ月短縮され、交際日数も20日程度短くなっています。これは、再婚者が相手を選ぶ基準が明確になっており、経験による見極め力があるためと考えられます。

年収と年齢の影響
婚活市場において、男性の年収や年齢は成婚を決定する上で重要な要素です。IBJに加盟する結婚相談所の中では、年収600万円以上の男性が全体の約半数を占めており、年収が高い男性ほど成婚率が高い傾向があります。しかし、年齢が上がるにつれてその効果は弱まり、特に40代では年収が高くても成婚率が下がる傾向が見られます。
2024年には、20代において年収500~1,000万円台でも成婚率が50%を超えるなど、年収の影響が緩やかになってきています。男性も年齢を意識して婚活をスタートさせることが、成婚において重要な要素となっています。

都市と地方の成婚率の違い
都市部の男性は、地方の男性よりも成婚率が9.2ポイント高いことが明らかになりました。この理由として、高学歴・高年収の男性が多いことや、女性の都市への転入超過による「女性余り」が挙げられます。都市部では、婚活において有利な条件が整っていることが多いのです。
成婚率の地域差は、婚活を行う上での戦略にも影響を与える可能性があります。都市と地方における成婚者の特徴や傾向を理解することで、より効果的な婚活支援が可能になるでしょう。

成婚白書の目次と内容
『成婚白書 2024年度版』の目次は以下の通りです。
- はじめに
- 成婚者データ分析
- 地域における婚活の傾向
- その他要素と成婚しやすさ
- おわりに
この白書では、IBJが蓄積してきたデータや会員アンケートを基に、婚活プロセス全体の成功要因や課題を明らかにし、婚活業界全体のサービス改善に役立てることを目指しています。特に、地方の結婚支援が「絵に描いた餅」にならないための提言も行われています。

まとめ
『成婚白書 2024年度版』は、婚活市場における最新の動向や成婚者の特徴を詳しく分析した重要な資料です。特に、年収や年齢、地域差など、成婚に影響を与える要素が明確に示されており、婚活を行う上での指針となるでしょう。以下に、本記事で紹介した内容を表にまとめます。
要素 | 初婚者 | 再婚者 |
---|---|---|
男女の年齢 | 女性34歳、男性36歳 | 年齢は高い |
在籍日数 | 約9ヶ月 | 約1ヶ月短縮 |
交際日数 | 約4ヶ月 | 20日程度短縮 |
成婚率の地域差 | 都市部が優位 | 都市部が優位 |
このように、成婚白書は婚活を考える多くの人々にとって、非常に有益な情報を提供しています。婚活を行う際には、これらのデータを参考にし、より良い選択を行うことが重要です。
参考リンク: