TKPが4月24日に味工房スイセンの株式を取得、業務提携で新たな展開へ

味工房スイセン株式取得

開催日:4月24日

味工房スイセン株式取得
TKPとハークスレイの提携って何をするの?
TKPはハークスレイの子会社である味工房スイセンの株を取得し、両社のリソースを活用して事業を拡大します。
味工房スイセンの株式取得はいつ行われるの?
TKPは2025年4月24日付で味工房スイセンの株式を取得し、持分法適用会社とする予定です。

TKPとハークスレイの業務提携について

株式会社ティーケーピー(TKP)は、2025年4月14日付で株式会社ハークスレイとの業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携は、TKPがハークスレイの子会社である株式会社味工房スイセンの株式を取得し、持分法適用会社とすることを含んでいます。具体的には、2025年4月24日付で味工房スイセンの普通株式1,400株を譲り受け、所有割合は35%となります。

この業務提携の背景には、TKPが創業以来、遊休不動産を活用して空間を再生し、総合的な空間サービスを提供してきた実績があります。全国に275の貸会議室や宿泊研修施設を展開し、年間約3万社の顧客に利用されています。TKPは、貸会議室をオフィスバンケットとしても利用できるようにし、目的に応じた最適な会場と料理を提案しています。

TKP、ほっかほっか亭のハークスレイと業務提携 ケータリング事業子会社の株式を取得し、持分法適用会社化へ 画像 2

ハークスレイの企業理念と事業内容

一方、ハークスレイは「わたしの街の台所」というスローガンのもと、地域の皆様に豊かな食生活を提供することを目指しています。主力ブランドである「ほっかほっか亭」は全国展開しており、安全で高品質な商品と心のこもったサービスを提供しています。創業以来、「まごころ」と「おいしさ」を大切にし、地域社会との共生を重視しています。

ハークスレイは、持ち帰り弁当事業を中心に、食を通じて人々の豊かな暮らしに寄与しており、顧客に対して多様なサービスを展開しています。このような背景から、TKPとハークスレイの業務提携は、双方の強みを活かし、さらなる事業発展を目指すものとなっています。

TKP、ほっかほっか亭のハークスレイと業務提携 ケータリング事業子会社の株式を取得し、持分法適用会社化へ 画像 3

業務提携の主な内容と目的

本業務提携では、両社の資源を相互に活用し、以下の取り組みを推進します。

  • 味工房スイセンの事業発展に資する営業施策や販売活動の協業
  • TKP顧客への弁当等のハークスレイグループ製品やサービスの販売施策の検討
  • その他、両社間での企業価値向上に資する施策の検討

これにより、味工房スイセンのさらなる発展を図り、営業施策や販売活動の連携を強化することが期待されています。また、食材の共同仕入れによるコスト最適化や効率化を進めることで、両社の競争力を高めることを目指します。

TKP、ほっかほっか亭のハークスレイと業務提携 ケータリング事業子会社の株式を取得し、持分法適用会社化へ 画像 4

味工房スイセンの株式取得と今後の展望

TKPは、味工房スイセンを持分法適用会社とすることで、TKPの施設における懇親会やパーティー案件において供給の安定化を図ります。味工房スイセンは「おいしさに真心をこめて」というスローガンのもと、仕出し料理事業やケータリング事業、お弁当宅配事業を展開しており、有名ホテル出身のシェフが在籍しています。

これにより、洗練された四季折々の料理とサービスを提供し、食に集う皆様に非日常のひとときを届けることが可能となります。TKPは、オペレーションの効率化や新商品の共同開発を進めることで、さらなる企業価値の向上を図っていく方針です。

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各社の概要

業務提携を行うTKP、ハークスレイ、味工房スイセンの会社概要は以下の通りです。

会社名 代表者 本社所在地 設立 資本金 事業内容
株式会社ティーケーピー 河野 貴輝 東京都新宿区市谷八幡町8番地 TKP市ヶ谷ビル2F 2005年8月15日 163億円 フレキシブルスペース事業、ホテル・宿泊研修事業、イベントプロデュース事業など
株式会社ハークスレイ 青木 達也 大阪市北区鶴野町3番10号 1980年3月 40億円 食料の生産、加工、物流および消費に関わる一連の活動をプロデュース
株式会社味工房スイセン 小石 和馬 東京都品川区西五反田五丁目30番20号 1991年2月1日 1,000万円 ケータリング事業

TKPとハークスレイの業務提携は、双方の強みを活かし、食に関する新たな価値を提供することを目指しています。今後の展開が期待される中、両社は企業価値の向上に向けて取り組んでいくことが重要です。