TKPが4月24日に味工房スイセンの株式を取得、業務提携で新たな展開へ
ベストカレンダー編集部
2025年4月14日 18:46
味工房スイセン株式取得
開催日:4月24日

TKPとハークスレイの業務提携について
株式会社ティーケーピー(TKP)は、2025年4月14日付で株式会社ハークスレイとの業務提携契約を締結したことを発表しました。この提携は、TKPがハークスレイの子会社である株式会社味工房スイセンの株式を取得し、持分法適用会社とすることを含んでいます。具体的には、2025年4月24日付で味工房スイセンの普通株式1,400株を譲り受け、所有割合は35%となります。
この業務提携の背景には、TKPが創業以来、遊休不動産を活用して空間を再生し、総合的な空間サービスを提供してきた実績があります。全国に275の貸会議室や宿泊研修施設を展開し、年間約3万社の顧客に利用されています。TKPは、貸会議室をオフィスバンケットとしても利用できるようにし、目的に応じた最適な会場と料理を提案しています。

ハークスレイの企業理念と事業内容
一方、ハークスレイは「わたしの街の台所」というスローガンのもと、地域の皆様に豊かな食生活を提供することを目指しています。主力ブランドである「ほっかほっか亭」は全国展開しており、安全で高品質な商品と心のこもったサービスを提供しています。創業以来、「まごころ」と「おいしさ」を大切にし、地域社会との共生を重視しています。
ハークスレイは、持ち帰り弁当事業を中心に、食を通じて人々の豊かな暮らしに寄与しており、顧客に対して多様なサービスを展開しています。このような背景から、TKPとハークスレイの業務提携は、双方の強みを活かし、さらなる事業発展を目指すものとなっています。

業務提携の主な内容と目的
本業務提携では、両社の資源を相互に活用し、以下の取り組みを推進します。
- 味工房スイセンの事業発展に資する営業施策や販売活動の協業
- TKP顧客への弁当等のハークスレイグループ製品やサービスの販売施策の検討
- その他、両社間での企業価値向上に資する施策の検討
これにより、味工房スイセンのさらなる発展を図り、営業施策や販売活動の連携を強化することが期待されています。また、食材の共同仕入れによるコスト最適化や効率化を進めることで、両社の競争力を高めることを目指します。

味工房スイセンの株式取得と今後の展望
TKPは、味工房スイセンを持分法適用会社とすることで、TKPの施設における懇親会やパーティー案件において供給の安定化を図ります。味工房スイセンは「おいしさに真心をこめて」というスローガンのもと、仕出し料理事業やケータリング事業、お弁当宅配事業を展開しており、有名ホテル出身のシェフが在籍しています。
これにより、洗練された四季折々の料理とサービスを提供し、食に集う皆様に非日常のひとときを届けることが可能となります。TKPは、オペレーションの効率化や新商品の共同開発を進めることで、さらなる企業価値の向上を図っていく方針です。

各社の概要
業務提携を行うTKP、ハークスレイ、味工房スイセンの会社概要は以下の通りです。
会社名 | 代表者 | 本社所在地 | 設立 | 資本金 | 事業内容 |
---|---|---|---|---|---|
株式会社ティーケーピー | 河野 貴輝 | 東京都新宿区市谷八幡町8番地 TKP市ヶ谷ビル2F | 2005年8月15日 | 163億円 | フレキシブルスペース事業、ホテル・宿泊研修事業、イベントプロデュース事業など |
株式会社ハークスレイ | 青木 達也 | 大阪市北区鶴野町3番10号 | 1980年3月 | 40億円 | 食料の生産、加工、物流および消費に関わる一連の活動をプロデュース |
株式会社味工房スイセン | 小石 和馬 | 東京都品川区西五反田五丁目30番20号 | 1991年2月1日 | 1,000万円 | ケータリング事業 |
TKPとハークスレイの業務提携は、双方の強みを活かし、食に関する新たな価値を提供することを目指しています。今後の展開が期待される中、両社は企業価値の向上に向けて取り組んでいくことが重要です。