若手映画作家の登竜門「ndjc2025」監督募集が4月16日より開始!
ベストカレンダー編集部
2025年4月16日 12:28
ndjc2025監督募集
開催期間:4月16日〜5月26日

「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2025」監督募集開始
映像産業振興機構(VIPO)より、文化庁委託事業「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2025」の監督募集が開始されました。このプロジェクトは、次代を担う若手映画作家の発掘と育成を目的としており、2006年度から運営されています。これまでに多くの注目監督を輩出しており、特に近年では山中瑶子監督や藤田直哉監督などが高い評価を得ています。
「ndjc」は「New Directions in Japanese Cinema」の略称であり、若手映画作家に対する支援を通じて、映像産業の振興を図るものです。プロジェクトは20年目を迎え、これまでに89名の監督が参加し、そのうち4割以上が商業長編映画監督デビューを果たしています。

プロジェクトの目的と内容
本プロジェクトは、若手映画作家に対して以下のような支援を行っています。
- ワークショップを通じた知識や技術の継承
- 製作実地研修による実践的な経験の提供
- 上映活動等の作品発表の場の提供
これにより、参加者は自らの作家性を磨き、今後の活動に必要なスキルを身につけることができます。また、参加監督はプロの映画スタッフからの指導を受けながら短編映画を製作し、完成後には上映会や講評会が実施されます。

カリキュラムと選考方法
ndjcでは、第一線で活躍する多くのプロフェッショナルから学ぶことができるカリキュラムが構築されています。具体的な流れは以下の通りです。
- 応募者の中から一次選考でワークショップ参加者を選出
- ワークショップ参加者は10~15名程度
- ワークショップの成果を基に製作実地研修に進む監督を4名程度決定
- 選出された監督は短編映画を製作
- 完成後に上映会・講評会を実施
参加監督の選定は、有識者による選考委員が行い、厳正な審査を経て決定されます。

応募要項とスケジュール
本年度の応募要件は以下の通りです。
- 35歳未満(2025年3月31日現在)であること
- 過去に商業長編映画の経験がないこと
- 自身が監督を務めた映像制作の実績があること
具体的には、以下のいずれかに該当する必要があります。
- 自身が監督した映像作品が映画祭等に入選し、評価を得た実績がある
- 監督、助監督、CM・MVディレクターいずれかを務めた商業映像作品での実務経験がある
- 映画・映像関連の学校にて優秀な成績を修めた実績がある
応募締切は、応募意思の連絡が5月22日(木)17:00まで、応募書類の提出が5月26日(月)12:00までとなっています。応募は推薦団体を通じて行う必要がありますので、注意が必要です。

オンライン募集説明会
ndjcでは、オンラインでの募集説明会を全2回実施します。日程は以下の通りです。
回数 | 日時 |
---|---|
第1回 | 4月23日(水)18:00から |
第2回 | 5月13日(火)18:00から |
参加方法はZoomを利用し、申込はndjc公式サイトの「募集説明会応募フォーム」から行います。申込締切は第1回が4月22日(火)17:00まで、第2回が5月12日(月)17:00までです。

今後のスケジュールと過去の実績
今後のスケジュールは以下の通りです。
- 監督募集:4月16日(水)~5月26日(月)
- ワークショップ:7月~8月
- 製作実地研修:8月~2026年1月
- 作品発表:2026年2月以降
過去のndjc出身監督には、中野量太監督や和島香太郎監督などがいます。彼らの作品は多くの映画祭で評価され、商業映画としても公開されています。
まとめ
「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2025」は、若手映画監督を目指す方にとって貴重な機会を提供するプロジェクトです。応募要件やスケジュールを確認し、興味がある方はぜひ参加を検討してみてください。
項目 | 詳細 |
---|---|
応募要件 | 35歳未満、商業長編映画の経験なし、映像制作の実績 |
応募締切 | 5月22日(応募意思)、5月26日(書類提出) |
オンライン説明会 | 第1回:4月23日、第2回:5月13日 |
今後のスケジュール | 監督募集:4月16日~5月26日、ワークショップ:7月~8月、作品発表:2026年2月以降 |
公式サイトや関連リンクを通じて、さらに詳細な情報を確認することが可能です。若手映画作家の育成に関心のある方は、ぜひご覧ください。
参考リンク: