山菜の日 (記念日 3月31日)

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春の訪れを告げる山菜。山形県西川町にある山菜料理の名所「出羽屋」が制定した「山菜の日」は、春の息吹を感じさせる特別な日です。この日は、山菜の魅力を再発見し、その美味しさや多様な楽しみ方を知る絶好の機会ですね。

山菜の日の由来と意義

「山菜の日」の制定背景

山菜の日は、山形県西村山郡西川町の山菜料理店「出羽屋」によって制定されました。3月の最終日を選んだのは、「春ですよ」という合図と、「さん(3)さ(3)い(1)」の語呂合わせからです。この日を通じて、多くの人に山菜の美味しい食べ方や保存方法、加工食品について知ってもらうことが目的です。

出羽屋は、山岳信仰で知られる出羽三山を訪れる行者の宿として始まりました。行者に食事とお風呂で身体を休めてもらいたいという想いから、「山のもの」料理、すなわち山菜料理が生まれ、「全国でも珍しい山菜料理の宿」として知られるようになりました。

山菜料理の魅力

山菜料理には、自然環境の中で生きるために培われた食材の保存法や、山菜の鮮度を生かした調理方法があります。出羽屋の山菜料理は、どこか懐かしい田舎らしさを感じさせ、春夏秋冬それぞれの味覚を楽しむことができるのです。

山菜とは、山野に自生し、食用にする植物の総称。通常は栽培されず、自生しているものを採取します。保存法には、乾燥させる「乾物」、食塩に漬ける「塩漬け」、水または塩水で煮る「水煮」などがあります。

山菜の種類とその魅力

山菜の多様性

主な山菜には、アケビ、イタドリ、ギョウジャニンニク、セリ、ゼンマイ、タケノコ、タラの芽、つくし、フキ、ミツバ、山ブドウ、ワラビなどがあります。これらの山菜は、それぞれ独特の風味や食感を持ち、春の訪れを感じさせる食材です。

山菜の名を冠する料理としては、山菜そば、山菜おこわ、山菜ピラフなどがあります。これらの料理は、山菜の独特の風味を生かした日本の伝統的な味わいを提供します。

山菜の楽しみ方

山菜は、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することができます。例えば、山菜おこわにすることで、山菜の風味をおこわのもちもちとした食感と合わせて楽しむことができます。また、山菜そばでは、そばの風味と山菜の味わいが絶妙にマッチし、春の味覚を存分に味わうことができるでしょう。

山菜は、その苦みや灰汁が特徴であり、これらを上手く処理することで、より美味しく楽しむことができます。山菜の苦みや灰汁を取り除く方法を学ぶことは、山菜料理の楽しみの一つです。

山菜の日を楽しむために

山菜の日の過ごし方

山菜の日を迎えたら、ぜひ山菜料理を楽しんでみてください。出羽屋のような山菜料理専門の店を訪れるのも良いですし、自宅で山菜料理に挑戦するのも素敵です。山菜の魅力を再発見し、春の訪れを感じることができるでしょう。

また、山菜採りに挑戦するのもおすすめです。山菜採りは、自然との触れ合いを楽しむことができるだけでなく、採った山菜を使って料理をすることで、より一層山菜の魅力を感じることができます。