「金色の風」の日 (記念日 5月29日)

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岩手県の誇るブランド米「金色の風」の魅力

「金色の風」の日とは

皆さんは「金色の風」の日をご存じでしょうか?この記念日は、「いわてのお米ブランド化生産販売戦略推進協議会」によって制定されました。岩手県オリジナルの水稲品種である「金色(こんじき)の風」を広くPRし、消費を拡大することを目的としています。岩手県の豊かな自然が育んだこのお米は、冷めても美味しく、おにぎりや弁当にも最適です。

なぜこの日が選ばれたのかというと、日付の「こん(5)じ(2)き(9)」という語呂合わせから来ています。実にユニークな発想ですね。2023年(令和5年)には、一般社団法人・日本記念日協会により正式に認定・登録され、岩手県の新たな名物として注目されています。

「金色の風」の生産には、岩手県だけでなく、様々な関係機関が協力しています。岩手県農業協同組合中央会や全国農業協同組合連合会岩手県本部など、米の生産から流通、販売に至るまで、多くの団体がこのプロジェクトに関わっているのです。

このような地域全体で支え合う姿は、日本の地方創生の良い例とも言えますね。私たち消費者も、こうした地域ブランドを支援する意識を持つことが大切だと感じます。

「金色の風」の特徴

「金色の風」は、2000種もの系統から選び抜かれたおいしい遺伝子を持つお米です。食味検査を何度も繰り返し、最高の味を追求して生まれた究極のお米と言えるでしょう。岩手県南地区でのみ栽培が許されるこのお米は、県内で最も美味しいお米が採れる地域の特権です。

その味わいは、柔らかながらも軽いかみごたえと粘りのバランスが絶妙。口の中に広がる甘みと余韻が長く残るのは、米の表面を覆う糖度とおねば(保水膜)のおかげです。これまでのお米とは一線を画す食感を楽しむことができます。

私がこのお米を初めて味わった時の感動は今も忘れられません。まさに「金色の風」という名前の通り、口の中に金色の風が吹き抜けるような新鮮な驚きでした。

岩手県の美しい自然と農家の方々の情熱が生んだ「金色の風」。その価値を知る人々が増えることを願いながら、私もこのお米の魅力を伝え続けたいと思います。

関連する記念日として

「金色の風」の日に関連して、岩手県オリジナル水稲品種「銀河のしずく」の記念日があります。4月29日を「し(4)ず(2)く(9)」の語呂合わせから『「銀河のしずく」の日』と定めているのです。これもまた、地域の特産品を広めるためのユニークな試みです。

日本各地には、こうした地域固有の記念日が存在します。それぞれの地域が独自の文化や特産品を大切にしながら、新たな価値を創造しているのですね。岩手県のように、他の地域もブランド化を進め、地域経済の活性化に繋げていければと思います。

「金色の風」の日は、岩手県の農業を支える重要な日でありながら、まだ多くの人には知られていないかもしれません。しかし、こうして一つ一つの記念日を大切にすることで、地域の魅力が全国に広がっていくことでしょう。

私たちにできることは、これらの記念日を知り、それを広めること。そして何より、美味しい「金色の風」を味わい、岩手県の素晴らしさを感じ取ることです。これからも、このような素敵な記念日が増えていくことを期待しています。