ひとみの日 (記念日 1月3日)
- 虹彩の調節速度
- 約0.2秒で瞳孔径が変化
- 瞳孔の最大径
- 暗所で最大約6〜7mm
- 虹彩認証の活用例
- 国境管理・国民ID(インド12億人)
- 日本の装用者数
- コンタクト装用者 約1,500〜1,800万人
- 命名の由来
- ラテン語「iris(虹の女神)」から江戸時代に訳出
目の中心で光を取り込む瞳孔を囲むリング状の薄い膜、それが虹彩(こうさい)です。虹彩はカメラの絞りと同じ役割を担い、明るい場所では瞳孔を絞って光の量を制限し、暗い場所では瞳孔を最大6〜7mmまで広げて光を取り込みます。この調節は0.2秒という速さで行われ、自律神経が支配する平滑筋によって無意識に制御されています。さらに虹彩にはメラニン色素が含まれており、その量が目の色を決めます。紫外線の強い地域では色素が多く蓄積して黒・茶色に、日照の少ない北欧では色素が薄くなってグレーや青になります。「虹彩」という日本語名は江戸時代、杉田玄白の弟子がラテン語の「iris(虹の女神)」を翻訳して名付けたものです。
虹彩の最大の特徴は、その紋様が指紋と同じく人によって異なる点です。
生後1〜2年で形成された後はほぼ変化しないため、本人確認の精度が非常に高く、虹彩認証技術として広く応用されています。左右の目でも紋様が異なり、その組み合わせは事実上無限です。NECや富士通などが開発を進める虹彩認証システムは、国境管理や核施設への入退室管理など厳格なセキュリティが求められる場所で実績を積んできました。近年はインドの国民ID制度「アーダール」が12億人以上の虹彩データを登録し、社会保障サービスへのアクセスに活用しています。スマートフォンへの搭載も進み、2017年前後には複数のメーカーが虹彩認証機能を搭載したモデルを発売しました。一方、日本では虹彩認証対応機器のコストが高いこともあり、指紋・顔認証ほどには一般家庭へ普及していないのが現状です。
コンタクトレンズは虹彩の直上に装用するため、その管理も重要です。日本のコンタクトレンズ装用者は約1,500〜1,800万人に上り、世界第2位の市場規模を誇ります。不適切な使用は角膜炎や虹彩炎の原因になることから、眼科医による定期検診が推奨されています。
1月3日のカレンダー情報
1月の二十四節気・雑節
- 小寒(しょうかん) 1月5日(月)
- 大寒(だいかん) 1月20日(火)
- 冬の土用(どよう) 1月17日(土)