家庭菜園初心者必見!7月に植えるおすすめ野菜
ベストカレンダー編集部
2024年06月28日 10時48分
7月に植える野菜
7月は梅雨が明けて気温が高くなるため、家庭菜園に挑戦するには絶好の時期です。特に初心者におすすめの野菜をいくつか紹介します。これらの野菜はプランターでも栽培可能なので、庭がない方でも楽しめます。
長ネギ(根深ネギ・白ネギ)
長ネギは大きく分けて白い茎の部分を食べる「根深ネギ」と、緑色の葉も食べられる「葉ネギ」に分かれます。7月に苗を植え、数回に分けて土寄せを行うことで白い部分を長く育てます。初心者には苗から育てるのがおすすめです。
栽培ポイント:
- 苗の植え付け時期: 7月ごろ
- 収穫時期: 11〜2月ごろ
- 土壌: pH6.0〜6.5の弱酸性を好む
- 肥料: 完熟堆肥を1カ月前に施す
長ネギは水はけの良い場所を好むため、粘土質の土や水はけの悪い場所では畝を高くし、堆肥やもみ殻くん炭などを入れて排水性を良くします。また、霜に当たると甘くなるため、収穫は霜が降りるまで待つと良いでしょう。
つるありインゲン
インゲンにはつるなし種とつるあり種がありますが、夏の時期にはつるあり種が適しています。支柱を立ててネットを張ることで、つるを誘引し、風通しを良くして栽培します。
栽培ポイント:
- 種まき時期: 7月ごろ
- 収穫時期: 9月下旬〜11月ごろ
- 土壌: pH6.0〜6.5の弱酸性を好む
- 肥料: 完熟堆肥を1カ月前に施す
インゲンはサヤが大きくなりすぎると実が硬くなり、株の寿命が短くなるため、若いサヤを早めに収穫するのがコツです。プランターでも栽培可能ですが、風通しの良い場所に設置することが重要です。
ホームタマネギ
ホームタマネギは小さいタマネギを乾燥貯蔵しておいたものをそのまま植え付けるため、苗や種から育てるよりも早く確実に育ちます。
栽培ポイント:
- 植え付け時期: 7月中旬〜9月ごろ
- 収穫時期: 11〜1月ごろ
- 土壌: 水はけの良い土壌を好む
- 肥料: 完熟堆肥をしっかりと施す
タマネギは葉が倒れて枯れたら収穫可能です。晴れた日に収穫すると貯蔵性が高まります。プランターでも栽培可能ですが、土が乾燥しやすいので水切れには注意が必要です。
スイスチャード(フダンソウ)
スイスチャードは夏の暑さに強く、夏場に種まきできる貴重な葉物野菜です。カラフルな葉が特徴で、観賞用としても人気があります。
栽培ポイント:
- 種まき時期: 4〜10月ごろ
- 収穫時期: 7〜1月ごろ
- 土壌: pH6.0〜7.0を好む
- 肥料: 完熟堆肥を施す
スイスチャードは発芽しにくいことがあるため、一晩水につけてから種まきすると良いです。葉が15〜20センチほどの大きさになったら収穫可能で、外葉を一枚一枚ハサミで切って収穫します。プランターでも栽培可能で、少しずつ時期をずらして種まきすると長期間収穫を楽しめます。
コマツナ
コマツナは基本的には秋や春に栽培する野菜ですが、暑さに強い品種を選べば夏にも栽培ができます。
栽培ポイント:
- 種まき時期: 3〜10月
- 収穫時期: 5〜12月
- 土壌: 肥えていない畑でも成長しやすい
- 肥料: 堆肥を2〜3週間前に施す
コマツナは1センチほどの深さの溝を掘り、1センチ間隔で筋まきします。夏時期は土が乾燥しやすいので、種まき後に寒冷紗を被せて日差しを和らげると良いです。プランターでも栽培可能で、風通しを良くするために間引きを早めに行います。
土の乾燥に注意
7月中旬から下旬以降は梅雨が明けて気温も高くなり、土が乾燥しやすい季節になります。土が乾燥すると野菜が生育するための水分が不足するだけでなく、栄養を土からうまく吸収できなくなります。ワラや雑草、ビニールフィルムなどでマルチングを行い、土の乾燥を防ぎましょう。雨が降らない場合は水やりも必要ですが、気温の高い昼間に水をやると逆効果になることがあるため、朝か夕方に行うのが良いです。
7月に植える野菜は、気温の高い時期に適応できる品種を選び、適切な土壌管理と水やりを行うことで、家庭菜園を成功させることができます。初心者でも比較的簡単に育てられる野菜を選び、楽しみながら栽培を続けてみてください。
参考リンク: