楽天ポイント運用の基本と始め方をわかりやすく解説

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楽天ポイント運用って何?
楽天ポイント運用は、貯めた楽天スーパーポイントを使って疑似的な投資体験ができるサービスです。証券口座不要で、ポイントのまま運用可能です。
ポイント運用とポイント投資の違いは?
ポイント運用はポイントを使って運用するだけで、実際の金融商品は購入しません。一方、ポイント投資はポイントで金融商品を買い、現金化が可能です。

楽天ポイント運用とは?

楽天ポイント運用は、楽天が提供するサービスで、貯めた楽天スーパーポイントを使って疑似的な投資体験を行うことができるプログラムです。ユーザーは、ポイントを「アクティブコース」または「バランスコース」のいずれかに運用することができ、実際の投資信託の基準価額に連動してポイントが増減します。このサービスは、証券口座を持っていないユーザーでも利用できるため、投資初心者にとって非常に手軽です。

楽天ポイント運用は、2018年10月に正式に開始され、以来、多くの楽天会員がこのサービスを利用しています。ポイント運用の開始により、ユーザーはポイントを使ってより多くの体験を得ることができるようになりました。

ポイント運用とポイント投資の違い

「ポイント運用」と「ポイント投資」は似たような名称ですが、実際には異なるサービスです。

  • ポイント運用: ポイントを使って、実際の金融商品を購入することなく運用することができます。ポイントのまま運用し、基準価額の変動に応じてポイントが増減します。
  • ポイント投資: ポイントを使用して金融商品を購入することができ、売却時には現金が手に入ります。証券口座が必要で、より本格的な投資が求められます。

楽天ポイント運用のコース

楽天ポイント運用には、主に2つのコースがあります。

コース名 特徴
アクティブコース 日々の動きが大きく、積極的な運用を目指す。基準価額の値動きに連動。
バランスコース 日々の動きが小さく、安定的な運用を目指す。債券重視型の基準価額に連動。

これらのコースは、ユーザーのリスク許容度や運用スタイルに応じて選ぶことができます。

楽天ポイント運用のメリットとデメリット

楽天ポイント運用には、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット

  • 元手0円で始められる: 貯めたポイントをそのまま運用に回せるため、初期投資が不要です。
  • 証券口座が不要: 投資信託を購入するための証券口座は必要なく、手軽に利用できる点が魅力です。
  • 精神的な負担が少ない: 資金がポイントであるため、現金投資よりも心の負担が少なく、リスクを感じにくいです。

デメリット

  • 元本保証がない: 運用したポイントが必ず増えるわけではなく、減少する可能性もあります。
  • 運用ポイントの制限: 通常ポイントのみが運用対象で、期間限定ポイントは使用できません。
  • 運用結果が不安定: 市場の動きに影響を受けるため、運用結果が予測できないことがあります。

実際の運用体験

実際に楽天ポイント運用を3ヶ月間行った結果、アクティブコースではマイナス1.8%、バランスコースでは若干のマイナスとなりました。運用したポイントは、アクティブコースに2600ポイント、バランスコースに2000ポイントを追加しましたが、結果としては期待通りにはいきませんでした。

このように、運用の結果は市場によって大きく左右されるため、慎重に運用する必要があります。

リスクを抑えたい場合の選択肢

リスクが不安な方には「ポイント利息」というサービスもあります。これは、ポイントを一定期間預けることで、所定の利率に応じてポイントを増やすことができるサービスです。利率は年0.108%(月0.009%)で、リスクを負わずにポイントを増やすことができます。

まとめ

楽天ポイント運用は、ポイントを使って手軽に投資体験ができるサービスです。初心者でも簡単に始められ、リスクを抑えながら運用することが可能です。ポイントを貯めるだけでなく、増やす方法として楽天ポイント運用を活用することは、今後の資産形成に役立つでしょう。興味のある方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。