仙台市とスケッターが2024年10月25日に協定締結、介護の新時代へ
ベストカレンダー編集部
2024年10月26日 13:36
仙台市とスケッター協定
開催日:10月25日
仙台市と「スケッター」が協定締結
2024年10月25日、株式会社プラスロボが運営する有償ボランティアのマッチングプラットフォーム「スケッター」と宮城県仙台市が連携協定を締結しました。この協定は、介護・福祉領域に特化した新しい「互助インフラ」の構築を目指すものです。
「スケッター」は、2019年にリリースされた「すきま時間のお手伝い」プラットフォームであり、地域住民が福祉を支えることを目的としています。特に、未経験者や資格のない方でも自分のできること(身体介助以外)を通じて福祉に関われる点が最大の特徴です。
協定による新たな取り組み
今回の協定により、仙台市は市内の介護事業所に対して「スケッター」のトライアル利用を促進します。この取り組みは、地域の福祉への関与を促すことを目的としており、市民に対しても「スケッター活動」(介護事業所への有償ボランティア活動)を広く呼びかける方針です。
「スケッター」の登録者は約6000人にのぼり、そのうち7割近くがこれまで介護福祉領域に関わったことのない異業種の方々です。このように、あらゆる業界からの関係人口を増やし続けていることが、このプラットフォームの大きな特徴です。
幅広い世代の地域人材の活用
「スケッター」では、学生や10〜30代の若者だけでなく、60〜70代のアクティブシニアも活躍しています。これにより、幅広い世代が地域の福祉に関与できる仕組みが整っています。特に「関心はあるけど、関わるきっかけや手段がなかった」という潜在的な関心層を惹きつけることに成功しています。
このような多様な人材の関与は、地域の福祉を支えるための新しい形を生み出すことが期待されています。具体的には、以下のような人材が「スケッター」に登録しています:
- 学生(10〜30代)
- アクティブシニア(60〜70代)
- 異業種からの参入者
「スケッター」の特徴と今後の展望
「スケッター」は、地域の福祉を支えるためのプラットフォームとして、さまざまな特徴を持っています。主な特徴は以下の通りです:
- 1. 有償ボランティアのマッチング
- 地域住民が自分のスキルを活かし、介護事業所での有償ボランティア活動を行うことができる。
- 2. 未経験者の参加促進
- 資格を持たない人でも、身体介助以外のサポートを通じて福祉に関わることができる。
- 3. 多様な人材の活用
- 異業種や幅広い世代からの参加があり、地域の福祉を多角的に支える。
この協定を通じて、仙台市は「スケッター」の活用を進め、地域の福祉向上に寄与することが期待されています。具体的な活動としては、介護事業所でのトライアル利用や市民への広報活動が行われる予定です。
まとめ
今回の仙台市と「スケッター」の協定締結は、地域の福祉を支える新しい「互助インフラ」の構築を目指す重要な一歩です。具体的な取り組みや特徴を以下の表にまとめました。
項目 | 内容 |
---|---|
協定締結日 | 2024年10月25日 |
運営会社 | 株式会社プラスロボ |
登録者数 | 約6000人 |
未経験者割合 | 約70% |
対象世代 | 学生からアクティブシニアまで幅広い |
このように、仙台市と「スケッター」の協定は、地域の福祉を支えるための新しい形を生み出すことが期待されます。地域住民が自分のスキルを活かし、福祉に貢献できる機会が増えることで、より豊かな地域社会の実現が進むことでしょう。
参考リンク: