2024年11月11日から始まる腸活弁当プロジェクトで腸内環境改善を目指す

腸活弁当プロジェクト開始

開催期間:11月11日〜12月20日

腸活弁当プロジェクト開始
腸活弁当プロジェクトって何するの?
腸活弁当プロジェクトでは、食物繊維豊富な弁当を摂取し、腸内細菌叢への影響を科学的に検証する研究を行います。
腸活弁当はどんな効果があるの?
腸活弁当は、食物繊維を豊富に含み、腸内環境を改善し健康維持や疾患予防に役立つと期待されています。
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腸活をもっと日常に!「腸活弁当プロジェクト」を開始

2024年11月12日、株式会社プリメディカと摂南大学は、腸内環境改善を目的とした共同研究「腸内細菌叢改善効果を有する腸活メニューに関する研究」を開始することを発表しました。この研究は、日常的に取り組みやすい「腸活」を推進するために、一食を食物繊維豊富な「腸活弁当」に置き換えることによる腸内細菌叢への影響を検証するものです。

腸内細菌叢は腸に生息する細菌の集合体であり、健康維持や疾患予防に重要な役割を果たしています。しかし、日常生活で継続的に食物繊維を摂取することは難しい場合が多く、腸活を日々の生活に取り入れるには一定のハードルが存在します。そこで、食物繊維が豊富な「腸活弁当」を一食に取り入れることで、無理のない腸活を提案し、健康維持に繋げることを目指しています。

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研究の概要と実施内容

本研究は、以下の要点に基づいて実施されます。

  • 研究名:腸内細菌叢改善効果を有する腸活メニューに関する研究
  • 研究承認番号:2024-019
  • 実施期間:2024年11月11日~12月20日(6週間)
  • 参加者数:50名
  • 内容:食物繊維が豊富に含まれた12種類の腸活弁当を提供し、週5日、6週間摂取。
  • 腸活弁当の摂取前後に腸内細菌叢を測定:腸内フローラ検査サービス「Flora Scan(R)」を活用。

具体的な腸活メニューの一例としては、雑穀ご飯、鮭と厚揚げの南蛮漬け、揚げない大学芋などがあり、白米には「グアー豆食物繊維」が混ぜられています。これにより、食物繊維の摂取を促進し、腸内環境の改善を図ります。

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腸活弁当の配布と科学的エビデンスの提供

本研究では、日常に取り入れやすい腸活を目指し、一食のみを置き換える形で無理のない腸活を提案しています。平日週5日、計6週間の間に12種類のお弁当メニューを提供し、参加者はこの腸活弁当を摂取することになります。さらに、腸活弁当の摂取前後には腸内フローラ検査サービス「Flora Scan(R)」を活用し、腸内細菌叢を解析します。

このようにして、腸活弁当を摂取したことによる腸内細菌叢への影響を科学的に検証し、エビデンスを提供することを目指しています。

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専門家のコメントと今後の展望

本研究に関するコメントを、摂南大学の井上亮教授と織田奈央子助教からいただきました。

井上亮教授
「腸活というと、三食きっちり考えて、発酵食品も沢山食べて...という取り組みをイメージして、自分には無理だと諦める方が一定数おられます。今回の研究を通じて、一食を意識するだけの腸活でも効果があることが証明できれば、腸活のハードルを少し下げることができるのではと期待しています。」
織田奈央子助教
「腸活弁当の開発では、日常に取り入れやすく、不足しがちな食物繊維をより多く摂取できるようなレシピ開発を心がけました。多くの方にとって無理のない腸活が生活の一部となることを願っています。」

今後の展望としては、本研究の結果を基に、エビデンスに基づいた腸活メニューを提供するため、食品関連企業と協力し、社会に広く「日常に取り入れやすい腸活」を提案していく考えです。腸内環境改善効果が確認されたレシピやメニューを活用し、健康寿命の延伸に貢献することを目指しています。

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腸内フローラ検査サービス「Flora Scan(R)」について

Flora Scan(フローラスキャン)は、京都府立医科大学、摂南大学、プリメディカの三者共同研究の成果を社会実装した腸内フローラ検査サービスです。このサービスでは、特許取得済みの腸内環境評価システムを用いて、日本人特有の腸内フローラタイプを5つに分類し、疾患との関連性や菌の多様性を評価します。

2022年7月には、腸内フローラ検査サービスとして全国初めてふるさと納税返礼品として大阪府枚方市に採用されるなど、注目を集めています。また、腸内細菌叢研究の一連の取り組みは、産学連携による優れた研究・開発手法として「第5回日本オープンイノベーション大賞」や「2023年度グッドデザイン賞」を受賞しました。

まとめ

本記事では、株式会社プリメディカと摂南大学が共同で実施する「腸活弁当プロジェクト」について詳しく紹介しました。この研究は、食物繊維豊富な腸活弁当を日常に取り入れることで、腸内環境の改善を目指しています。以下に、プロジェクトの要点をまとめます。

項目 内容
研究名 腸内細菌叢改善効果を有する腸活メニューに関する研究
実施期間 2024年11月11日~12月20日(6週間)
参加者数 50名
腸活弁当の提供 12種類の食物繊維豊富な弁当を週5日提供
腸内フローラ検査 Flora Scan(R)を用いて腸内細菌叢を解析

このように、腸活弁当プロジェクトは、日常生活に無理なく腸活を取り入れるための新たな試みとして注目されています。今後の研究成果に期待が寄せられます。