隈研吾デザインのサステナブルツリー、11月19日から銀座で展示開始

隈研吾クリスマスツリー展示

開催期間:11月19日〜12月26日

隈研吾クリスマスツリー展示
隈研吾氏デザインのクリスマスツリーってどんな特徴があるの?
隈研吾氏がデザインしたツリーは、サステナブルな素材を使用し、展示後は家具に再利用されることが特徴です。
展示されるクリスマスツリーはどこで見られるの?
東京エディション虎ノ門と東京エディション銀座で、2024年11月19日から12月26日まで展示されます。
【東京エディション虎ノ門・東京エディション銀座】建築家 隈研吾氏による「家具として生まれ変わり永遠を生きるツリー」をお披露目 画像 2

隈研吾氏デザインのサステナブルクリスマスツリーが登場

東京エディション虎ノ門と東京エディション銀座では、著名な建築家・隈研吾氏によるサステナブルなクリスマスツリーがロビーに展示されています。このクリスマスツリーは、それぞれの街の特色を反映したデザインとなっており、展示期間は東京エディション銀座が2024年11月19日(火)から12月25日(水)、東京エディション虎ノ門が2024年11月20日(水)から12月26日(木)までとなっています。

クリスマスシーズンを華やかに彩るこのツリーは、木のユニットを積み上げて作られており、複数の樹種を使用することで森の循環や育成に貢献しています。展示終了後は、隈研吾デザインのカリモク家具制作のテーブルに転用される予定で、クリスマスが終わった後も別の場所で生き続けることになります。

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プロジェクトの背景と理念

隈研吾氏はこのプロジェクトについて、「クリスマスツリーというものをひとつの建築物と考えてデザインしました。ツリー自体に組み立てのストーリーがあり、さらに終わった後も永遠の時間を生きる、そういう意味でこれからの建築物の理想の在り方をクリスマスツリーを通じて実現しました」と述べています。

本プロジェクトは、木材の調達から加工、ツリーと家具の制作を、国内木製家具業界のリーディングメーカーであるカリモク家具が協賛・技術協力を行っています。使用される木材は、ナラ、セン、ホオ、クルミ、イタヤカエデなどが日本の森から調達されています。

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カリモク家具の想い

カリモク家具の取締役、加藤英一郎氏は、「私たちは、それぞれの土地で長い年月をかけて大切に育まれた木材を調達しています。そうした木材を扱う以上、その年月に相応しい、長く愛用してもらえるモノづくりを行うべきだと考えています」と話しています。

彼はまた、イベントで使用した木材を家具として再利用することが、カリモク家具の日頃大切にする想いに通じるとし、ツリーのパーツで構成された多種多様な木材の表情を楽しんでもらいたいと述べています。

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展示内容と販売情報

東京エディション銀座のツリー『木組み』は、銀座の街の特色を生かしたデザインで、木の枝を織り込んだジュエリー・ツリーとして展示されています。使用される木材には、ナラ、セン、ホオ、クルミ、イタヤカエデ、ウォールナットが含まれ、展示期間は2024年11月19日(火)から12月25日(水)までです。

一方、東京エディション虎ノ門のツリー『木漏れ日』は、高い天井のロビー空間に明るい『森』をイメージしたデザインで、切削ロスを最小限に抑えるために、低利用・未利用材を活用しています。展示期間は2024年11月20日(水)から12月26日(木)までです。

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家具販売の詳細

両ホテルで展示されたツリーの木材を再利用して作られる家具は、オンラインで販売されます。各ツリーから作られる世界で一つだけのマスターピースは、サイレントオークションで販売される予定です。販売開始は2024年12月5日(木)からとなり、以下のような家具が予定されています。

ツリー名 家具名 予定販売価格 オークション予定スタート価格
木組み KIGUMI DESK 22万円 88万円
木漏れ日 KOMOREBI TABLE 28万6000円 114万4000円

また、家具販売の収益の一部は、難病と闘う子どもたちの夢を叶えるボランティア団体、公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンに寄付される予定です。

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隈研吾氏とカリモク家具のプロフィール

隈研吾氏は1954年に生まれ、1990年に隈研吾建築都市設計事務所を設立しました。現在、東京大学の特別教授・名誉教授としても活動しており、50を超える国々でプロジェクトが進行中です。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案し、多くの著書も執筆しています。

カリモク家具は、1940年に創業され、愛知県刈谷市で小さな木工所を始めたことに起源があります。高度な機械技術と職人の技を融合させ、「ハイテク&ハイタッチ」という製造コンセプトで成長を遂げ、日本を代表する木製家具メーカーとなりました。

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まとめ

隈研吾氏のデザインによるサステナブルなクリスマスツリーは、東京エディション虎ノ門と東京エディション銀座において展示され、展示後はカリモク家具のテーブルとして生まれ変わります。木材の再利用を通じて、持続可能なモノづくりの理念が具現化されており、収益の一部は公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパンに寄付されることになります。

以下に、今回のプロジェクトの重要なポイントをまとめます。

項目 詳細
展示場所 東京エディション虎ノ門、東京エディション銀座
展示期間 虎ノ門: 11月20日~12月26日
銀座: 11月19日~12月25日
使用木材 ナラ、セン、ホオ、クルミ、イタヤカエデ
家具販売開始日 2024年12月5日
寄付先 公益財団法人メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン

このプロジェクトは、サステナビリティを意識した新しい形のクリスマスツリーの提案であり、今後の持続可能な社会に向けた一歩となることが期待されています。

参考リンク: