匠技研工業が5億円資金調達、2025年1月15日にミートアップ開催

匠技研工業資金調達

開催日:1月15日

匠技研工業資金調達
匠技研工業ってどんな会社?
匠技研工業は、製造サプライヤー企業向けに工場経営DXシステム「匠フォース」を提供するスタートアップ企業です。
「匠フォース」って何ができるの?
「匠フォース」は見積業務から図面管理、原価計算までを一括で管理し、製造業の生産性向上や技術承継を支援します。

匠技研工業がシリーズAラウンドで5億円の資金調達を実施

匠技研工業株式会社は、2024年12月17日09時00分に、製造サプライヤー企業向けに工場経営DXシステム「匠フォース」を提供することを発表しました。この度、第三者割当増資により、総額5億円のシリーズAラウンドの資金調達を実施しました。

この資金調達により、同社の累計調達額は7.7億円(融資含む)となりました。引受先には、ファーストライト・キャピタル、Angel Bridge、アニマルスピリッツ、ジェネシア・ベンチャーズ、静岡キャピタル、個人投資家が参画しています。

次世代の工場経営DXを牽引。匠技研工業がシリーズAラウンドで5億円の資金調達を実施。 画像 2

匠技研工業とは

匠技研工業は、サプライヤー企業に特化した工場経営DXシステム「匠フォース」を開発しているスタートアップ企業です。製造業は日本の基幹産業でありながら、人手不足や技術承継困難といった課題が山積しています。これらの課題を解決するために、ソフトウェアやAIの活用が期待されていますが、中小サプライヤー企業においては、テクノロジーが広く普及していないのが現状です。

匠技研工業は、「フェアで持続可能な、誇れるモノづくりを。」というミッションを掲げ、次世代の工場経営DXを推進する「匠フォース」を提供しています。このシステムは、業務の入口である「見積」を起点に、図面管理から原価計算までをオールインワンで完結させることができ、サプライヤー企業の生産性向上や技術承継、適正取引に貢献しています。

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「匠フォース」の特徴

  • 見積業務の効率化: 各企業独自の原価計算ロジックを反映し、見積作業の効率化と標準化を実現。
  • データ蓄積: 無意識のうちに、各社特有の経営データ・現場データが蓄積され、経営判断に役立つ。
  • 導入実績: 全国各地の中小サプライヤー企業から大手製造業まで、幅広い業種業態での導入が進んでいる。
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シリーズAラウンド資金調達の背景

匠技研工業は、プレシリーズAラウンドから約1年半の間に、見積リードタイムが50%減少し、技術承継が70代から30代へと進展するなどの成功事例を創出しています。これらの成果は、導入企業数の順調な増加にも寄与しています。

今回調達した資金は、製造業特化システム(Vertical SaaS)を起点とした製造業特化AI(Vertical AI)への発展を目指し、「匠フォースAI」の開発に本格的に着手するために活用されます。また、事業、製品、コーポレート各部門における人材採用を強化し、組織体制のさらなる充実を図る方針です。

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引受先からのコメント

ファーストライト・キャピタルのマネージング・パートナーである頼嘉満氏は、匠技研工業の成長を支援できることを嬉しく思うとし、見積業務の属人化や非効率なプロセスの解決に向けた「匠フォース」の有効性を評価しています。

また、Angel Bridgeの河西佑太郎氏は、「匠フォース」が製造業の見積業務の属人化や非効率性に対して革新的な解決策を提供していると述べ、その技術力と経営陣の実行力を高く評価しています。

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匠技研工業の今後の展望

匠技研工業は、今回の資金調達を通じて、より一層の事業拡大を図るとともに、製造業のDXを推進し続ける意向を示しています。特に、工場経営のDX(Digital Transformation)を超えたAI Transformation(AX)の実現を目指し、デジタル資産化された経営データを活用して、飛躍的な生産性の向上を図ります。

同社の代表取締役社長、前田将太氏は、「モノづくりに携わる全ての方々の努力が正当に報われる世界を作るために、挑戦を続けていく」と語っています。

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採用情報とイベント情報

匠技研工業では、シリーズA資金調達に伴い、採用サイトをリニューアルし、「フェアで持続可能な、誇れるモノづくりを。」というミッションに共感する仲間を募集しています。また、ファーストライト・キャピタルと共催で、ミートアップイベントを開催予定です。

イベントの詳細は以下の通りです:

日時 場所 主催
2025年1月15日(水) 19:00〜21:00(予定) 東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル1F 匠技研工業、ファーストライト・キャピタル(共催)
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まとめ

匠技研工業株式会社は、製造サプライヤー企業向けに工場経営DXシステム「匠フォース」を提供し、最近5億円の資金調達を実施しました。これにより、同社はさらなる成長を目指し、製造業特化AIの開発や組織体制の強化を図る方針です。

製造業界の競争力向上を目指す匠技研工業の取り組みは、今後も注目されることでしょう。以下に、今回の内容をまとめました。

項目 内容
会社名 匠技研工業株式会社
資金調達額 5億円
累計調達額 7.7億円
提供サービス 工場経営DXシステム「匠フォース」
ミッション フェアで持続可能な、誇れるモノづくりを。
今後の展望 製造業特化AIの開発、組織体制の強化

匠技研工業の取り組みが、製造業界におけるデジタルトランスフォーメーションを加速させ、持続可能な未来を築くことに貢献することが期待されます。