2025年6月4日開催予定!GAME FUTURE SUMMITで語られる広告マネタイズの未来

GAME FUTURE SUMMIT

開催日:6月4日

GAME FUTURE SUMMIT
ゲームアプリで広告と課金をどう組み合わせてるの?
ゲームアプリでは、課金を主軸としつつ広告を併用することで収益を最大化しています。具体例として、課金売上と広告収益の割合を7:3にする戦略が紹介されています。
SKYFLAGってどんな効果があるの?
SKYFLAGを導入することで、無課金ユーザーの一部が課金ユーザーに転換し、平均課金額が約3倍に増加するなど、収益の向上が報告されています。

ゲームアプリ市場における広告マネタイズの現状と未来

株式会社Skyfallが運営する広告マネタイズプラットフォーム『SKYFLAG』は、2024年6月5日(水)に開催された「GAME FUTURE SUMMIT 2024」において、ゲーム収益を最大化するための課金と広告を併用するハイブリッドマネタイズ戦略についてのセッションを行いました。このイベントは、ゲーム業界のプロデュースとマーケティングに特化したビジネスカンファレンスであり、1,000名以上の参加者が集まりました。

本記事では、セッションの内容をもとに、ゲームアプリ市場における広告マネタイズの重要性や成功事例、今後の展望について詳しく解説します。

【アフターレポート】ゲームアプリ市場における広告マネタイズの過去・現在・未来。グローバル展開するゲームアプリ企業2社をゲストに迎えて「課金×広告」によるハイブリッドマネタイズ戦略を語る 画像 2

国内ゲーム市場におけるマネタイズの実態

セッションでは、GOODROID社の『東京リベンジャーズ ぱずりべ!全国制覇への道』とふんどしパレード社の『君の目的はボクを殺すこと3』を事例として、国内ゲーム市場におけるマネタイズの実態が紹介されました。これらのアプリでは、収益割合が7(課金売上):3(広告収益)であり、課金を主軸にしながらも広告を効果的に活用することで収益を最大化しています。

GOODROID社の小野寺氏は、ゲーム開発の初期段階から広告マネタイズを検討していたことを説明し、過去の成功実績がその判断を後押ししたと述べました。ふんどしパレード社の白石氏も、早期から課金と広告を併用する方針を打ち出し、広告の選定においても慎重なアプローチをとっていることを強調しました。

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動画リワード広告と課金を利用した成功事例

次に、動画リワード広告を活用したハイブリッドマネタイズの成功事例が紹介されました。GOODROID社の小野寺氏は、アプリに広告を導入する際の懸念として、ユーザーエクスペリエンス(UX)の低下や課金収益の減少があることを挙げました。しかし、過去の実績から課金と広告を併用することに問題がないとの判断に至ったと述べました。

また、AppLovin社の島田氏は、日本国内での広告アレルギーの存在を認識しつつも、海外市場では広告マネタイズが一般的であることを指摘しました。最近では、YouTubeやNetflixなどのVODサービスでも広告が増えており、日本でも広告マネタイズが受け入れられつつあると分析しています。

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『SKYFLAG』を利用したハイブリッドマネタイズの成功事例

『SKYFLAG』を導入したふんどしパレード社の白石氏は、リワードマネタイズが課金ユーザーに与える影響について懸念があったものの、導入後の成功事例を挙げました。具体的には、無課金ユーザーの12.44%が課金ユーザーに転換した事例を紹介し、リワードを通じてユーザーの課金意欲を高めることができたと説明しました。

さらに、Skyfall社の細田氏は、『SKYFLAG』を利用したユーザーの平均課金額が約3倍に伸びたことを報告しました。これは、無課金で遊んでいたユーザーが報酬を得ることで、課金ユーザーと同等の体験を得ることができた結果であると考察しています。

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ゲームアプリ市場における広告マネタイズの未来

最後に、ゲームアプリ市場における広告マネタイズの未来についての予測が示されました。GOODROID社の小野寺氏は、動画リワード広告の利用が今後一般的になる可能性を指摘し、ユーザーが広告に触れる機会を増やすことで、収益のハイブリッド化が進むと述べました。

ふんどしパレード社の白石氏は、広告マネタイズが外部要因に影響されやすいことを認識し、新しい施策への挑戦が必要であると強調しました。特に、景気の変動が広告出稿に影響を与えるため、それに対応した柔軟な戦略が求められます。

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まとめ

本記事では、ゲームアプリ市場における広告マネタイズの現状と未来について、セッションの内容を通じて詳しく解説しました。以下に、主要なポイントを表にまとめました。

ポイント 内容
国内ゲーム市場のマネタイズ実態 GOODROID社とふんどしパレード社が課金と広告を併用し、収益を最大化している。
動画リワード広告の成功事例 過去の実績から広告導入への懸念が払拭され、課金収益を維持しつつ広告収益を得ることが可能。
『SKYFLAG』の導入効果 無課金ユーザーが課金ユーザーに転換する事例があり、平均課金額が増加。
広告マネタイズの未来 動画リワード広告の普及が予測され、収益のハイブリッド化が進む可能性がある。

このように、広告マネタイズはゲームアプリの収益を最大化するための重要な手段となっており、今後の展開に注目が集まります。

参考リンク: