看護師向け新蘇生コースNCLS、4月20日に静岡で開催決定!
ベストカレンダー編集部
2025年1月11日 21:51
NCLS静岡開催
開催日:4月20日
新しいBLSコース『NCLS』が静岡で開催決定
関東を中心に多くの参加者からご好評をいただいている新しい救命処置のコース『NCLS(Nursing Cardiac Life Support)』が、2025年4月20日(土)に静岡で開催されることが決定しました。このコースは、看護師の臨床に特化した内容で、ICLSやACLSに代わる新しい蘇生コースとして注目されています。会場はJR静岡駅直結の施設で、開催時間は9:45から17:00までとなっています。
NCLSコースの概要
NCLSコースは、以下の5つのパートから構成されています。
- 蘇生科学
- CPR(心肺蘇生法)
- 呼吸管理
- 初期評価/判断
- 心停止アルゴリズム
このコースでは、シミュレーションをベースにした実践的な学習が行われ、参加者は蘇生科学を核として、救命処置を“お作法”として型を学ぶのではなく、理解し実践することができるようになります。特に、NCLSは看護師が主体となって展開されており、臨床にフィットした内容が特徴です。
NCLSの特徴
NCLSにはいくつかの特筆すべき特徴があります。以下にそのポイントをまとめます。
- 既存のBLS講習に捉われず、アルゴリズムを中心とした薬剤投与まで含む内容
- 気管挿管の介助やエアウェイの留置など、人工呼吸や気道確保手技を習得可能
- 蘇生科学をもとにした蘇生に最短距離で向かうための判断を学ぶ
これらの特徴により、参加者はより実践的なスキルを身につけることができるため、急変時の対応能力が向上します。
オリジナルテキストとオンライン講義
NCLSでは、急変対応のエッセンスを凝縮したオリジナルテキストが使用されます。このテキストには、イラストや動画教材が多く盛り込まれており、視覚的に理解しやすい内容となっています。また、臨床の看護師を取り巻く院内蘇生の問題点についても触れ、実際の現場に即した学びを提供します。
具体的な問題点としては、以下のような点が挙げられます。
- 病院内では二次救命処置が当たり前なのにBLS研修どまり
- 心電図モニターや薬剤などが含まれていないため、対応できないケースが多い
- 医師の指示には従えるが、必要なアルゴリズムを把握していない
- 蘇生スキルは研修後数ヶ月で低下するが、維持に必要な教育環境が不足している
- 指導者が市民向けBLSと看護師に必要な救命処置スキルを混同している
これらの問題に対して、NCLSは実践的な知識と技術を提供することで、看護師の急変対応能力の向上を目指しています。
運営団体と公式情報
NCLSは、急変対応.netとイーエヌアシストの共同運営によって展開されています。代表者はそれぞれ万波大悟氏(急変対応.net)と佐藤元紀氏(イーエヌアシスト)です。彼らは、看護師のための蘇生教育を推進し、より安全な医療環境を実現するための取り組みを行っています。
公式サイトでは、NCLSの詳細情報や申し込み方法が掲載されていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
【NCLS公式HP】https://codeblue.co.jp/ncls/
まとめ
NCLSは、看護師の臨床に特化した新しい蘇生コースであり、急変対応能力を向上させるための実践的な内容が盛り込まれています。静岡での開催は2025年4月20日で、JR静岡駅直結の施設にて行われます。NCLSの特徴や運営団体の情報を以下にまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
コース名 | NCLS(Nursing Cardiac Life Support) |
開催日 | 2025年4月20日 |
開催時間 | 9:45-17:00 |
開催地 | JR静岡駅 直結施設内 |
運営団体 | 急変対応.net、イーエヌアシスト |
公式HP | https://codeblue.co.jp/ncls/ |
NCLSは、看護師が現場で直面する課題に応えるために設計されており、実践的なスキルを身につけることが期待されます。急変対応の重要性を再認識し、看護師としての知識と技術を深める良い機会となるでしょう。
参考リンク: