エイブル白馬五竜とIIMORIスキー場、6月30日に運営統合で新たな未来へ

スキー場運営統合

開催日:6月30日

スキー場運営統合
白馬五竜と白馬五竜IIMORIの運営統合って何が変わるの?
運営が統合されることで、一貫したコンセプトでの運営が可能になり、より充実したスノー体験を提供することが期待されています。
運営統合はいつから始まるの?
運営の統合は2025年6月30日に譲渡実行される予定です。この日から新たな運営体制がスタートします。

スキー場運営の統合に向けた基本合意

2025年1月17日、株式会社五竜(以下、五竜)と株式会社大糸(以下、大糸)は、長野県白馬村に位置するスキー場「エイブル白馬五竜」と「エイブル白馬五竜IIMORI」の運営を統合する基本合意に達しました。この統合は、両スキー場が持続可能かつ時代に合った経営を実現し、地域の観光産業の発展に寄与することを目的としています。

譲渡実行日は2025年6月30日を予定しており、これにより新たな運営体制の下、より充実したスノー体験を提供することが期待されています。

株式会社五竜と株式会社大糸、スキー場「エイブル白馬五竜」と「エイブル白馬五竜IIMORI」の運営を統合することで基本合意 画像 2

運営一元化の背景と目的

白馬村にある「エイブル白馬五竜」と「エイブル白馬五竜IIMORI」は、隣接しコースが接続しているにもかかわらず、別々の会社が運営していました。白馬五竜は、標高1,600mを超える山頂から山麓まで、多様なコースが楽しめるスキー場であり、パウダー、パーク、コブ、圧雪バーンなど、様々なスノーアクティビティが魅力です。

一方、白馬五竜IIMORIは、山麓に位置し比較的易しいコースから成り、ファミリーや初心者に人気のゲレンデです。この両スキー場の運営を一元化することにより、一貫したコンセプトに基づいて運営を行い、両スキー場のさらなる発展を図ります。

現在、白馬エリアでは他のスキー場においても、ゴンドラの新設や架け替えを含む大型投資が行われており、スノー産業全体が転換期を迎えています。インバウンド観光客の増加や気候変動による降雪量の変化、経済状況の影響など、様々な要因がスキー・スノーボード需要に影響を与えています。

このような状況の中で、「スキー場をより良い形で未来に残す」という両社の想いが一致し、運営一元化の判断に至りました。

株式会社五竜と株式会社大糸、スキー場「エイブル白馬五竜」と「エイブル白馬五竜IIMORI」の運営を統合することで基本合意 画像 3

運営体制の詳細と今後の流れ

今回の運営一元化により、譲渡対象となる事業は「エイブル白馬五竜IIMORI」の運営です。具体的な譲渡元は株式会社大糸、譲渡先は株式会社五竜となります。譲渡実行予定日は2025年6月30日です。

今後、両社は従業員や関係各所との丁寧なコミュニケーションを行い、正式な譲渡実行に向けた準備を進めていきます。また、譲渡実行後は迅速に統合プロセスを進め、統合された両スキー場は引き続き、地域に愛されるスノーリゾートを目指します。

運営一元化後も、大糸の代表取締役である太田具英氏はアドバイザーとしてエイブル白馬五竜の運営に関与し、両社が培ってきたスキー場運営のノウハウを活かしながら、質の高いサービスを提供することが期待されています。

株式会社五竜と株式会社大糸、スキー場「エイブル白馬五竜」と「エイブル白馬五竜IIMORI」の運営を統合することで基本合意 画像 4

株式会社五竜と株式会社大糸の概要

株式会社五竜は、長野県北安曇郡白馬村に本社を置き、スキー場や高山植物園の経営を行っています。設立は昭和45年8月で、資本金は1,000万円です。

一方、株式会社大糸は、同じく長野県北安曇郡白馬村に本社を構え、土木事業や観光事業を手掛けています。設立は昭和34年7月で、資本金は2,000万円です。

項目 株式会社五竜 株式会社大糸
所在地 長野県北安曇郡白馬村神城22184-10 長野県北安曇郡白馬村北城1-15
設立 昭和45年8月 昭和34年7月
資本金 1,000万円 2,000万円
事業内容 スキー場・高山植物園の経営 土木事業、観光事業
お問い合わせ先 info@hakubaescal.com info@oito.co.jp

今回の運営統合により、両スキー場は新たな発展を迎えることとなります。両社の協力体制が、地域の観光産業の発展に寄与し、スノーリゾートとしての魅力をさらに高めることが期待されます。