2025年1月24日に発表された参院選比例投票先調査結果、国民民主が自民を逆転
ベストカレンダー編集部
2025年1月24日 09:45
参院選比例投票調査
開催日:1月24日

参院選に関する調査結果の概要
2025年1月23日、紀尾井町戦略研究所株式会社(KSI)が実施したオンライン調査の結果が発表されました。この調査は、全国の18歳以上の男女1,000人を対象に行われ、参院選に向けた有権者の意識や政権運営に対する評価が明らかになりました。
調査は1月14日に実施され、結果は1月24日に召集される第217通常国会に向けた重要なデータとなっています。特に、少数与党である石破内閣の政権運営や、参院選における比例投票先に関する意見が集められました。

政権運営に対する評価
調査結果によると、石破内閣の政権運営について「評価しない」と答えた人は全体の64.2%に達しました。一方、「評価する」または「ある程度評価する」と答えた人は22.8%に留まりました。これにより、石破内閣の政権運営に対する厳しい評価が浮き彫りとなりました。
さらに、野党が内閣に入らず政策ごとに賛否を示すべきだと考える人は64.9%に上り、国民の多くが現状の政治運営に対して不満を抱いていることが示されています。

野党に対する意見
調査では、野党が石破内閣に加わる必要がないと考える人が33.8%と最も多く、次いで国民民主党が26.0%、日本維新の会が15.6%、立憲民主党が12.4%と続きました。この結果は、国民が野党の役割に対してどのように考えているかを示す重要な指標となります。
また、高校無償化に関する賛否は拮抗しており、「賛成」または「どちらかといえば賛成」と答えた人は44.0%である一方、「反対」または「どちらかといえば反対」と答えた人は45.2%でした。このことから、教育政策に対する意見が分かれていることが明らかになりました。

参院選に向けた投票先の傾向
夏の参院選における比例代表の投票先についての調査では、国民民主党が14.3%で首位となり、自民党が13.5%、立憲民主党が8.5%、維新が5.2%と続きました。これは、国民民主党が自民党を逆転したことを示しており、政治情勢の変化を反映しています。
未だ投票先を決めていない人は39.5%、投票に行くつもりはないと答えた人は5.5%でした。国民民主党を支持する層は、年代が低いほど多い傾向が見られ、立憲民主党は60代、70代以上での支持が多かったことも注目される点です。
政党支持率の変化
調査による政党支持率は以下の通りです:
政党名 | 支持率 | 前回比 |
---|---|---|
自民党 | 16.1% | -1.5% |
国民民主党 | 9.6% | +2.0% |
立憲民主党 | 7.1% | +0.2% |
維新 | 4.8% | -1.6% |
れいわ新選組 | 2.1% | -0.4% |
公明党 | 1.4% | -0.6% |
日本共産党 | 1.9% | +0.6% |
支持する政党はない | 51.2% | +0.2% |
この結果は、国民民主党が支持を伸ばしている一方で、自民党の支持率が減少していることを示しています。特に、国民民主党は前回の調査から大きな伸びを見せており、今後の選挙戦において注目される存在となっています。
調査の背景と紀尾井町戦略研究所の役割
紀尾井町戦略研究所株式会社(KSI)は、2017年に設立され、さまざまな政策活動やリスクマネジメントのサポートを行っています。特に、パブリックアフェアーズ領域での総合的なコンサルティングを提供し、社会に貢献することを目指しています。
KSIは、政策提言や調査を通じて新産業に挑戦する企業をサポートし、官公庁オークションや地域支援のサービスも展開しています。これにより、社会のニーズに応じた多様なサービスを提供しています。
調査結果のまとめ
今回の調査結果を以下の表にまとめます:
項目 | 結果 |
---|---|
石破内閣の評価 | 評価しない:64.2% |
野党が内閣に加わる必要がない | 33.8% |
高校無償化の賛否 | 賛成:44.0%、反対:45.2% |
参院選比例投票先 | 国民民主:14.3%、自民:13.5% |
政党支持率 | 自民:16.1%、国民民主:9.6% |
このように、調査結果は日本の政治情勢における重要な指標となっており、今後の選挙戦や政権運営に影響を与える可能性が高いです。紀尾井町戦略研究所は、今後もこのような調査を通じて、政治や経済に関する重要な情報を提供していくことが期待されます。
参考リンク: