岡山大学の長尾幸紀さんが2月25日CVG全国大会へ挑戦、地方創生ビジネスプランで快挙
ベストカレンダー編集部
2025年2月2日 05:51
キャンパスベンチャー中国大会
開催日:2月25日

岡山大学がキャンパスベンチャーグランプリ中国大会での受賞を発表
2025年2月2日、国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は、学生起業家の登竜門として知られる「キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)」の中国大会において、大学院環境生命自然科学研究科の長尾幸紀さんが最優秀賞を受賞したことを発表しました。また、同研究科の岡本健生さん、本多大空さんのグループと髙山凌一郎さんが奨励賞を受賞しました。表彰式は2025年1月22日に広島市中区のリーガロイヤルホテルで行われました。
長尾さんが提案した「サイエンス・ブランディング」という事業は、中小企業の活性化を目指すもので、食品加工や化学などの技術を大学の知見を活用して科学的にわかりやすく表現し、協業や宣伝につなげるアイデアです。この着眼点の良さや将来性が高く評価され、最優秀賞に繋がりました。

表彰式の詳細と受賞者のコメント
表彰式には受賞者13人が出席し、芦谷茂・CVG実行委員長(中国電力会長)から賞状が授与されました。長尾さんは受賞の喜びを語り、「岡山大学発の地方創生手法として考案したビジネスプラン『サイエンス・ブランディング』が多くの方に認められ、最優秀賞を受賞できたことを大変光栄に思います。応援や支援をいただいた関係者の皆さまに心より感謝申し上げます」と述べました。
さらに、「今回の受賞を励みとして、岡山大学発で初めてとなる『ローカル・ゼブラ企業』として起業し、社会に貢献できるよう努めてまいります」と意欲を示しました。長尾さんは、2025年2月25日に大阪で開催されるCVG全国大会に出場する予定です。

キャンパスベンチャーグランプリの概要
キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)は2002年度から開催されており、今回で23回目を迎えます。昨年7月から10月にかけて、中国地方の大学や高専など14校から77件の応募があり、受賞した10件のうち半数は岡山県の学生によるアイデアでした。この大会は、学生が自らのビジネスプランを発表し、評価を受ける貴重な機会を提供しています。
岡山大学では、スタートアップ・ベンチャー創出本部が窓口となり、技術シーズやビジネスプランの事業化に向けたアドバイスや経営相談先の紹介など、起業に関するさまざまな支援を行っています。ベンチャー企業設立に興味を持つ教職員や学生は、気軽に相談することができます。

今後の取り組みと期待される成果
岡山大学は、地域中核・特色ある研究大学として、地域経済の活性化や社会的課題の解決に貢献することを目指しています。長尾さんの受賞は、その取り組みの一環として位置付けられ、今後も多くの学生が起業家として活躍することが期待されています。
また、岡山大学では、地域との連携を強化し、持続可能な開発目標(SDGs)を支援する活動も進めています。これにより、地域社会の持続可能性を考えた研究やビジネスの創出が促進されることが期待されています。
受賞者 | 受賞内容 | ビジネスプラン |
---|---|---|
長尾幸紀 | 最優秀賞 | サイエンス・ブランディング |
岡本健生、本多大空、髙山凌一郎 | 奨励賞 | 未発表 |
このように、岡山大学は学生起業家の育成に力を入れており、今後も多くの受賞者や起業家が誕生することが期待されます。地域とともに成長する岡山大学の取り組みは、学生たちにとっても大きな刺激となるでしょう。
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