カンロ、2025年10月に長野で新グミライン設置を開始、生産能力を5割増強

カンログミライン新設

開催日:10月1日

カンログミライン新設
カンロが新しいグミラインを設置する理由は何?
カンロはグミ市場の急成長に対応するため、生産能力を約5割増強し物流問題にも対応するために新しいグミラインを設置します。
新しいグミラインの生産開始はいつ?
新しいグミラインの生産開始は2027年7月を予定しています。

カンロ株式会社がグミラインを新設

カンロ株式会社は、2025年2月10日に長野県朝日工場において新たにグミラインを設置することを発表しました。カンロ飴やピュレグミなどで知られる同社は、近年のグミ市場の急成長に対応すべく、生産能力を約5割増強する計画です。新設されるグミラインは、現在の2ラインから3ライン体制に移行し、さらには自動倉庫も新設されるため、物流問題にも対応できる体制が整います。

カンロ 朝日工場 グミライン新設のお知らせ 画像 2

新設グミラインの概要

新設されるグミラインに関する詳細は以下の通りです。

  • 所在地:長野県東筑摩郡朝日村大字古見字柳久保2216-1(朝日工場敷地内)
  • 工場面積:延べ面積6,916.75m2
  • 構造:鉄骨造
  • 設備投資額:約130億円
  • 投資内容:増築棟建設、グミライン新設、自動倉庫新設等
  • 着工時期:2025年10月(予定)
  • 竣工時期:2027年3月(予定)
  • 生産開始時期:2027年7月(予定)
カンロ 朝日工場 グミライン新設のお知らせ 画像 3

朝日工場の概要

新設されるグミラインは、カンロ株式会社の朝日工場内に位置します。朝日工場は2010年に開設され、主にグミ製品の生産を行っています。

  • 名称:カンロ株式会社 朝日工場
  • 所在地:長野県東筑摩郡朝日村大字古見字柳久保2216-1
  • 開設年度:2010年
  • 生産品目:グミ

カンロ株式会社の企業情報

カンロ株式会社は、1912年に創業され、東京都新宿区に本社を置いています。代表取締役社長は村田哲也氏です。カンロは、菓子や食品の製造および販売を行っており、上場市場は東証スタンダード市場(証券コード2216)です。

カンロの展開するブランドには、以下のようなものがあります。

  • カンロ飴:社名の由来となった製品で、多くの人に親しまれています。
  • 健康のど飴:菓子食品業界で初ののど飴です。
  • 金のミルク:ミルクフレーバーキャンディ市場で売上No.1ブランド。
  • ピュレグミ:大人向けグミの先駆けであり、グミの売上トップブランド。

企業パーパスとビジョン

カンロは2022年に企業パーパス「Sweeten the Future ~心がひとつぶ、大きくなる。~」を定めました。これは、変化が激しく不確実な時代において、カンロが未来に向けての想いを明確にするものです。

企業ビジョン「Sweetな瞬間を創り続けることで人々と社会に笑顔を。」を掲げ、4つのバリューを基に今後の方向性を示しています。

  1. Sweet な瞬間を創造する
  2. 事業基盤を変革する
  3. 未来へ紡ぐ
  4. 創発的な組織の更なる進化

持続的成長への取り組み

カンロは国内グミ事業を中心に成長を目指し、持続的成長のための事業領域拡大やビジネスモデルの拡張を進めています。これにより、社会課題の解決にも寄与しつつ、企業価値を向上させることを目指しています。

具体的には、以下のような取り組みを行っています。

  • 新たな市場ニーズに応える製品開発
  • 持続可能な製造プロセスの導入
  • 社会貢献活動への積極的な参加

今後の展望

カンロは、今後も「Kanro Vision 2.0」に基づき、企業の成長を図りながら、社会に貢献する企業としての責任を果たしていく方針です。新設されるグミラインは、その一環として重要な役割を果たすと期待されています。

まとめ

カンロ株式会社は、長野県朝日工場において新たにグミラインを設置することを発表しました。これにより、生産能力が約5割増強され、物流問題にも対応できる体制が整います。以下に、今回の発表内容をまとめました。

項目 詳細
所在地 長野県東筑摩郡朝日村大字古見字柳久保2216-1
工場面積 延べ面積6,916.75m2
構造 鉄骨造
設備投資額 約130億円
着工時期 2025年10月(予定)
竣工時期 2027年3月(予定)
生産開始時期 2027年7月(予定)

このように、カンロは積極的な取り組みを通じて、今後の成長と社会貢献を目指していきます。