2025年10月着工予定！CBREがサポートするi-PROの佐賀新工場プロジェクト

CBRE、佐賀県鳥栖エリアに事業会社「i-PRO」の中核工場構築をサポート

シービーアールイー株式会社（以下「CBRE」）は、2025年4月3日に、同社が主導するプロジェクトにおいて、i-PRO株式会社（以下「i-PRO」）の国内製造拠点の設立に関する基本計画を策定したことを発表しました。このプロジェクトでは、閉鎖が発表されたパナソニックコネクト株式会社（以下「パナソニックコネクト」）の佐賀工場の土地および建屋を特別目的会社（SPC）を通じて取得し、賃貸工場として開発する計画が含まれています。

このプロジェクトは、i-PROが国内の中核工場設立を検討する中で、CBREのプロジェクトマネジメント部門（2025年4月1日よりターナー&タウンゼント株式会社と事業統合、以下「PJM」）が基本構想と開発スキームの商談を開始したことから始まりました。2023年1月にスタートしたこのプロジェクトは、生産拠点の要件整理や現地調査を行い、既存工場の改修計画立案および開発スキームを策定することを目指しています。

プロジェクトの詳細

CBREは、パナソニックコネクトの既存工場における余剰スペースの有効活用方法も提案し、投資用不動産を運用するアセットマネジメント部門（以下「AM」）が、既存工場を取得する事業スキームを構築しました。投資家が出資する鳥栖産業施設合同会社（SPC）を通じて、用地および既存建屋を取得し、工場の設計・施工の建設プロセスをPJMがサポートします。

本工場は、鳥栖ICから約8.5㎞、新鳥栖駅から約4.1㎞という交通アクセスに優れた立地にあり、日本国内の中核工場として非常に高いポテンシャルを持つ施設となる見込みです。また、余剰地の活用においても、優れた交通アクセスを活かす方法が検討されています。

プロジェクト概要

CBREのサポート業務

CBREは本プロジェクトにおいて、以下のサポート業務を提供する予定です。

• 用地取得
• プロジェクトマネジメント（基本計画立案・設計施工者選定等）
• アセットマネジメント
• リーシングマネジメント（賃貸仲介）
• 物件売買サポート（売買仲介）

ターナー＆タウンゼントの役割

ターナー＆タウンゼントは、60カ国以上に22,000人以上の従業員を擁するグローバルなプロフェッショナルサービス企業であり、CBREグループが株式の過半数を所有しています。プロジェクトマネジメントチームは、オフィスや商業施設、ホテル、物流施設、生産施設、R&D、データセンターなど、幅広いアセットタイプにおける新築、リノベーション、移転などの計画において、クライアント企業の利益を追求するためにコストや品質、スケジュールをプロアクティブにコントロールしています。

CBREアセットマネジメントは、事業用不動産資産を所有する法人のお客様に対し、不動産投資のライフサイクル全般にわたって助言やサポートを行い、投資不動産から得られる利益の最大化を図ります。これにより、オフィス、物流施設、リテール、ホテル、ヘルスケア施設など、多岐にわたるアセットタイプにおいて、最適な投資運用の実現を支援しています。

CBRE日本法人とグループの概要

CBRE日本法人（シービーアールイー株式会社）は、不動産賃貸・売買仲介サービスをはじめ、アドバイザリー機能やプロパティマネジメント、不動産鑑定評価などの17のサービスラインを全国規模で展開しています。1970年に設立されて以来、半世紀以上にわたって日本における不動産の専門家として、地域に根ざしたサービスを提供してきました。

CBREグループは、ダラスに本社を置く世界最大の事業用不動産サービスおよび投資顧問会社であり、140,000人以上の従業員が100カ国以上でクライアントに幅広いサービスを提供しています。これにより、CBREは不動産売買・賃貸借の取引業務やプロパティマネジメント、ファシリティマネジメント、プロジェクトマネジメントなど、様々なサービスを展開しています。

まとめ

CBREは、i-PROの中核工場設立に関する基本計画を策定し、パナソニックコネクトの佐賀工場の土地および建屋を取得し、賃貸工場として開発するプロジェクトをサポートします。交通アクセスに優れた立地に位置するこの工場は、日本国内の中核工場としてのポテンシャルを有し、CBREとターナー＆タウンゼントの専門知識を活かして、事業会社の研究開発拠点や工場、物流施設の戦略的な不動産取引の機会を創出していくことが期待されています。

このように、CBREは不動産に関するトータルソリューションを提供し、プロジェクトの成功に向けた取り組みを進めています。