2月23日開催！斎宮の歴史と文化を体験できるSAIKU CULTURAL ART NIGHT 2025

「SAIKU CULTURAL ART NIGHT 2025～斎宮夜空の物語～」の概要

三重県明和町で開催される「SAIKU CULTURAL ART NIGHT 2025～斎宮夜空の物語～」は、明和観光商社が主催するイベントです。このイベントは、地域の文化財を活用したインバウンドコンテンツの開発を目的としており、2025年2月23日（日・祝）に「さいくう平安の杜」で行われます。

明和観光商社は、三重県多気郡明和町に本社を置く一般社団法人で、地域の観光地域づくりを推進しています。特に、国史跡である「斎宮跡」を活用し、デジタルアートやプロジェクションマッピングを用いた新しい観光コンテンツの開発に取り組んでいます。

イベントの目的と背景

このイベントは、増加するインバウンド需要や大阪万博の開催を見据え、文化財の高付加価値化を目指しています。文化財の収益化を進め、その利益を保全活動に再投資する体制を整えることが重要です。これにより、地域の文化遺産を次世代に引き継ぎ、地域経済の活性化を図ります。

「SAIKU CULTURAL ART NIGHT 2025」は、平安時代の復元建物である「さいくう平安の杜」の正殿と西脇殿を舞台に、多彩なプログラムを展開します。参加者は、斎宮の歴史と文化を体験することができる内容となっています。

プログラムの詳細

本プログラムでは、正殿と西脇殿で異なる体験が用意されています。

• 正殿でのプログラム
• 18:00〜18:30 剣舞パフォーマンス
• 18:30〜19:00 祭祀舞
• 19:00〜20:00 プロジェクションマッピングとパフォーマーとのコラボレーション
• 西脇殿でのプログラム
• 18:00〜20:00 デジタルインスタレーション展示
• 文化財解説、AR体験の提供

正殿では、斎宮跡の出土品や文化財をモチーフにしたプロジェクションマッピングが行われるほか、剣舞や祭祀舞などの舞台パフォーマンスも行われます。特に、プロジェクションマッピングは約7分間のコンテンツが約1分間のインターミッションを挟んで連続投影され、斎王をイメージしたパフォーマーとのコラボレーションも行われる予定です。

西脇殿では、室内で没入体験ができるデジタルインスタレーションや、斎宮ゆかりの文化財についての解説が展示されます。また、参加者は自分のスマートフォンを使って、AR体験を通じて斎宮ゆかりの文化財をリアルに鑑賞することができます。

アクセスと注意事項

イベント会場である「さいくう平安の杜」へのアクセスは、公共交通機関を利用する場合、近鉄山田線「斎宮」駅から徒歩約5分です。車でのアクセスも可能で、伊勢自動車道「玉城IC」から約20分の距離に位置しています。

駐車場は「さいくう平安の杜」東側に約50台分、または御舘広場に駐車可能です。

来場者には以下の注意事項があります：

• プロジェクションマッピングの撮影に関して、フラッシュ撮影やドローン撮影は禁止されています。
• 混雑時には三脚の使用を控え、周囲の迷惑にならないよう配慮することが求められます。
• スタッフによる撮影や取材に映り込む可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

主催者と協力団体

このイベントは一般社団法人明和観光商社が主催しており、明和町、斎宮歴史博物館、明和町日本遺産活用推進協議会、公益財団法人国史跡斎宮跡保存協会が協力しています。また、企画制作は株式会社一旗が担当しており、文化庁の補助金を受けて実施されます。

明和観光商社は、持続可能な地域づくりに取り組んでおり、観光庁に登録された地域DMO（Destination Management Organization）として、観光資源の効果的な連携を図っています。

このように、「SAIKU CULTURAL ART NIGHT 2025」は、明和町の文化財を活用した新しい観光体験を提供するイベントです。参加者は、斎宮の歴史や文化を深く理解することができ、地域の魅力を再発見する機会となるでしょう。