暮しの手帖が3月25日にリニューアル!新編集長の島﨑奈央が語る新たな魅力
ベストカレンダー編集部
2025年3月26日 05:51
暮しの手帖リニューアル
開催日:3月25日

『暮しの手帖』77年目のリニューアル
株式会社暮しの手帖社(東京都千代田区)は、創刊77年目を迎えた雑誌『暮しの手帖』を、5世紀35号よりリニューアルすることを発表しました。新しい編集長には島﨑奈央(しまざき・なお)が就任し、2025年3月25日より新体制での発行が開始されます。
リニューアルにあたり、誌面のデザインは一新され、より多くの人に手に取ってもらえるように工夫されています。島﨑編集長は、読者の性別や年齢に関係なく「暮らしを愛すること」でつながっているという考えを基に、誌面作りを進めていると述べています。

新編集長の挨拶
島﨑奈央編集長は、リニューアル号の発行に際し、読者への挨拶を行いました。彼女は、創刊当初からの理念を大切にしつつ、現代のニーズに応える内容を目指していることを強調しています。特に、女性誌としての枠を超えた生活総合誌としての位置づけを明確にし、幅広い読者層にアプローチする姿勢を示しています。
「暮しの手帖」は、戦後まもない1948年に創刊され、創業者の大橋鎭子が「戦争が終わったら、女の人をしあわせにする雑誌をつくりたい」との思いから始まりました。この背景を踏まえつつ、島﨑編集長は「男女問わず、生活を楽しむための情報を提供したい」との意向を表明しています。

新号の特集内容
2025年3月25日に発売される『暮しの手帖』5世紀35号では、さまざまな特集記事が掲載される予定です。特に料理に関する記事が充実しており、以下のような内容が紹介されています。
- 「吉春さんの餃子がたべたい」:東京・調布市の人気餃子店「吉春」に皮の作り方を教わり、家庭で作れる餃子のレシピを紹介。
- 「10分間でひとりごはん」:自分のために作る食事の重要性を考えた企画で、短時間でできる料理を提案。
- 「春を楽しむボリュームサラダ」:春野菜と魚介や肉を組み合わせた栄養満点のサラダレシピ。
また、手芸記事としては「花と木の実のコサージュ」の作り方が掲載され、実用的な情報が提供されます。さらに、周囲との会話に悩む方に向けた「楽しく、気楽に、自分らしく 会話のヒント」も注目の内容です。

新連載と今後の展開
『暮しの手帖』では、今後新たにスタートする連載も多数予定されています。これにより、読者にとって興味深い情報を提供し続けることを目指しています。新連載の一部は以下の通りです。
- 「ハレの衣」:市井の方々に「ハレの日」に着る服を見せていただく連載。
- 「住まいをたずねて」:工夫とこだわりが詰まった住まいを紹介。
- 「『趣味』の履歴書」:各界で活躍する方々に趣味についてお話しいただく連載(第1回は映画監督の周防正行さん)。
- 「介護を飛び越える」:老いについて綴る村瀬孝生さんの連載。
- 「ベルリンからの便り」:異国の生活のワンシーンを切り取る写真連載。
- 「新おそうざい十二カ月」:料理人・稲田俊輔さんが旬の食材を使った一汁三菜を紹介。
これらの連載を通じて、読者の暮らしをより豊かにする情報を提供し続けることを目指しています。

書誌情報と関連情報
『暮しの手帖』第5世紀35号は、2025年3月25日(火)に発売され、定価は1100円(税込)です。A4変型判で本文184頁の内容となっています。
また、暮しの手帖社の創業者・大橋鎭子が主人公のモチーフとなったNHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が、2025年5月5日より再放送されることも決定しました。このドラマは、雑誌創刊の背景や激動の昭和を描いています。
さらに、暮しの手帖社のホームページもリニューアルされ、豪華執筆陣によるWEB連載が開始されます。定期購読オンラインストアでは、特典として『暮しの手帖 電子版』サービスもスタートします。
項目 | 内容 |
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リニューアル号発売日 | 2025年3月25日 |
定価 | 1100円(税込) |
ページ数 | 184頁 |
新編集長 | 島﨑奈央 |
主な特集内容 | 料理記事、手芸記事、会話のヒントなど |
新連載 | ハレの衣、住まいをたずねて、趣味の履歴書など |
このように、『暮しの手帖』は新たな体制で、読者に寄り添った情報を提供し続けることを目指しています。リニューアルを機に、より多くの人々にとって有益な雑誌となることが期待されます。
参考リンク: