HUISが浜松市のこども園に端材とハギレ提供開始、4月17日から

端材とハギレ提供開始

開催日:4月17日

端材とハギレ提供開始
HUISってどんなブランドなの?
HUISは静岡県浜松市を拠点に遠州織物を使用したアパレルブランドで、特別な風合いの生地を用いた製品が特徴です。
端材とハギレの提供はいつから始まるの?
2025年4月17日から、浜松市の「きなりこどもえん」に対して提供が開始されます。

遠州織物の洋服生産で生じる端材&ハギレの提供開始

株式会社HUIS(ハウス)は、2025年4月2日より、遠州織物を使用したアパレルブランドとして、浜松市の「きなりこどもえん」に対し、洋服の生産過程で発生する端材とハギレの提供を開始します。この取り組みは、次世代が地域の伝統産業である遠州織物に触れるきっかけを提供することを目的としています。

提供の具体的な日程は、2025年4月17日(木)午前10時に設定されており、HUISのスタッフが直接こどもえんを訪問し、子供たちに端材とハギレを手渡す予定です。この際、遠州織物についての説明も行い、子どもたちがその特別な風合いについて学ぶ機会を提供します。

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端材とハギレの特徴と提供内容

提供される端材とハギレは、洋服の生産過程で生じるものであり、具体的には以下のようなものです:

  • ハギレ:織り上がり見本や染め上げ見本など、製品制作のさまざまな過程で生じる生地の一部。
  • 端材:縫製工場で生地を裁断した後に残る廃棄部分で、一般的には「裁断クズ」とも呼ばれます。

これらの素材は、通常廃棄される運命にあるものですが、HUISはこれを地域の子どもたちに提供することで、持続可能な取り組みを促進し、資源の有効活用を図ります。

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取り組みの背景と目的

HUISでは、年間40,000着以上の製品を生産しており、洋服の生産過程で発生する裁断クズやハギレ生地は通常廃棄物として処理されています。しかし、限りある資源を有効に活用するため、また地域の伝統産業である遠州織物に触れる機会を提供することを目的として、この端材とハギレの提供を決定しました。

「きなりこどもえん」は、2017年に開園したこども園で、遠州織物をテーマにした設計が特徴です。園では、HUISが製作したオリジナル通園バッグが使用されており、子どもたちが地域の文化に触れる機会を持つことができます。今回の取り組みは、園からの要望を受けて実現したもので、子どもたちの工作遊びの材料として活用される予定です。

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HUIS(ハウス)について

HUISは、静岡県浜松市を拠点とし、全ての商品を遠州織物で製作するアパレルブランドです。自社のオンラインストアを中心に、全国に6つのショールームと約70の取扱店を展開しています。特に、旧式のシャトル織機を用いて織られた生地は、特別な風合いと機能性を持ち、全国に多くのファンを抱えています。

HUISは、産地や産業を訴求する製品作りを行い、地域の伝統を大切にしながら、持続可能なファッションの実現を目指しています。また、2024年には『HUIS.の服づくり -遠州発の産地発ブランドがアパレルの常識を変える-』という書籍を出版予定です。

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まとめ

この取り組みは、地域の子どもたちに遠州織物の魅力を伝えるだけでなく、持続可能な社会の実現にも寄与するものです。HUISは、今後も地域のニーズに応じて、他の園や学校への端材とハギレの提供を検討していく方針です。

項目 詳細
提供開始日 2025年4月17日(木)
提供場所 きなりこどもえん(浜松市中央区植松町53-4)
提供内容 端材とハギレの提供、遠州織物についての説明
年間生産量 40,000着以上
HUISの特徴 遠州織物を使用したアパレルブランド、旧式のシャトル織機による製品展開

このように、HUISの取り組みは地域の子どもたちにとって貴重な経験となり、持続可能な社会の実現に向けた一歩となることでしょう。

参考リンク: