カナエが2024年1月より医薬品メーカーのアルミ廃棄物リサイクルを開始

アルミ廃棄物リサイクル開始

開催日:1月1日

アルミ廃棄物リサイクル開始
カナエのアルミリサイクルって何をしてるの?
カナエは医薬品メーカーからのアルミ廃棄物を回収し、協力会社と共にアルミ粒に再生するリサイクルを行っています。
このリサイクルでどんな効果があるの?
従来の焼却処理に比べてCO2を約20%削減し、ボーキサイト製造に比べて約97%のCO2削減が可能です。

アルミ包装材リサイクルの取り組み

株式会社カナエ(本社:大阪市中央区/代表取締役社長:樋高 成憲)は、2024年より自社工場においてアルミニウム廃棄物のマテリアルリサイクルに取り組んでいます。この度、医薬品メーカーから発生するアルミニウム廃棄物の回収を行い、再生利用を進めることを発表しました。具体的には、改版によって生じた在庫品やバリデーション用のテスト品残資材を回収し、協力会社がアルミ粒に再生するマテリアルリサイクルを開始します。

カナエでは、医薬品、化粧品、食品、メディカル、トイレタリーなどの包装材料の販売や受託加工を行っており、特にPTP包装(Press Trough Pack)に高い比率でアルミニウムを使用しています。また、カナエの開発製品である「コスモパック」という包装形態も主力製品の一つで、こちらでもアルミニウムが多く用いられています。

≪包装のカナエSDGs≫アルミ包装材リサイクルの取り組みのご紹介 画像 2

環境負荷の低減を目指す取り組み

アルミニウムの廃棄物は、カナエが関与するサプライチェーンにおいて環境に与える影響が大きいことから、リサイクルを進めることで持続可能な社会の実現を目指しています。工場でのPTP包装加工において発生する空シートや抜きカスについても、アルミニウムとプラスチックに分離してリサイクルを行う取り組みを進めており、これは複数の医薬品メーカーにも拡大しています。

具体的には、PTPシートのマテリアルリサイクル処理に関するニュースリリースが2023年6月1日に発表されており、これに続く形でコスモパックの加工で生じるアルミニウム廃棄物や改版により使用できなくなったアルミフィルムのマテリアルリサイクルを進めることになりました。

CO2削減の実績

この取り組みを通じて、従来の焼却処理と比較して発生するCO2を約20%削減することが可能です。また、アルミニウムを原料のボーキサイトから製造する際に比べると、約97%のCO2削減が実現されます。このように、カナエは環境に配慮した製造プロセスを確立し、持続可能な社会の実現に向けた努力を続けています。

2024年からは、自社内での取り組みを進め、協力会社との連携を強化し、アルミ製品へのマテリアルリサイクル化に成功しました。さらに、医薬品メーカーから排出されるロール品についても回収からリサイクルのスキームを確立し、リサイクルを開始する運びとなりました。

カナエのSDGsへの貢献

カナエは、SDGs(持続可能な開発目標)に取り組む企業として、環境保護やリサイクルの推進を重要な使命としています。リサイクルを通じて、持続可能な社会の実現に寄与することを目指し、今後もこのような活動を推進していく予定です。

このような取り組みは、企業の社会的責任を果たすだけでなく、環境問題への意識を高め、消費者に対しても持続可能な選択肢を提供することにつながります。

まとめ

取り組み内容 詳細
アルミニウム廃棄物のマテリアルリサイクル 医薬品メーカーからの廃棄物回収と再生利用
CO2削減 焼却処理より約20%、ボーキサイトからの製造より約97%削減
SDGsへの貢献 持続可能な社会の実現に向けた活動推進

以上の取り組みを通じて、カナエは環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に向けた努力を続けています。リサイクル活動が進む中で、今後の展開に注目が集まります。

参考リンク: