岐阜プラスチック工業とTOPPANが2025年4月10日から大阪万博でおむつ回収実験開始
ベストカレンダー編集部
2025年4月10日 10:43
おむつ回収実証実験
開催日:4月10日

岐阜プラスチック工業とTOPPANが共同開発した「おむつ回収ボックス」
岐阜プラスチック工業株式会社(本社:岐阜市、社長:大松栄太)は、TOPPAN株式会社(本社:東京都文京区、社長:齋藤昌典)と共同で「テクセル」を利用した「おむつ回収ボックス」を開発しました。この取り組みは、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)でのリサイクル実証実験に向けたものです。
おむつ回収ボックスは、万博会場内の休憩所やトイレなど、11ヶ所に設置される予定です。このボックスは、使用済みの紙おむつを回収し、リサイクルを行うための重要な役割を果たします。

リサイクルの流れとテクセルの特長
TOPPANは回収された使用済み紙おむつをリサイクル工場でパルプとプラスチックに分離します。その後、分離されたプラスチックは、岐阜プラスチック工業が開発した軽量・高強度素材である樹脂製ハニカムパネル「テクセル」に配合されます。このプロセスにより、環境に配慮した製品が生まれます。
テクセルは、熱可塑性樹脂の連続成形技術を用いて作られたハニカム構造体です。以下の特長があります:
- 軽量性:テクセルは非常に軽量で、取り扱いやすさが向上します。
- 高強度:ハニカム構造により、力学的に優れた性能を持っています。
- 環境配慮:リサイクル材を使用することで、持続可能な社会の実現に貢献します。

サーキュラーエコノミーの推進
岐阜プラスチック工業は、近年、企業から排出されるプラスチック材料を再利用する取り組みを強化しています。サーキュラーエコノミーの推進は、企業の社会的責任として重要なテーマとなっており、岐阜プラスチック工業もこの流れを受けて、環境配慮型商品の開発に注力しています。
企業間のコラボレーションも加速しており、再商品化に関する相談が増えています。これにより、より多くの企業が環境に優しい取り組みを進めることができるようになります。

まとめ
岐阜プラスチック工業とTOPPANが共同開発した「おむつ回収ボックス」は、2025年の大阪・関西万博において重要な役割を果たします。リサイクルの流れにおいて、テクセルの活用により、環境への配慮が実現されます。企業のサーキュラーエコノミーへの取り組みは、今後ますます重要になってくるでしょう。
項目 | 詳細 |
---|---|
開発企業 | 岐阜プラスチック工業株式会社、TOPPAN株式会社 |
製品名 | おむつ回収ボックス |
設置場所 | 大阪・関西万博会場内の11ヶ所 |
リサイクルプロセス | 使用済み紙おむつの回収・分離・再利用 |
テクセルの特長 | 軽量・高強度・環境配慮 |
このように、岐阜プラスチック工業とTOPPANの取り組みは、環境に優しい製品の開発のみならず、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。