マヨネーズの日 (記念日 3月1日)
皆さんは「マヨネーズの日」と聞いて、どんなイメージをお持ちでしょうか?私たちの日常に溶け込んだマヨネーズですが、実はこの白くてクリーミーな調味料には、とある特別な日があるのです。
マヨネーズの日とは?
記念日の起源
1925年(大正14年)3月1日、日本で初めてマヨネーズが製造・販売されました。それを記念して、キユーピー株式会社がこの日を「マヨネーズの日」と定めたのです。私たちにとって身近な存在のマヨネーズですが、その歴史を振り返ると、感慨深いものがありますね。
マヨネーズは、その美味しさと栄養価、安心して食べられる点、そして様々な料理に活用できる万能さをアピールするための日として、日本記念日協会によって認定されています。マヨネーズ愛好家としては、このような記念日があることに心から感謝したいですね。
初めて発売されたマヨネーズは瓶詰めで、今と変わらぬキユーピーちゃんがラベルに描かれていました。あのキャラクターの歴史もまた長いのです。
キユーピーちゃんの起源は、なんと1909年(明治42年)にさかのぼります。アメリカのイラストレーター、ローズ・オニールがキューピッドをモチーフにした「キューピー」を発表し、それが日本にもたらされたのです。大正時代にはセルロイド製のキューピー人形が大ヒットし、今日のキユーピー株式会社のロゴにもなっています。
マヨネーズの魅力
マヨネーズの主材料は食用油、酢、そして卵です。日本で最もシェアの高いキユーピーのマヨネーズは、卵黄タイプが主流ですが、世界では全卵を使用したタイプも多く見られます。この違いは、文化的な背景や食の好みが影響しているのかもしれません。
フランス語由来の「Mayonnaise」は当初、肉料理のソースとして使われていましたが、今ではサラダなどの様々な料理に欠かせない調味料です。日本では「マヨ」と略され、英語圏でも「mayo」と呼ばれることが多いですね。私自身も「マヨ」という呼び方に親しみを感じます。
海外のマヨネーズは日本のJAS規格に合わないことが多く、「半固体状ドレッシング」として販売されていることもあります。これは、日本独自の食文化が形成した基準が影響しているのでしょう。
パッケージにも文化の違いが表れています。日本ではソフトチューブが主流ですが、欧米では瓶入りが普及しています。ちなみに、マヨネーズ消費量が世界一多いのはロシアだとか。マヨネーズを巡る世界の事情を知ると、食文化の多様性に改めて気づかされます。
マヨネーズを楽しむ
マヨネーズを使ったレシピは無限大です。サラダにはもちろん、揚げ物やグラタン、さらにはパンに塗っても美味しいですよね。私が特におすすめするのは、マヨネーズを使ったオムライスのトッピングです。こってりとした味わいが、卵のふわふわとした食感を引き立ててくれます。
また、「マヨネーズの日」を機に、新しいマヨネーズの使い方に挑戦してみるのも楽しいですね。例えば、フルーツに少し加えると、意外なハーモニーを楽しめるかもしれません。
さて、マヨネーズの日は、単にマヨネーズを称える日ではありません。私たちの食生活におけるマヨネーズの役割や、それを取り巻く文化を考える機会とも言えるでしょう。あなたにとってマヨネーズはどんな存在ですか?
マヨネーズを通じて、食文化の豊かさや歴史の深さを感じ取っていただけたら幸いです。マヨネーズの日をきっかけに、日本の食文化に新たな発見があるかもしれませんね。